長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

おめでとう、モナミ~  ドラマ『名探偵ポワロ』シリーズの堂々完結をうらやむ  《恒例の資料編》

2014年03月23日 21時10分15秒 | ミステリーまわり
ドラマシリーズ『名探偵ポワロ』(原題 Agatha Christie's Poirot )とは……

 『名探偵ポワロ』(原題 Agatha Christie's Poirot )は、1989~2013年に、イギリスのロンドン・ウィークエンド・テレビ( London Weekend Television )が主体となって制作した、ミステリー小説家アガサ=クリスティの原作による探偵エルキュール=ポワロ(日本では「ポアロ」表記も用いられるが、本作ではより原語に発音が近い「ポワロ」)を主人公とした TVドラマシリーズ。原作を重んじた丁寧な制作が放送開始当初から支持を集め、映像化されたポワロものの決定版となった。全70回。

 シリーズ初期は、短編をもとにした1時間作品が多く、短編をほぼ消化してからは長編をもとにした2時間作品に移行し、年間数本のペースで制作されていた。本シリーズは、好評であることから原作全ての映像化が期待され、ポワロを演じた俳優デイヴィッド=スーシェも前向きであった。しかし、シリーズ中期以降は制作母体が頻繁に変更されたり、開始当初からのプロデューサーが退任するなど映像化継続の苦労がうかがえ、近年では2007年に予定されていた第11シリーズの放送が2008年にずれ込み、告知のあった『オリエント急行の殺人』のドラマ化も第12シリーズまで先送りされるなどしていた。そのような経緯を経ながらも、2013年6月からの第13シリーズをもって、ついにほぼ全ての原作の映像化を達成、20年以上をかけてのシリーズ完結となった(ドラマ化に向かない超短編や、他の原作と主要な要素が重複しているもの、戯曲ものは映像化されていない)。


キャスト
 「最も原作に近いポワロ」とたびたび賞賛される主演デイヴィッド・スーシェの演技が有名である。スーシェは原作を徹底的に研究し、かつて多くの俳優に演じられてきた「名探偵エルキュール=ポワロ」の中でも決定版となる名演を見せた。
 ちなみに、原作小説でのポワロの年齢設定は、初登場した『スタイルズ荘の怪事件』の時点で「60代なかば」になっており、その後クリスティはあえてポワロの加齢を停止したかのように外見の描写を固定し、1975年発表の『カーテン』まで年齢に関する言及を避けている(まともに計算すれば、ポワロは120歳以上は生きていたことになる)。ポワロを演じたスーシェの年齢は、「42~67歳」だった。
 さらにちなみに言えば、NHK 日本語吹替版でポワロを担当している声優の熊倉一雄の年齢は、「62~87歳?」である。

 原作では部分的にしか登場しなかった助手のアーサー=ヘイスティングズ大尉(演ヒュー=フレイザー)や、スコットランドヤードのジェイムズ=ハロルド=ジャップ警部(演フィリップ=ジャクソン)、秘書のミス・レモン(演ポーリーン=モラン)をほぼレギュラーとして登場させることで、ポワロを取り巻く人間関係にドラマオリジナルのキャラクター性を加えている。彼らのユーモラスなかけあいも、ドラマシリーズの魅力であり、2004年の第9シリーズ以降は登場が途絶えていたが、最終第13シリーズにおいて再集結を果たした。また、ゲストヒロインを始めとした登場人物の年齢がおおむね原作よりも高めに設定されており、「大人のドラマ」という側面が強調されている。
 日本では、NHK が1990年から日本語版の放送を開始している。ポワロの日本語吹替には、ベテラン声優の熊倉一雄を起用し人気を博した。熊倉の声質は本来のスーシェのものとは似ていないが、その独特の語り口は、スーシェの演技同様に日本におけるポワロのイメージとして定着するに至った。スーシェ本人からも、「熊倉の声がポワロに最もよく似合う。」とお墨付きをもらっている。助手役であるヘイスティングスの吹き替えは、1997年12月日本放送分まで富山敬が担当し(1995年9月に56歳で急逝する以前の収録)、それ以降は安原義人が担当している。


