私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

Quiz ! この魚は何?

2019-06-22 09:25:00 | 魚全般

2019年6月22日(土)

 

先日、岡山で友が陸からそっとタモを出しただけの横着ガサで採った魚でクイズ。

 

まずは小手調べ。

Q1.この魚は何?

 

 

A1.そう、日淡マニアなら誰でもわかるムギツク。

 体長1cmほどのムギツクの幼魚と答えれば二重丸!

 

Q2.この魚は何?

 

フナ類の稚魚かな?

なんてな人は日淡マニアとしては才能ナシじゃね。

タナゴ釣り愛好家としても意識の低いお方だな。

背ビレと尻ビレの位置関係でフナ類ではないとわかるっしょ!

この位置関係なのはあのグループだよね?

 

 

 

A2.ヤリタナゴの稚魚。

 何ら特徴らしき特徴のないタナゴ類の稚魚のときは、まずヤリタナゴを疑うべし。

 

Q3.この魚は何?

 

もうタナゴ類の稚魚だとお分かりだろうケド・・・

背ビレに黒点があるのは

タイリクバラタナゴ・ニッポンバラタナゴ・カゼトゲタナゴ・スイゲンゼニタナゴ・カネヒラ・・・

さあ、どれだ!

 

 

 

A3.カネヒラの稚魚。

黒点の位置や形で判別できないようでは日淡偏愛マニアにはなれんぞっ!

タナゴ釣りの道だって釣れればいいなんて言ってると道は究められんな。

好きなら好きでドンドンのめり込まないとね。

 

では、最後の問題。

Q4.この魚は何?

 

この画像で正解したそこの君! お見事! 才能アリ!

不正解な人は日淡マニアとしては凡人を授けよう。

 

わかんない人へヒント画像

 

あれっ? ヒガイの仲間かな? にしては体色が変だぞ?

体色ならモツゴ(クチボソ)のオス婚姻色に似てるケド・・・?

なんてな人は、日淡マニアとしてはあと一歩の凡人だね。

 

さて、大チャンス! ヒント画像2匹分をいっぱい載せるね。

 

これでわかんないのなら日淡マニアとしては才能ナシ!

もう俳句やめなさい!(日淡は続けていいよ!)

 

まだわかんない人のためにラストチャンス!

このとき抱卵中のメスの画像。

 

いくらなんでももうお判りかな?

 

 

 

 

A4.繁殖期のゼゼラのオス婚姻色が大正解!

 

用水路の浅い岸辺にメスがじっとしてて

オスたちが次々と争いながらメスに近づき、追いかける。

そんな様子が6月になるとみられるんだな。

採ったり釣ったりするばかりじゃ、愛好家とかマニアとか言えないぞ。

魚が好きなら、まずしっかり観察しないとね。

 

 


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6 コメント

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Unknown (gai6969)
2019-06-22 11:20:09
ごもっともですね!細かな微妙な違いを知るのは大事ですよね。ツイッターですとヤリタナゴとアカヒレタビラを混同する人がよくいる印象です。僕はセビレとひげの長さよく見ろよ!と心の中で突っ込んでますが(笑)
しかし、タナゴ類の稚魚幼魚は特に難しいですし、異属ならまだしも同属種を並べられたらわからなくなりますね~
返信する
gai6969さんへ (私魚人)
2019-06-22 18:24:08
コメントありがとうございます。

何となく3年、いろんなブログを見てきて・・・
もう心の中で突っ込んでばかりじゃいられないなと
最近つくづく思うようになりました。
自然や生き物が好きということを、試行錯誤しつつも一歩踏み込んでいこうと考えてます。

返信する
お知らせとお願い (紅実子)
2019-06-22 19:08:05
記事とは関係がなく、コメントでもない、
お願いというかお知らせというか … を、させていただきます m(__)m

24 日 ( 月 ) 15:08 ~ 16:00 に NHK 総合で
逆転人生 「 世界に誇るクラゲ水族館 閉館危機からの軌跡 」 が再放送されるようです。

以前、私魚人さんが山形県の淡水魚の本を紹介してくださいましたが、
その片方の著者 村上名誉館長と後継者の 奥泉館長の悪戦苦闘の物語です。

水生生物への想いが、私魚人さんと通じるところがあるような気がしました。

広島の方でも放送されるようでしたら、ぜひご覧いただきたいと思い、
お知らせいたします。
返信する
紅実子さんへ (私魚人)
2019-06-22 22:06:16
ご連絡に心から感謝します。

地震でいろいろと不便な時期でしょうに。
あえてご連絡はしないことにしてました。
少し落ち着いてからにしようと。
まずは近隣の方とのさまざまなことが優先だと思ったもので。

さて、逆転人生、もう視ちゃいました。
口はばったいので、人様のことに口を挟もうとは思わないのですが
村上名誉館長さんは、横軸の広い誠実な常識人、
奥泉現館長さんは、縦軸に延びる求道家・研究者というイメージになりました。
どちらが欠けても復活はありえなかったのでしょうね。

私なんかはとてもとても足元にも及びません。

ま、鳥や虫や花のきれいな画像のブログが多いのに
魚のブログの画像は基本適当すぎて、扱いがひどいなと思ってる程度です。

専門家にだけ任せていてもいけないことだと思ってるだけです。

再度、ご連絡ありがとうございました。
もう一度視てみます。
返信する
ありがとうございます (紅実子)
2019-06-23 10:25:02
私魚人さん、ありがとうございます!

視てくださってたんですね。良かった!
無理して再度ご覧にならなくてもいいですからね 

あんなに壮絶なご苦労をなさったのに、
私、村上名誉館長さんの語り調がなんかおかしくて、いつも笑ってしまうんです。
不謹慎ですよね。
地域によって微妙に違うのですが、あれが庄内弁の一つのパターンです。
語尾が 「 のぉ 」 となるのは広島と一緒かもしれませんが、
イントネーションが平坦なんです。

それに、私魚人さんらしいご配慮、ありがとうございました。
日常生活では、まったく不自由もなく平常どおり過ごしております。
大きな余震がない限り大丈夫だと思います。
返信する
紅実子さんへ (私魚人)
2019-06-23 17:08:14
お礼を申し上げるのはこちらです。
本当にご連絡に感謝しています。

なるほど、少しひょうきんに感じる語り口は庄内弁なんですね。
館内展示のメバルだけが増えるのは、館長がメバルばかり釣るから、
というエピソードなんか観てると、結構のんびり屋さんの館長さんかな?
と勝手に思ってました。
もっといろいろ工夫して釣らんかいっ! なんてTVの前で思ってたんですけどね。
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