私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

アカザ クレード2:別種となる日は近そうだ

2020-12-09 10:12:02 | 純淡水魚
2020年12月9日(水)

11月のガサ採集から

アカザ クレード2


にょろにょろと、顔にピントがあわなくて残念!

おとなしくしてるとヒレをしぼめるし・・・


この2つの画像から、体側面に白斑がないことと・ヒレの大きさ・尾ビレの黒縁に注目してほしい。

アカザ クレード1(以前採集した中からほぼ同じ大きさのを比べてみる)


白斑がある・ヒレが小さい・尾ビレに黒縁がない(薄い)

クレード1の分布域が日本国内でかなり広域なのに対して、クレード2は西日本と狭いらしい。
同じ流域に2型とも生息することもあるという。

こりゃあ、明らかに別種として発表される日も近いなあ。

アカザは、水の澄んだ上流域の早瀬に生息していて、開発や森林荒廃・水質悪化・採集圧などで数を減らしてる純淡水魚。

当然ながらも、環境省レッドリスト絶滅危惧の指定種なんだけど、持ち帰る方々もおられたりするからなあ。

2種にわかれることがはっきりした頃に「幻の魚」になんてならないでほしいもんだ。

また、「そんなこと知らんでもええし、どっちでもええわ」なんて言ってる人たちには
身近な、家から散歩できる距離でいいので、自然にちょっぴり関心を持ってみてほしいと思ったりもする。

知られないまま死んでいく、滅んでいくなんてなことが、いつ、どこで起きてもおかしくない時代であればこそ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする