月曜日10日が、ことしの「学生の匠リフォームコンクール」の応募締め切り。
当社2階のオープンスペースに全部で28ほどの応募作品が集まりました。
まだ、締め切り消印有効分があるかもしれないのですが、
まぁ、一応これが応募状況ということになると思います。
ことしは今までと比べると、やや少ない応募かも知れません。
学生さんたちへの周知の点で、今後改善点があると思われます。
それと、やはり時間的には厳しい日程ということはあるかも知れませんね。
約1ヶ月の間に、設計プランを煮詰め、設計趣旨をまとめあげ
さらにプレゼンボードを作成した上に、模型も制作するのですから
かなりヘビー級の作業と集中力が必要でしょう。
展示できましたと、ご案内したところ、さっそく
審査委員長の圓山 彬雄さんや、施主さんなど
多くのみなさんが、事前審査のために来られました。
設計主旨を理解し、その意図と
実際の提案プランの内容を吟味する、という作業も
けっこう、時間と集中力のいる作業です。
でも、せっかくの多くの学生さんたちの時間と熱意の込められた作品です。
丹念に審査して参ります。
そんななか、ある地元大手住宅ビルダーの社長さんが
ひょっこりと現れました。なんの事前連絡もなく飛び入りでびっくり。
「あれ、○○さん、どうされました?」
「いや、じつは息子が応募したと聞いたので、見てみたいと・・・」
ということ。
聞いてみると、息子さんはプロのサーファーになる、ということで
ほとんど体育会系の学生だったのが、最近、建築系の学校に通っていて
はじめて、こういうコンペに応募してみたということ。
息子さんの応募作品にじっと目を凝らしていました。
丹念に設計趣旨や模型を眺め続けて、
いろいろ、設計要件などの質問もこちらに投げかけてきます。
帰り際、「家ではろくに話もすることもないもので・・・」と
語られておりました。
まぁ、そうでしょうね。
でも、自分の進んできた道に、息子が興味を持ち、
こういうコンペにも出てみようと行動する、というのは
親として、口には出せないでしょうけれど、
いろいろ思いのあふれるようなことなのだと思います。
後ろ姿が、いいお父さん、という雰囲気でした。
でも、そういう情実はいっさい通用いたしませんので、
その点は、しっかりさせておきます。(笑)
さて、これから14日の審査まで、しっかり作品を見ていきたいと思います。
・・・とても楽しい時間です。