時代設定
 原作の「エルキュール=ポワロもの」は、第一次世界大戦下の1910年代後半から第二次世界大戦をへて1970年代にかけて時代が進んでいくのに対し、ドラマ版は1930年代後半に作品のほとんどが固定されており、特に、第二次世界大戦前夜の不穏なヨーロッパ情勢が背景にあるエピソードも多い。
 こうしたドラマ版独自の時代設定を踏まえて、美術面などではアール・デコ風の世界観が作り出されており、独特の雰囲気を演出することに成功している。
 なお、ポワロの最初の事件として知られる『スタイルズ荘の怪事件』はドラマ版では時期は明記されていないが、ヘイスティングスが見るニュース映画として1917年の戦闘記録映像が映写されている。


放映
 今のところ、イギリス本国で新作が作られるたびに随時、日本でも放送の運びとなっているが、版権処理や日本語化作業のため、オリジナル放送からは1~3年ほど遅れる。完成した日本語版は、主に NHKの海外ドラマ枠として初放送されていたが、近年は衛星放送のみでの放映が多い。第13シリーズについては現在のところ、日本放映のアナウンスはまだない。


DVD
 1990年の放送当初から、数社が VHSソフトを発売していたが、全て英語音声日本語字幕のみの仕様で、サブタイトルも NHK版には依っていなかった。
 NHK の日本語吹替版は、2001~02年にビームエンタテインメント(現ハピネット・ピクチャーズ)より発売された DVDソフトシリーズが最初で、第47話まで発売された。しかし、NHK 総合テレビで放送された第49話までは放送時間の都合によるカットシーンが存在し、このシリーズではテレビ放映時のカットシーンは英語音声日本語字幕のみでの収録だった。その後、2005年にハピネット・ピクチャーズから、カットシーンに NHK版と同じメインキャスト(ヘイスティングスは富山敬の後任の安原義人が担当)による追加吹替シーンを収録してパッケージも一新した『完全版』シリーズが第49話まで発売された。
 2007年には、第9シリーズ第50~53話が『ニュー・シーズン DVD-BOX1』として発売された。それ以降は2008年に第10シリーズ第54~57話が『ニュー・シーズン DVD-BOX2』、2010年に第11シリーズ第58~61話が『ニュー・シーズン DVD-BOX3』、2012年には第12シリーズ第62~65話が『ニュー・シーズン DVD-BOX4』として発売されている。なお、NHK BS2で放送されるようになった第50話以降はカットシーンは存在しない。

 また、デアゴスティーニ・ジャパンから『名探偵ポワロ DVDコレクション』として隔週刊 DVDマガジン(1巻1作収録)が、2011~13年に全65巻発刊された(日本未放送の最終シリーズは収録されていない)。マガジンではあらすじ、原作との内容の相違点、作品の時代背景やクリスティの生い立ちの解説がなされ、レギュラー出演者へのインタビューとあわせた出演者やロケ地の紹介、撮影の裏話なども掲載されている。
 ただし、NHK 日本語吹替版の販売権はハピネット・ピクチャーズが所有しているため、収録されている吹替版はデアゴスティーニ版として新録されたものとなっており、NHK の日本語版とはキャストが異なる。


レギュラー登場人物(日本語吹替版の声優は NHK版/デアゴスティーニ版の順)

