『終わりのクロニクル 第7巻(最終巻)』(2005年12月刊)
『終わりのクロニクル(おわりのクロニクル)』は、川上稔のライトノベル。イラストはさとやす。電撃文庫(メディアワークス)より2003年6月~2005年12月に刊行された。単行本全14巻。
川上稔による架空の世界観「都市世界」における「AHEAD」時代を取り扱った作品。総じてページ数が多く、最終巻は1000ページを超えて(1091ページ)、当時の電撃文庫における最厚記録を樹立した。
あらすじ
2nd-G の概念下で戸田命刻の攻撃を受け、危篤状態に陥った新庄運切。一方、その命刻は田宮詩乃を抱え、かつて Top-Gで新庄の両親が創り上げた概念創造機械「ノア(バベル)」へと向かった。
そして、マイナス概念の活性化により、全てが失われる運命の日。佐山御言たち全竜交渉部隊は、自分達の全ての力と想いを込め、最後の戦闘を開始する。果たして、彼らは滅亡の危機から世界を救うことができるのか?
10th-G
主要概念 …… 不明(神の力、加護など)
対応神話 …… 北ヨーロッパ神話
対応地域 …… ドイツ / 近畿地方
10th-Gの世界観
神々が住むギア。
概念核を宿した世界樹を主軸に天上・地上・地底が連なる3層構造で、天上と地上は繋がっていた。天上に住む神々は人類を管理し、地底には罪を得た死者や巨人たちが住んでいた。詳細な政治大系は不明だが、神族が中心となって世界を統治していた。 精霊の住む大気は清浄であり、神々はその中でしか健康を保てない。
10th-Gの概念戦争
滅亡の予言に神々は概念核を抽出して治世を保とうとしたが内乱が勃発、鎮圧用にトールハンマーが開発されたが、地下組織の手引きを得た9th-G に奪われた。神々は調査に来ていた出雲・全に奪還を託し、奪還されたトールハンマーはG-Sp に改造され概念核が収められた。しかし9th-G によって組み込まれたザッハークの遺伝子で概念核は神焉竜に変貌し、逆に10th-G を滅ぼした。後に神焉竜は Low-Gに出現し、衣笠・天恭を人柱にした封印式でG-Sp に封印された。
作中の専門用語
10th-G 製の概念兵器
G-Sp(ガスプ)
概念戦争時代に開発された10th-G 製の機殻槍(カウリングランス)。風見千里の専用武装 G-Sp2の前身。10th-G 概念核を封印するために内乱鎮圧用機殻鉄槌(カウリングハンマー)「雷神鉄槌」を機殻槍に改造したもので、「神槍」の名を冠していた。
トールハンマー
概念戦争時代に開発された10th-G製の機殻鉄槌。ヨルスが使う。
柄の長い鉄槌。10th-G 居留地に保管されていた物で、あらゆる能力・機能の効果を反転させる概念空間を造る。G-Sp2の原型となった「雷神鉄槌」とほぼ同型式だが、G-Sp2の原型となった物とは別個に造られた機体。
雷神鉄槌(トウールハンマー)
10th-G で内乱鎮圧用に開発された概念兵器。G-sp の前身。10th-G の地下組織の手引きで9th-G に奪われ、出雲・全が取り戻したが組み込まれたザッハークの遺伝子により、神焉竜を生み出した。
神様式武器
ヨルスが用いる武器群。Low-G の通常兵器をヨルスが10th-G 概念で加工したもの。作中では神様パンツァーファウスト、神様機関銃、神様対戦車弾、神様手榴弾、神様拳銃、神様散弾銃の6種類の武器が登場している。
神族
10th-G にのみ存在する、全ギア中最高の種族。強大にして崇高な力を持ち、自らもあらゆる種族の上に立つ種族という自負とプライドを持っている。そのため人類には理解し難い行動基準で動くことが多く、10th-G も「人間の世話にはならない」として最終的には自ら捨てる形となっている。10th-G の清浄な大気の中でしか健康を維持出来ないはずだが、リヴァイアサンとの最終決戦に出陣する。
木霊
植物に由来する肉体を有した10th-G の異種族の一種。耳が長く尖っている以外は人類と遜色がない。その姿は長い年月を生きることで作られる対話用の分身であり、本体は樹木である。樹木内は自らが望む部屋を作ることができ、媒体の肉体がそこを家屋として使う。本体の樹木が倒れることは生命の危機であり、媒体の方にも深刻な影響がある。同名の種族が1st-G にも存在する。
主な登場キャラクター
佐山・御言
新庄・運切
出雲・覚
風見・千里
大城・一夫
大城・至
Sf(エスエフ)
リール=大樹
シビュレ
田宮・遼子
田宮・孝司
飛場・竜徹
ディアナ=ゾーンブルク
月読・史弦
戸田・命刻
田宮・詩乃
長田・竜美
飛場・竜司
ダン=原川
ヒオ=サンダーソン
出雲・烈
ロベルト=ボルドマン
ヨルス
「軍」に協力する10th-G 神族。通称「期待外れのヨルス」。出雲・覚の母方の祖母。
延命処置を受けている巨躯の老女。覚の父方の祖母の友人でもあり、友人と娘(覚の母)といった大事な相手が揃って自分を捨ててLow-G に走った頃から、他者に期待することをやめた。そのため覚を「期待外れの塊」として厭い、10th-G 居留地に住んでいた頃も一度として会わなかった。「相手の期待を絶対に外す」概念を使う。
『終わりのクロニクル(おわりのクロニクル)』は、川上稔のライトノベル。イラストはさとやす。電撃文庫(メディアワークス)より2003年6月~2005年12月に刊行された。単行本全14巻。
川上稔による架空の世界観「都市世界」における「AHEAD」時代を取り扱った作品。総じてページ数が多く、最終巻は1000ページを超えて(1091ページ)、当時の電撃文庫における最厚記録を樹立した。
あらすじ
2nd-G の概念下で戸田命刻の攻撃を受け、危篤状態に陥った新庄運切。一方、その命刻は田宮詩乃を抱え、かつて Top-Gで新庄の両親が創り上げた概念創造機械「ノア(バベル)」へと向かった。
そして、マイナス概念の活性化により、全てが失われる運命の日。佐山御言たち全竜交渉部隊は、自分達の全ての力と想いを込め、最後の戦闘を開始する。果たして、彼らは滅亡の危機から世界を救うことができるのか?
