三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

木の薄皮照明

2009年03月10日 06時34分20秒 | Weblog



建築建材展から、照明のご紹介です。
照明のシェードって、実にいろいろあるものですね。
イサムノグチさんの照明って、日本的な提灯をそのまま照明に使って
一種の驚きを演出したものですが、
慣れてしまうと、なんとも日本人に似合っていて、
どうしてこれまでこういうデザインがなかったのか、
不思議な感じがします。

照明は、どっちかといえば北方の方がデザインを生み出しやすい。
北欧デザインの住宅内部空間で
照明の占めている位置は、きわめて重要。
というよりも、空間性の大部分を独占していると思います。
たくさんの名品があって、世界の市場できわめて大きな存在。
それって、やっぱり長い冬を過ごすうちに
室内のインテリアの重要性がきわめて高くなって、
そういう感受性の部分が大きく発達したと言うことでしょう。
なので、日本でも照明デザイン、
ぜひ北海道発のデザインが育って欲しいと思っているのですが、
まだなかなか、そういう機運は出てきていない。
でもこれからの「アジアの時代」のなかでは、
雪が降る文化レベルの高いアジア地域代表として、
北海道はかなりユニークな存在になっていく。
そう考えると、北海道がアジア人の納得できるデザインを生み出す可能性はある。
ぜひ北海道発の楽しい照明デザイン、期待したいと思います。

写真の照明,木を薄くスライスした薄皮で
自由な造形を生み出して、赤みの強い人肌にも似た雰囲気を実現しています。
紙よりも素材の質感が強く、
ある種、好き嫌いが別れるような気がします。
独特ではあるけれど、やはりもう少し、色合いが白っぽい方が
一般性があるように感じますね。
しかし、たとえば和室の照明としては使いようがあるかも知れません。
みなさん、どんな印象を持たれますかね。



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コメント
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