私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ドロオイムシは誰?

2020-08-28 16:05:40 | ハムシの仲間
2020年8月28日(金)

ドロオイムシと呼ばれてるハムシの幼虫


大きさは泥を含めても5mmほど。

7月31日、小さな滝の水しぶきがかかる山道で数匹見つけた。

よく動く。まちがいない。ドロオイムシだ。


「泥を背負う」という意味で、ドロオイムシと名付けられてるけど
本当は、親と自分の糞をこねくって泥状にして、その中にすんでいる。

有名なのはイネを食草とするイネドロクイムシで、イネクビボソハムシの幼虫なのだが
食草も大きさも全然ちがってて、他のどのクビボソハムシの幼虫なのかわからない。

イネクビボソハムシにしてもイネを食うから、人にとってはやっかいな虫。
「害虫」と呼ばれ、農薬散布され、今や絶滅の危機に瀕してるからね。
人に都合の悪い生き物は全部滅べばいいのかな?と思ったり・・・
でも、作物育ててる農家の方々の生活かかってるよな?と思ったり・・・

コイツの正体がわからないまま「どろをかぶり続けてる」のも困る。

申し訳ないけど、1匹どろを除いてみた。


透明な4mm足らずの幼虫だ。


ツバキに似た葉にだけコイツらへばりついてた。
この葉が食草らしいが、植物の名がてんでわからない。

しかも、近くに親(成虫)がいるはずなのだが、姿が見えない。
体調がすぐれないのだろうか?

周辺を探して探して・・・
ヤブミョウガの葉にじっととまってたのが、コイツ


親はコイツでいいんだろうか?
どろをかぶったこの子は誰なんだろうか?

後日、友と出かけたときはすっかり姿が見えなくなってて
「ほら、『おった!おった!』言うけどな、いつもおらんやんか」と言われるからね。
こうして、1か月遅れの名前不明のままのお披露目。

とりあえず「ドロオイムシsp?」として、葉虫坂48の片隅の№.41においておこう。

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2 コメント

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Unknown (donguriusagi1019)
2020-08-28 17:36:14
すごい!こんな子もいるんですね。
勉強になります。
暴風雨の後などには、洗い流されて泥なしになった、
この透明な姿に出会えたりするのでしょうか?
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Unknown (私魚人)
2020-08-29 11:45:54
日々、調べ調べての付け焼刃です。
生き物たちの妙は本当に見事ですよね。
大雨暴風のときは本当どうなるんでしょう?
殆どは死に絶えてしまうような気がします。
たまたま根元の葉裏などで生き延びた個体だけが次の世代へとつながるのでは?
魚なども洪水後はすっかり数が減ってしまいますから。
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