私魚人図鑑② 定年親父の挑戦:~タナゴ仕掛けで釣った生き物40種達成記念号!~
2016年12月12日 月曜日
という訳で、今回もとりあえず図鑑にして貼り付けてみた。
世間一般の人たちにとってはどうでもいい魚やそんなん知らんでええ生き物たちを紹介していく図鑑②なのである。
今回は、主に「干潟や汽水に生きる魚たち」にスポットライトを当てている。
淡水域もだが、干潟や汽水域は輪をかけてホンマ分からん魚がいっぱいいる。
たっくさんの命が生まれ育つ「ゆりかご」にもなってる。
だから、もっともっと紹介したいのだが、
ま、5mほどの投げ釣りでマゴチを手に入れたという例外も含め、
180cm延べ竿で、胴長なしにオカッパリでウキ釣りというのは、とりあえず限界に近いかも・・・・・・。
あと釣れるとすれば、マコガレイ・イシガレイ・コショウダイ・アサヒアナハゼ・ギンポの仲間たち・ショウキハゼ・・・・・・
まだまだおるがなっ! 稚魚や若魚ばかりだけどね。
稚魚・若魚で思い出したが、最近、釣り番組を見ていてつくづく思うことが2つ。
1つは、単純にリリースについてである。
「まだ小さくてかわいそうだから逃がしてあげましょうね。」という表現がしっくりこないのだ。
漁業資源管理の観点からも自然保護の観点からも
「ちょっとちゃうんとちゃうん?(ややこしいね)」と思うのである。
その魚を減らさないという価値観にもとづけば「立派に育った大きな個体」を逃がしてやらんといけんのんじゃないかなあ!
理屈で言えば「2匹の親から生まれた子が2匹育って大人になる」ことで増えも減りもしない。
人よりもたくさんの卵や子を産む魚の大人になるまでの生存率は当然低い。
あなたが今釣り上げた大きく成長した魚は「たくさんの苦労を乗り越えたかまれに見る幸運だったか」のどちらかで
繁殖させるためには逃がしたほうが良いと思うのである。
逆に言えば、小さな若魚までの段階であれば、乱獲して根こそぎとらん限り持ち帰っても大きな影響はないはずである。
だから逃がすのであれば、こう表現してほしいのだ。
「まだ小さくておいしそうじゃないし、料理もめんどくさそう。だから逃がすね。」と。
私が、小さな幼魚や若魚をよく釣っている支えとなる根拠である。
もう1つは、「キャッチ&リリース」についてである。
さすがにブラックバス釣りの時のリリース(法的に問題はない)は画面から消えつつあるようだが、
マダイ・スズキ・アジ類の時はリリースすることが多いし、アオリイカでは食することが多いと思うのだ。
「キャッチ&リリース」のもともとの理念を確認しておかないと、と思うのである。
ヨーロッパやアメリカで、漁業資源管理と自然保護の観点から生まれた言葉であり、
在来の種を守るためであったことを忘れないでほしいのだ。
国外外来種に当てはめての理念ではないということと、
エギング・アジング・タイラバなどのブームを誰がつくってるのか、とか、
「リリースってカッコイイ」という言葉の裏側を一度よく考えてみてほしいのである。
特にバス釣りの方々とはぜひ仲良くしてほしいので、あえて言うけど、
「リリースせずに始末すればバスたちも安定していつまでも釣れますよ。」なのである。
始末する人を見たことがないのである。
研究者さんたちは、在来種を絶滅に追い込むバスたちを目の敵のように扱う。
釣り好きな人たちは、人による環境破壊が原因で在来種は減っているという。
そんなケンカばかりして「特定外来生物法」というザル法をつくるより、
「互いの利益のために協力しあえばいいじゃないか」と思うのである。
30%ほどのバス釣り師が共感してくれれば十分どちらも生き残っていくと素人考えながら思うのである。
ちなみに私は、「特定外来種は処分」「絶滅危惧種は1尾2尾まで」というルールにしている。
今日はおっさんマジメぢゃね。
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