私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

モリアオガエル Zhangixalus arboreus :産卵待機中

2022-09-27 09:39:34 | 爬虫類・両生類
2022年9月27日(火)

モリアオガエル Zhangixalus arboreus

20220529 4~5cmほど

「モリアオガエルの産卵、見に来ませんか?」と、5月下旬に知人からメール
そのメールには、下の2枚の画像が添付されていて
樹上のオスはさておき

20220522
たっぷり抱卵したメスは見たこともなかったから


「行きます! 行きます!」と、夜散歩に同行させてもらった。

私が知る限り、自分の暮らす町でモリアオガエルの生活環が安定してくり返されているのは、この1ヶ所だけ。
だから、ポイントが特定されるような景観は載せないとか
記事も幼生(おたまじゃくし)が変態して山へ帰っていった頃に👇(他の地域を参考にしつつ)
モリアオガエル上陸に出会う!:備北漫遊記②
時期をずらして書くとか、私なりの気配りをしておいて・・・

ごく一部の人だろうけれど、「野生生物を捕獲して販売する人」への手助けにはなりたくない。
かといって、多くの方々に「野生生物へ興味・関心を!」とも思うしね、その辺の匙加減が難しい。

ライトを穏やかに動かして・・・
「いたっ!」オス2匹


「いたっ!」オス1匹


「いたっ!」オス1匹


水面上空にある藪には、すでに卵塊が1つ

ほんの数日前の卵塊みたいで、まだ真白だ。

小1時間ほど観察したけれど、待機中のオスばかり。
メスにはとうとう出会えなかった。
知人は、その数日後の夜明け前に「産卵行動の記録」を達成したらしいけどね。

両生類の仲間は、その多くが人為的な環境変化によって生息地を奪われている。
日本固有種とされる樹上性のモリアオガエルが我が町で繁殖をくり返せていることはかなり奇跡的なことなのだ、と思う。
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ニホンアマガエル Dryophytes japonica の鳴き袋

2022-06-30 13:14:37 | 爬虫類・両生類
2022年6月30日(木)

ニホンアマガエル Dryophytes japonica

20220529

腹部にためた空気で鳴き袋を目一杯膨らませていた。

「いいもの見せるから一緒に行かん?」と、生き物フェチの友人に誘われた夜散歩。
そりゃ、晩酌の酒やつまみなんぞ、とうの昔に切り捨てた私としては最高のおもてなし。
居酒屋に寄ったり飲んだくれたりよりもよほど精神的にいい。

その一つが田んぼで大合唱してたニホンアマガエルたち。
ほんま昼間のうだるような暑さや鬱陶しさもなく、心が癒される。
NHKの「ダーウィンが来た!」によれば
ニホンアマガエルたちは間違いなく『カエルの合唱(歌)』を輪唱しているそうだ。
だからなのか余計心地よいリズムで、聞き飽きない。

撮影したのは田んぼ脇の三面コンクリ用水路。
道路のすぐ横だ。
だから鳴いても鳴いてもメスが近づく様子もなく・・・モテないオスたちだ。

鳴き袋を目一杯膨らませてるタイミングの撮影は難しい。
少しずれるとこんな感じ


隣で鳴いてたオスはこんな感じ


ついでに、近くのツチガエルなんかは警戒心が強いのか、待ってても鳴かない。


おまけに、少し体色がユニークなニホンアマガエル

20220416

中国東部・朝鮮半島・ほぼ日本全土に生息するそうで
多くの人たちにとって身近なカエルだと思うから
ぜひお近くの田んぼへと、夜道を散歩してみるのも一興なのではなかろうか?
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ヒバカリ:Hebius vibakari vibakari

2022-06-14 09:42:10 | 爬虫類・両生類
2022年6月14日(火)

ヒバカリ Hebius vibakari vibakari

20220612

山道散策中、かみさんが見つけた。
危険を感じたんだろうか?
岩陰・落ち葉へと潜ろうとしていた。

体長40cmを越えてたから成体だ。


本州・四国・九州に分布する日本固有亜種で
中国大陸・朝鮮半島に近縁の亜種がいる。

首の両側にある白っぽい模様で他のヘビと見分けることができる。


とはいえ、野生下で生きてるヒバカリを見たのは初めてだったので嬉しいやら驚くやら。

数年前、死んだばかりのヒバカリ幼体をいただいて以来のことだしね👇
ヒバカリ幼体をもらった!

大変おとなしいヘビらしく触ってもほぼ咬みつくことはないらしい。
だから人気もあるみたいで、数千円程度で販売もされてる。
ただし、とてもナイーブで餌やりも難しいそうだ。
ま、野に生きるものをやたらと興味本位で買(飼)わない方がいい。

有毒なヘビと誤解されつけられた『ヒバカリ』という名も不憫だが
学名の Hebius vibakari vibakari (ヘビウス ビバカリ ビバカリ)もなんだかなあ。

どっかの国のプロパガンダによる国民たちの大いなる誤解や
外国企業が撤退した店舗に新たにつけられた名のようなうさん臭さを感じるのは私だけだろうか?
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アカハライモリが陸上進出ってか?

2021-12-12 16:17:49 | 爬虫類・両生類
2021年12月12日(日)

アカハライモリ 体長9cmほど

20211107

日本固有の準絶滅危惧種の両生類。

この日、採集した水生生物たちを記録してて・・・


アラハライモリの撮影を済ませ


いつものように、そっと元の水辺へと戻し
コンクリの堰で他の生き物たちの撮影を続けてたら・・・

うわっ! イモリあがってきょうるっ!


イクチオステガのまねしとんかいな?


と、堰を登りきり下流域へと降りて(落ちて?)った。


よくわからん行動だったけど
古生代、両生類からは虫類へと陸上進出した頃を彷彿とさせる(するかい!)出来事だった。

ちなみに、近い仲間である小型サンショウウオたちはもっと絶滅の危機にある。

特に最近人気が出てきたためか、ネット上での売買もよくみかけてて
「この採集圧、なんとかならんもんかいの」と思ってたら
小型サンショウウオたち、近い将来何らかの形で規制され、売買も禁止の方向に進むらしい。

私は賛成だな。

地域の生き物は地域の宝、お持ち帰りはご遠慮ください!
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シュレーゲルアオガエル

2021-11-15 08:13:55 | 爬虫類・両生類
2021年11月15日(月)

シュレーゲルアオガエル

20210508

休耕畑の土手で友が撮影したカエル。
日本固有種。
アマガエルやモリアオガエルとともにアオガエルの仲間青いカエルの1種

今日からやんなき所用で1泊がらみのお出かけ。
ま、明日の夕方には「シュグーカエル」からね

フォロワーの皆さんのブログ、明日からゆっくり読ませてください。
コメント (2)
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