三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

一体化した高性能窓・ブラインド

2009年03月27日 06時55分27秒 | Weblog



先日の展示会で見かけた高性能窓です。
室蘭工業大学の鎌田先生もよく言われるのですが、
窓ガラスが3枚も使うようになって
断熱性能が向上しているのだから、
その内部に、ブラインドを入れ込んでしまえば、
最高の品質・性能・使い勝手をユーザーに提供できるはずだ、
っていうことですね。
ところが、たぶん、技術的にというよりも
マーケットに投入しても価格的な問題で投資に見合う需要を得られない
という判断が大きくて、
なかなか、踏み込むメーカーがなかったというところなんだと思います。
そんななかで、この商品は北米地域で発売されているもの。
扱っている建材店の方に聞いても、説明はイマイチわかりにくかったのですが、
コンセプト自体は大変明確。
この窓は、ガラスが2枚で、そのなかにブラインドが仕込まれていました。
このブラインドの使い勝手をよくしながら、
同時にペアガラスの密閉性を高める、というのが
開発上の最大のポイントなんだろうと推定できますが、
慣れないせいか、扱い方がちょっとわかりにくかったです。
わが家には、北欧製の窓が入っていますが、
施工した工務店の方は、見たこともない扱い金物だったので、
開き方を説明できなかったことがあります。
きっと、この窓も、実際に施工されたら、
そのあたりの商品説明が必要だろうと思います。

この窓を見学したあとになって、
先日、木製窓でペアガラス+内窓という構成の窓で、
真ん中に、ハニカムサーモスクリーンという
断熱ブラインドを仕込んだ窓の施工例を見ました。
現状で考えられる高性能を突き詰めていくと、理の当然でこうなる、
っていうような、そのものズバリの窓です。
価格的には確かに高くなっては行くのだけれど、
窓にぴったり、性能的にも似合ったカーテンシェードの役割も果たす。
日射遮蔽という意味あいもバッチリ。
そういう意味で、ユーザー側からすれば、すべて満たされた窓になるわけです。
家に外光を招き入れ、外部の風景を切り取って楽しみ、
しかも、室内の環境をがっちりと守ってくれる、完璧な窓なんですね。
そういう装置の安心感、っていうものは住宅への価値観の中で
けっこう大きい部分の価値なのではないかと思います。
少なくともプロのみなさんは
こういう装置への理解を持ってもらいたいと希望します。

ということで、ようやくWBC、終わることが出来ましたね(笑)。
ダルビッシュ君、ことしも一段と成長したピッチングを期待します。
ことし、わが北海道日本ハムファイターズは、けっこう進化しているのではないかと
密かに期待しております。
もうすぐ開幕ですが、札幌ではさっそくダルビッシュと岩隈の
対決という、どうやら点が入らなさそうな、1-0くらいの
しびれるような試合からスタートしそうです。
なによりこのふたりの対決なので、
パリーグの試合が、トップの扱いで始まりそうですね。
大いに期待しています。




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