エルキュール=ポワロ …… デイヴィッド=スーシェ(熊倉一雄/大塚智則)
 ベルギー警察の元警官で、原作では警察署長まで務めたが、ドラマではその時期のエピソードには触れられていない(当時の回想エピソードも私立探偵時代のエピソードにあらためられている)。ベルギーの首都ブリュッセルで活躍していたが、第一次世界大戦のためにイギリスに亡命。受け入れ先の「スタイルズ荘」で発生した殺人事件を解決し、一躍有名になる。事務所兼住居であるロンドンのホワイトヘヴン・マンションを拠点に、舞い込んできた数々の事件を自らの「灰色の脳細胞」を駆使して解決していく。
 推理方法は相手の心理や行動を分析する、現在のプロファイリングに近い推理法を得意とし、証人への質問も返答の内容より相手の顔色や反応を見るという、いかにも元警官らしい手法を使うが、同時に現場の証拠やヒントを見逃すこともない。
 秩序と手段を重視し、かなり几帳面な性格。曲がったことを許さず、机の上の物を始め、少しでも秩序を乱していると感じるものを全て並べ直す癖がある。野趣をよしとするイギリス式庭園より、きちんと整備されたフランス式庭園を好む。ベンチに座る時に常に綺麗かどうか確認するなど、潔癖症の気もある。当然、潮風と船酔いが伴う船旅や埃っぽい中近東旅行は嫌っているが、いざ実際に行けば大いに楽しむ。飛行機も苦手で、窓の外を見ようとしない。ドラマ版オリジナルの設定では、切手収集を趣味としている。
 「世界一の探偵」を自称する自信家で、誰もが自分のことを知っていると思っている。だが案外知られておらず、肩を落としては何度となく引退をほのめかして、ヘイスティングスをやきもきさせていた。一度だけ本当に引退を表明して田舎に落ち着いたこともあったが、その村で発生したアクロイド氏の殺人事件に関わり、再会したジャップ警部の言葉に押される形で、再びロンドンのホワイトヘヴン・マンションに戻り探偵業に復職している。
 自慢の口ヒゲは、カモメの羽を逆さにしたようなガルウィング風で、先端のはね方はシリーズ前半と後半とで微妙に変わっており、先端が少しカールしているものから上を向いているだけのものに移り変わっている。原作では口ヒゲの形までは明確に描写されていない。
 母国ベルギーへの愛国心が強く、ベルギーが馬鹿にされると癇癪を起こす。また、自身の言葉の訛りからフランス人と誤解されることが多く、これにも機嫌を悪くする。フランス語の発音に慣れない英語圏の登場人物から姓名を間違って発音され、むっとすることもしばしばある。シリーズ初期では丁寧に訂正を求めていたこともあったが、後には苦笑しつつ指摘しないことも増えた。
 太り気味であることを周囲にからかわれているが、大食漢ではなく美食家。周囲の健康ブームの影響か、体型について小言を言われることが多いが、「私の身体は完璧だ。」と全く動じない。なお、ポワロを演じるスーシェは実際にはスマートで、ポワロを演じる際には胸や肩に大量のパットを入れている。美食のためか虫歯があるようだが、歯医者は苦手。エピソードによっては、右足を少し引きずっている動作も見られる。
 原作のポワロはかなり高慢で嫌味のある人物だが、ドラマ版ではむしろ高貴で誇り高い面が強調されており、一クセも二クセもある人物だが、それがどこかチャーミングで、人を惹きつける憎めないキャラクターとなっている。ただし、シリーズ後半になるにしたがって、その孤高さが老いの侘しさとあいまって、孤独や寂しさへと変化しつつある。
 女性に対してはきわめて紳士的で、メイドに聞き込む際に椅子を引いて座らせることまでしている。女性心理の読み取りにも長けており、反対に女性に鈍感なヘイスティングスの行動に眉をひそめることも多い。
 真相の究明を恐れた犯人や、事件の関係者から殺されかけたこともしばしばある。

アーサー=ヘイスティングス大尉 …… ヒュー=フレイザー(富山敬、安原義人/宮健一)
 ポワロの親友にしてパートナー。イギリス陸軍の退役将校(大尉)で、現役時には中尉として第一次世界大戦に従軍していた。傷痍軍人としてイギリスに帰国したときに亡命中のポワロと再会し、『スタイルズ荘の怪事件』を機にポワロの助手になった。
 元軍人ながらも優しく温厚な性格で、相手をすぐに信用してしまうお人好しでもある。特に美人の女性には弱く、何度か恋に落ちては淡い失恋に終わっている。『ゴルフ場殺人事件』で最愛の女性を見つけめでたく結婚、アルゼンチンで地主として暮らすためにポワロのもとを去るが、原作ではそのままアルゼンチンに定住して登場機会が激減するのに対し、ドラマ版では経営に失敗してイギリスに帰国する。これ以外にも友人に勧められて買った株が風評被害で下落するなど、投資に失敗するエピソードがあり、そのだまされやすい性格からか、商才は乏しいようである。結婚生活については、妻を深く愛している。
 純粋かつ正義感の強い行動派。視聴者に近い視点で事件を見ている「ワトスン役」であるが、その推理はジャップ警部と同じく短絡的な結論に陥りがち。ただし愚鈍というわけではなく、時にはポワロに重大なヒントを与えることもある。
 趣味はゴルフと車。ゴルフの練習のため海外に行くこともあった。車はスポーツカーがお気に入りで乗り回すだけでなく話が止まらず、その熱中ぶりはポワロによく呆れられている。この他、カメラに凝って浴室を暗室代わりにしていたこともある。

