三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

内装選択の楽しみ

2009年03月19日 06時49分21秒 | Weblog



マンションのリフォーム、
コーディネートをしております。
実際に行うリフォームの内容に沿って、
ユーザー側と施工者側の両方の視点で、いろいろと考えてみている次第。
こうやって見ていると、いろいろなことに気付きます。

ユーザー側からすると、
まずは経済的な自分の「身の丈」を計る、という辛い作業がある。
でも、ここの部分はそのあとの生活設計から考えて
やはり無理がなくて、現実性が高いものでなければならないのは大前提。
現状のような経済状況の中でも、
やはり底堅い実需の住宅需要というものが存在している実感はある。
衣食住というくらいで、この需要は根底的なんですね。
ただし現在は、その実需ラインは相当に下がったラインのような気がします。
そういう現状のなかで、でもどうやったら、
「楽しい提案」ができるのか、っていうのが試されている。
そんな気がしますね。

まぁ、たまたま、ゆりかごからお終いまで計画から工事まで
ずっと関わることになるのです。
で、ちょうど内装の床材の選択にたどりついて
そのカタログサンプルをお届けして、
見てもらっているところ。
やはりユーザー側からすると、こういう
直接自分の毎日の暮らしに影響してくる部分って、興味は高い。
当然コストのことはあるのだけれど、
そのなかでも、具体的にイメージできる部分にはこだわりも持ちたいだろう、
っていうことなのですね。
まぁ、自分自身も家づくりは何回か経験はしているのですが、
とくにマンションのリフォームっていう限定の中では、
こうした床材選択というのは重要度が高まる。
家を新築すると言うことなら、
そのほかにも考えるべき事柄が多すぎて、
つい重視はしないような部分だけれど、やはり大きくなる。
コストと騒音などの対策からカーペットになるのですが、
カタログ見本帳っていっても、かなりかさばるもの(!)。
デザイン・色合いともバラエティは無限に近い。
まぁ、「選んでおいてください」って言うしかないのですが(笑)、
とくに女性にしてみると、服を選ぶのにも似て
とても男が立ち入れないような気の遠くなるような(笑)、
ああでもない、こうでもない、っていう世界が広がっている。
ほほえましいというか、そういう部分でありますね。

しかし、考えるべき領域が狭くなるのではありますが、
現状の住宅需要というのは、
こういう部分に中心的な興味領域もあるわけで、
そういうなかで、どんな面白い展開を生み出せるのかどうか、
ちょっと、チャレンジしてみたいと考えております。
さて、どうなるでしょうかぁ?




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コメント
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