10th-G
主要概念 …… 不明(神の力、加護など)
対応神話 …… 北ヨーロッパ神話
対応地域 …… ドイツ / 近畿地方
10th-Gの世界観
神々が住むギア。
概念核を宿した世界樹を主軸に天上・地上・地底が連なる3層構造で、天上と地上は繋がっていた。天上に住む神々は人類を管理し、地底には罪を得た死者や巨人たちが住んでいた。詳細な政治大系は不明だが、神族が中心となって世界を統治していた。 精霊の住む大気は清浄であり、神々はその中でしか健康を保てない。
10th-Gの概念戦争
滅亡の予言に神々は概念核を抽出して治世を保とうとしたが内乱が勃発、鎮圧用にトールハンマーが開発されたが、地下組織の手引きを得た9th-G に奪われた。神々は調査に来ていた出雲・全に奪還を託し、奪還されたトールハンマーはG-Sp に改造され概念核が収められた。しかし9th-G によって組み込まれたザッハークの遺伝子で概念核は神焉竜に変貌し、逆に10th-G を滅ぼした。後に神焉竜は Low-Gに出現し、衣笠・天恭を人柱にした封印式でG-Sp に封印された。
作中の専門用語
10th-G 製の概念兵器
G-Sp(ガスプ)
概念戦争時代に開発された10th-G 製の機殻槍(カウリングランス)。風見千里の専用武装 G-Sp2の前身。10th-G 概念核を封印するために内乱鎮圧用機殻鉄槌(カウリングハンマー)「雷神鉄槌」を機殻槍に改造したもので、「神槍」の名を冠していた。
トールハンマー
概念戦争時代に開発された10th-G製の機殻鉄槌。ヨルスが使う。
柄の長い鉄槌。10th-G 居留地に保管されていた物で、あらゆる能力・機能の効果を反転させる概念空間を造る。G-Sp2の原型となった「雷神鉄槌」とほぼ同型式だが、G-Sp2の原型となった物とは別個に造られた機体。
雷神鉄槌(トウールハンマー)
10th-G で内乱鎮圧用に開発された概念兵器。G-sp の前身。10th-G の地下組織の手引きで9th-G に奪われ、出雲・全が取り戻したが組み込まれたザッハークの遺伝子により、神焉竜を生み出した。
神様式武器
ヨルスが用いる武器群。Low-G の通常兵器をヨルスが10th-G 概念で加工したもの。作中では神様パンツァーファウスト、神様機関銃、神様対戦車弾、神様手榴弾、神様拳銃、神様散弾銃の6種類の武器が登場している。
神族
10th-G にのみ存在する、全ギア中最高の種族。強大にして崇高な力を持ち、自らもあらゆる種族の上に立つ種族という自負とプライドを持っている。そのため人類には理解し難い行動基準で動くことが多く、10th-G も「人間の世話にはならない」として最終的には自ら捨てる形となっている。10th-G の清浄な大気の中でしか健康を維持出来ないはずだが、リヴァイアサンとの最終決戦に出陣する。
木霊
植物に由来する肉体を有した10th-G の異種族の一種。耳が長く尖っている以外は人類と遜色がない。その姿は長い年月を生きることで作られる対話用の分身であり、本体は樹木である。樹木内は自らが望む部屋を作ることができ、媒体の肉体がそこを家屋として使う。本体の樹木が倒れることは生命の危機であり、媒体の方にも深刻な影響がある。同名の種族が1st-G にも存在する。
主な登場キャラクター
佐山・御言
新庄・運切
出雲・覚
風見・千里
大城・一夫
大城・至
Sf(エスエフ)
リール=大樹
シビュレ
田宮・遼子
田宮・孝司
飛場・竜徹
ディアナ=ゾーンブルク
月読・史弦
戸田・命刻
田宮・詩乃
長田・竜美
飛場・竜司
ダン=原川
ヒオ=サンダーソン
出雲・烈
ロベルト=ボルドマン
ヨルス
「軍」に協力する10th-G 神族。通称「期待外れのヨルス」。出雲・覚の母方の祖母。
延命処置を受けている巨躯の老女。覚の父方の祖母の友人でもあり、友人と娘(覚の母)といった大事な相手が揃って自分を捨ててLow-G に走った頃から、他者に期待することをやめた。そのため覚を「期待外れの塊」として厭い、10th-G 居留地に住んでいた頃も一度として会わなかった。「相手の期待を絶対に外す」概念を使う。
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