私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

全国一のクワイ産地へ:ふくやまブランド農産地見学ツアー①

2019-11-18 12:26:53 | 植物
2019年11月18日(月)

昨日、『ふくやまブランド農産地見学ツアー』にかみさんと参加。
市の広報で知ったかみさんが申し込み、希望者多数(らしい)の中、抽選であたったのである。

福山城の見える駅北口へ集合


大型バス2台の


1号車に早めに乗り込む。


定刻通り出発。

全員にファイル・しおりなどが入ったバッグが配られる。
目を通しておかねば。
主催者や生産者に失礼だもんな。
ブランド農作物を作ってる苦労も誇りもあるだろうしね。

最初の農産地であるクワイ畑。

福山市がクワイ出荷量で全国一であることや
埋立地の広がる南部地域が有名であることは知ってたケド
新興住宅地になってて、実際にクワイ畑を見たことはなかったので、楽しみ。

バスは南へ南へと走る。
クワイ畑到着!


なんと! いつも釣りへとしょっちゅう通る道のすぐ裏側やっ!

気付かんかったなあ。
いつも『サカナばかり見る会』に参加してたからなあ。
サカナしか見えてなかったんやね。
サカナだろうとサクラだろうと身びいきしたらいかんよ、反省!
(サクラ方面の方も素直に正直に言って謝りなさいっ!)

さてさて、生産者代表さんが説明をしてくださる。


真新しい住宅に囲まれた1反ほどの畑地だそうだ。

泥を機械で掘り起こし


コンテナへと運び入れる作業をしてる2人。


「全国一の出荷量にしては小規模な気がするなあ?」と思いつつ・・・

新芽が広がりはじめたクワイの赤ちゃん発見!


側溝にクワイの若者発見!


肥料をもらい防虫剤を浴びて、すくすく育って


やがて、地中の塊茎に栄養を蓄えるために枯れはじめ


すっかり枯れて


掘り起こされて、洗われて


食材となる部分はクワイのほんの一部だ。


パックに詰められ、市場へ。


今回、生産者さんから市場に出る前の『こつぶちゃん』を1パックずついただきました!
ありがとうございました!

後の部分は再び土へとかき混ぜられる。

さて、質問タイム。

「あの~、クワイの食べ方いろいろ教えてくれませんか?」
おいおいっ! それ、パンフレットに書いてるぞ。


「・・・パンフに書いてるように小さいのはそのままカラアゲ、大きいのはチップスにするとおいしいですよ」
生産者さんはやさしい。

「クワイはいつごろから福山で栽培されはじめたんですか?」
おいおいっ! それもしおりに書いてるぞ。


「1902年に千田町に自生していたクワイを・・・」
これまた生産者さんはやさしい。

せっかく来たんだもの。
一消費者として、クワイ生産での苦労やブランドを守る意地や誇りを聞きたいもんなあ。
この企画の主旨はそこなんじゃないかなあ。

手をあげた。

・後継者がなかなかいなくて、生産者が年々減っていること。
・周囲がどんどん宅地化していって、産地が郊外へと移転していること。
・芽が出る→おめでたい→お節料理に欠かせない作物、安心・安全に配慮しつつ、作り続けたいこと。
・収入はそこそこ良いこと。

などなど、朗々とお話してくださった。
何も知らずに食べてたことを反省した。
あの塊茎のほんの先っぽだけをとる苦労も並大抵じゃなさそうだもんなあ。


ありがとうございました!
作業のご迷惑だったでしょうに。
『こつぶちゃん』さっそくカラアゲにしました。
すっごくおいしかったです!
熱々は、ポテトフライよりはるかにおいしかったです!

生産者さんと交流できるステキな企画をたてた市職員さんたちにも感謝感謝!

さて、続いて広島県一の柿産地へ!
コメント
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