怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

すき焼きのために

2014年01月03日 | ひとびと
東京在住、推定年齢60歳代後半の友人K江さんと話していたら、彼女がこの本のことを話し始めた。

「主人はこの本はウソばかりだといっていますよ。私もそう思います」
え。びっくりした。この夫婦はドイツに住んだことも旅行したことさえない。
私はもちろん「私はドイツに住んでいて、本の内容と同じ事を経験しています」とすぐさま言った。
が、彼女はそんな私の言葉をさえぎり「この本の著者は日本の実情を知らないからですよ」と浪々と本の批判を始めた。
彼女だけでなく、相対する人の話を聴かないで自分だけがべらべらとしゃべり続けるという性格の人は大勢いる。
私は慣れているから大丈夫。この本が「ウソばかり」と言われたところで私の本でもないのだから憤る必要は無い。
しかも、目の前にはご馳走が・・・
  クリックで拡大、ピンボケで少々見苦しい。
去年の帰省時、東京某レストランですき焼きの昼食。彼女にご馳走になったのだ。すき焼き御膳2500円、付け合せに豆腐の刺身(いや、湯葉だったか?)1000円、デザートとコーヒーも約1000円。一人前5000円近くを彼女が支払うのだ。
「この本はウソばかり」と言われても「はい、そうですね」としか言えないではなかろうか?
あまり肉食が好きでない私だけれど、なんてったって約7年ぶりのすき焼き、おいしかった~。

日本にいると、自分の意見を主張しないほうがいいことが多いと思う。
ましてやご馳走になっている分際なら、太鼓持ちのごとく彼らの「少々違うかな」という意見を持ち上げなくてはならない。
あれ?りす、ずるい??
だって、7年ぶりのすき焼きだったんですもの、仕方がない。
ちなみにこのK江さん、収入は当然高い。旦那さんはいくつか別荘を持っていて、以前はよく招かれたものだ。