ジェイムズ=ハロルド=ジャップ警部 …… フィリップ=ジャクソン(坂口芳貞/弓家保則)
 ロンドン警視庁(スコットランド・ヤード)の主任警部。ポワロがベルギー警察にいた頃からの知り合い。ポワロが探偵業を始めた当初は対立することもあったが、互いの才能を認め合っており、よき協力者、よき親友として長年つきあっている。口ひげをたくわえている。
 性格は頑固。事務処理が苦手で、人員削減のあおりで報告書をタイプする羽目になったときは愚痴をこぼしていた。探偵ものに登場する典型的な警察官でポワロに先を越されることも多い。推理については理屈よりも先に身体を動かすタイプで、常に直線的に物事を考える。ポワロの周到で慎重な推理作業に不満をもらす局面もあるが、最終的には必ず難事件を解決するポワロを深く信頼している。
 捜査でのシンプルで実直な気質と同じく、私生活でも必要以外の家事は行わない大雑把な性格で、何事にも几帳面なポワロとは対照的に描かれている。自宅でポワロを夕食に招待した際は、満面の笑みで「男の料理」を振舞っていた。良く言えばタフ、悪く言えば無神経な人物で多少の事ではへこたれないが、ギャングがらみの事件でアメリカの FBIに指揮権を取り上げられた時は、かなり落ち込んでいた。
 子はいないが、エミリーという妻と27年間過ごしている。愛妻家ないしは軽い恐妻家。

ミス・レモン …… ポーリーン=モラン(翠準子/ひなたまり)
 本名はフェリシティ=レモン。ポワロの有能な秘書。原作では「完璧な機械」と称されるほど人間味がなく冷たい印象だが、ドラマ版では人間味のある女性として活躍している。
 原作ではクリスティの別の名探偵パーカー=パインの秘書として初登場し、その後にポワロシリーズに登場する。ドラマ版では第1話からすでにポワロの秘書として登場しており、それ以前の経歴については触れられていない。
 性格はポワロと同じく几帳面。決まった時間に行動し、決まった時間にポワロにハーブティーを差し出す(ポワロは紅茶が嫌い)。ポワロが取り扱った事件のデータを事細かにファイリングしているが、このファイルは彼女にしか使いこなせない。ヘイスティングスが動けないとき、女性の視点が必要なときなどはポワロと一緒に捜査をすることもある。第一次世界大戦中には死体が身近にある仕事をしていたらしく、死体は見慣れていると発言している。
 家族は母と、姉のハバード夫人が登場している。一度だけ、恋人ができたことがあった(『イタリア貴族殺害事件』)。

アリアドネ=オリヴァ夫人 …… ゾーイ=ワナメイカー(藤波京子、山本陽子/北林早苗)
 シリーズ後半の『ひらいたトランプ』より登場。以後『マギンティ夫人は死んだ』、『第三の女』、『ハロウィン・パーティ』、『象は忘れない』に登場する。『複数の時計』では本人は登場しないが、彼女の脚本による「名探偵スヴェンもの」が舞台で上演されている。シリーズ後半ではヘイスティングスに代わりポワロの助手役として活躍することが多く、ポワロの執事ジョージとともに準レギュラーとなっている。
 著名な女流推理作家で、フィンランド人探偵スヴェンのシリーズは人気があり、長く書き続けられているが、当初本人は続けるつもりはなかったため、フィンランド人、ベジタリアンなどの奇抜な設定をもてあまし、書き続けなければならないことをしばしば愚痴っている。
 「作品の参考にする。」という口実で事件に首を突っ込むが、ポワロに無意識ながらも重要なヒントを与える一方で、事件を引っかき回したり関係者に襲われたりしてポワロをやきもきさせる。


