三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

北国の春の光

2009年03月04日 06時38分36秒 | Weblog



だんだん、歳を取ってきて、
季節感の感じ方が、ずいぶん変わってくることに驚かされます。
若いときでも、季節の感じ方はそれなりに印象深いものがありましたが、
以前は気付かなかったようなほんのささいな色合い、
光の微妙な移ろいのようなものに、無上な感覚を覚えます。

本日は関東地方は「大雪」とかいわれていましたが、
それほどでもなかったのでしょうか。
札幌は、きのうもけさも、春を予感させるような光が強く感じられます。
緯度が日本の他の地域とはだいぶ違うので、
同じ季節にも、太陽の角度がずいぶん体感的に違います。
同じようなシーンでも、この太陽光角度の違いが
「北海道らしい」陰影感を与えてくれて、
そういうそこはかとない部分で、わたしたちは北国の光の春を感受する。
きのうは北海道日本ハムファイターズのみなさん、
ようやく沖縄キャンプから、札幌ドームに到着して
こちらで練習開始していましたが、
いきなり雪景色で、この違いに驚いている様子(笑)。
とくに関西人の梨田監督の表情が見ていて、微笑ましかった。
たしかに一面の雪景色なんですが、
でも、太陽光角度が、かなり急速に、高緯度らしく変化してくるのです。
そして、太陽輻射がこちらの体の中に作用して、
なんともここちよい季節感を感じさせてくれるのですね。
こういう気持ちよさは、やっぱり北国人の特権的感覚なのかも知れません。
おおいに優越感に浸ってもいいことではないかと思っています。

なんですが、本日から東京に出張いたします(笑)。
建材関係のイベントがあって、取材してきたいと考えている次第。
いろいろセミナーなんかでも興味深いものがあります。
まぁ、東京の雪景色を見学するのも、おつかなぁ、と(笑)。
でも雪が降ると東京は大騒ぎなので、
さて交通関係がどうなのか、ちょっと心配ではありますが・・・。
写真は、昨年の今日、福島県の山間の住宅取材の時に撮影したもの。
まぁ、季節はそれぞれに移っていきますね・・・。



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