私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

高尾市の大きな本屋にての巻  台湾釣(ガサ)行記㊼

2017-02-18 08:40:00 | 台湾の魚たち
 2016年12月27日 火曜日

最後の採集が終わり、一路高雄市へ。
初日に泊まったホテルへ到着。
一度泊まっただけなのにすっかり常連客の気分である。
「おっきい本屋行こか。」
「ええよ。」
地下鉄で2駅くらい行ったところにある大きなデパートの17階。

本をめぐってのガサがはじまる。
私たちには「先に手にした方が勝ち」という暗黙の了解がある。
1冊しか置いていないことが多いからである。
お互い数冊の本を「生物学」の棚からチョイスした後であった。
「環境」の棚にあった「我的水中夥伴」という題名が気になり、手にとった。


なんと! 方力行先生の書かれた一般向け「台湾淡水魚類生態学」ではないか!
(後日「我的水中夥伴」は「私の水中のパートナーたち」の意味と判明)
大当たりなのである。
しかも260台湾元と大変お求めやすい値段なのである。
友の顔が少し引きつったのが分かった。

「この本、内容的にあなたの方がふさわしいけえ、ゆずるわ。」
「ええよ。ええよ。先に取ったもん勝ちじゃ。」
何度もヤリトリが続くがお互いゆずらないのである。

少しページをめくる。
台湾島成立の地史がたくさんの図やスケッチで分かりやすくまとめてられとるわ。
水質の悪化や河川圃場工事の影響などもしっかりページをさいとるわ。
店のお姉さんにストックの有無を聞いてみる。
PCですばやく検索し、この1冊しかないことが分かる。

しかたない。
私が買おうじゃないか!
パラパラと読み終えたらいつも世話になっとる友にゆずればすむことじゃ。
カウンターへ向かう。

なんと! 
「今ならさらに20%引き! と、驚きの価格でご紹介しています!」だったのである。
後日調べてみても、台湾の通販よりお求めやすいのである。

今回の釣(ガサ)行で、何度も私に幸運の神様が手を差し伸べてくれていた。
そのピークだったのかもしれない。

あれから何度か友に会ったけれど、いまだにこの本をゆずっていないのである。
今度渡さんとね。もう読んだから。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 脂鮠(タイワンアブラギギ?)は神様の贈... | トップ | 晩飯は再びセルフ大衆食堂で... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

台湾の魚たち」カテゴリの最新記事