新住協北海道支部では、年に一度、全国大会とは別に
オープンなカタチで「支部総会」を開催しています。
ことしもその案内が情報発信されました。その趣意書から。
「北海道地区大会が4回目を迎えます。
開催地は外国人で1年中にぎわうニセコ。
外国人向けの戸建て別荘(コンドミニアム)を見学し、
今回はデザインや規格住宅を中心としたプランを学ぼうという企画です。
デザインも性能もいい住宅、そしてQ1.0住宅の標準化を目指しましょう。
開催が4月下旬になったのは、研修会場費とホテル料金を
できるだけ安く抑えるためです。ホテル側にも協力いただき、
さらに研修会場費等を新住協北海道地区で一部負担します。
日曜・月曜の開催ですが、またとない機会なので、
設計スタッフなどもぜひご参加ください。」というアナウンス。
先日2月6日には The Wall Street Journalで
「日本のアスペン、ニセコに富豪や高級ホテルが殺到」
という記事が掲載されてもいましたが、
日本の普通の住宅建設の景気動向によって推移している
北海道内の住宅建設状況とはまったく異質な市場環境が、
この「日本のアスペン、ニセコ」ではここ十数年にわたって続いている。
その記事の触り部分はこんなふうに書かれている。
〜【ニセコ】北海道のニセコは世界的なリゾート地アスペンや
サンモリッツのアジア版として急速に人気を集めている。
その雪山に惹きつけられるのは裕福な観光客だけでない。
パークハイアットやリッツ・カールトン、アマンといった
世界的なホテルブランドも間もなく開業する予定だ。
ニセコや周辺のリゾート地には、昼間はパウダースキーを、
夜は熱かんを楽しむアジアや北米からのウインタースポーツ客が
詰めかけている。手頃な宿泊料の民宿や旅館は
1泊400ドル(約4万4000円)のホテルや高いものは
1戸1000万ドルもするコンドミニアムに取って代わられている。〜
といった様子なのです。
わが社でも一昨年スタッフの見学研修として視察してきたりしました。
こういった世界的なリゾート案件は
まさに「不動産投資案件」であり、アングロサクソンやアジア資本などが
競って投資を繰り返してきている。
一般的な「住む」ための住宅建築ではなく、まさに「投資対象」。
なので、おもに海外資本の不動産投資会社が「仲介者」として
投資家との折衝に当たり、そこから設計者・施工者と協議される構造になる。
当然、国際的なビジネス感覚の方が優越する市場環境。
しかし、積雪寒冷の極東アジアの地に建てられる建築であり、
非常にシビアに「投資回収」要素が重視されることから、
住宅性能やデザインについての選別眼もキビシイものがある。
こういった物件について見学体験する新住協の大会が開催される次第。
どうも、まったく新しい「住宅事業」の枠組みが見える可能性が高まってきます。
<写真は一昨年見学したアジア資本の投資コンドミニアム>
オープンなカタチで「支部総会」を開催しています。
ことしもその案内が情報発信されました。その趣意書から。
「北海道地区大会が4回目を迎えます。
開催地は外国人で1年中にぎわうニセコ。
外国人向けの戸建て別荘(コンドミニアム)を見学し、
今回はデザインや規格住宅を中心としたプランを学ぼうという企画です。
デザインも性能もいい住宅、そしてQ1.0住宅の標準化を目指しましょう。
開催が4月下旬になったのは、研修会場費とホテル料金を
できるだけ安く抑えるためです。ホテル側にも協力いただき、
さらに研修会場費等を新住協北海道地区で一部負担します。
日曜・月曜の開催ですが、またとない機会なので、
設計スタッフなどもぜひご参加ください。」というアナウンス。
先日2月6日には The Wall Street Journalで
「日本のアスペン、ニセコに富豪や高級ホテルが殺到」
という記事が掲載されてもいましたが、
日本の普通の住宅建設の景気動向によって推移している
北海道内の住宅建設状況とはまったく異質な市場環境が、
この「日本のアスペン、ニセコ」ではここ十数年にわたって続いている。
その記事の触り部分はこんなふうに書かれている。
〜【ニセコ】北海道のニセコは世界的なリゾート地アスペンや
サンモリッツのアジア版として急速に人気を集めている。
その雪山に惹きつけられるのは裕福な観光客だけでない。
パークハイアットやリッツ・カールトン、アマンといった
世界的なホテルブランドも間もなく開業する予定だ。
ニセコや周辺のリゾート地には、昼間はパウダースキーを、
夜は熱かんを楽しむアジアや北米からのウインタースポーツ客が
詰めかけている。手頃な宿泊料の民宿や旅館は
1泊400ドル(約4万4000円)のホテルや高いものは
1戸1000万ドルもするコンドミニアムに取って代わられている。〜
といった様子なのです。
わが社でも一昨年スタッフの見学研修として視察してきたりしました。
こういった世界的なリゾート案件は
まさに「不動産投資案件」であり、アングロサクソンやアジア資本などが
競って投資を繰り返してきている。
一般的な「住む」ための住宅建築ではなく、まさに「投資対象」。
なので、おもに海外資本の不動産投資会社が「仲介者」として
投資家との折衝に当たり、そこから設計者・施工者と協議される構造になる。
当然、国際的なビジネス感覚の方が優越する市場環境。
しかし、積雪寒冷の極東アジアの地に建てられる建築であり、
非常にシビアに「投資回収」要素が重視されることから、
住宅性能やデザインについての選別眼もキビシイものがある。
こういった物件について見学体験する新住協の大会が開催される次第。
どうも、まったく新しい「住宅事業」の枠組みが見える可能性が高まってきます。
<写真は一昨年見学したアジア資本の投資コンドミニアム>