各話一覧
 イギリス本国での放送順による。なお、シリーズの時間の流れは不定で、作品の発生順は細かく前後している場合もある。

第1シリーズ(第1~10話 各52分)
第1話 1989年1月8日(日本初放送1990年1月20日) 『コックを捜せ』(1951年 短編『料理人の失踪』のドラマ化)
第2話 1989年1月15日(日本初放送1990年1月13日) 『ミューズ街の殺人』(1937年)
第3話 1989年1月22日(日本初放送1990年1月27日) 『ジョニー=ウェイバリー誘拐事件』(1928年)
第4話 1989年1月29日(日本初放送1990年2月3日) 『24羽の黒つぐみ』(1950年)
第5話 1989年2月5日(日本初放送1990年2月17日) 『4階の部屋』(1929年)
第6話 1989年2月12日(日本初放送1990年2月24日) 『砂に書かれた三角形』(1937年)
第7話 1989年2月19日(日本初放送1990年3月3日) 『海上の悲劇』(1939年)
第8話 1989年2月26日(日本初放送1990年3月10日) 『謎の盗難事件』(1937年)
第9話 1989年3月12日(日本初放送1990年3月17日) 『クラブのキング』(1951年)
第10話 1989年3月19日(日本初放送1990年7月11日) 『夢』(1939年)

第2シリーズ(第11~20話 第11・20話は各103分、第12~19話は各52分)
第11話 1990年1月7日(日本初放送1990年8月11日) 『エンドハウスの怪事件』(1932年 長編『邪悪の家』のドラマ化)
第12話 1990年1月14日(日本初放送1990年7月18日) 『ヴェールをかけた女』(1924年)
第13話 1990年1月21日(日本初放送1990年7月25日) 『消えた廃坑』(1924年)
第14話 1990年1月28日(日本初放送1990年8月1日) 『コーンウォールの毒殺事件』(1951年)
第15話 1990年2月4日(日本初放送1991年1月29日) 『ダヴェンハイム氏失踪事件』(1924年)
第16話 1990年2月11日(日本初放送1991年1月22日) 『二重の罪』(1961年)
第17話 1990年2月18日(日本初放送1991年2月5日) 『安いマンションの事件』(1924年)
第18話 1990年2月25日(日本初放送1991年2月26日) 『誘拐された総理大臣』(1924年)
第19話 1990年3月4日(日本初放送1990年6月29日) 『西洋の星盗難事件』(1924年)
第20話 1990年9月16日(日本初放送1990年11月24日) アガサ=クリスティ生誕100周年記念スペシャル『スタイルズ荘の怪事件』(1920年 長編)

第3シリーズ(第21~30話 各52分)
第21話 1991年1月6日(日本初放送1991年9月14日) 『あなたの庭はどんな庭?』(1939年)
第22話 1991年1月13日(日本初放送1991年9月15日) 『100万ドル債券盗難事件』(1924年)
第23話 1991年1月20日(日本初放送1991年9月15日) 『プリマス行き急行列車』(1951年 長編『青列車の秘密』の原型だったもの)
第24話 1991年1月27日(日本初放送1991年9月16日) 『スズメバチの巣』(1951年)
第25話 1991年2月3日(日本初放送1992年3月31日) 『マースドン荘の惨劇』(1924年)
第26話 1991年2月10日(日本初放送1992年4月1日) 『二重の手がかり』(1951年)
第27話 1991年2月17日(日本初放送1992年4月2日) 『スペイン櫃の秘密』(1960年)
第28話 1991年2月24日(日本初放送1992年4月3日) 『盗まれたロイヤル・ルビー』(1960年『クリスマス・プティングの冒険』のドラマ化)
第29話 1991年3月3日(日本初放送1992年7月29日) 『戦勝舞踏会事件』(1951年)
第30話 1991年3月10日(日本初放送1992年7月30日) 『猟人荘の怪事件』(1924年)

第4シリーズ(第31~33話 各103分)
第31話 1992年1月5日(日本初放送1992年10月2日) 『 ABC殺人事件』(1935年)
第32話 1992年1月12日(日本初放送1992年10月4日) 『雲をつかむ死』(1935年)
第33話 1992年1月19日(日本初放送1992年10月3日) 『愛国殺人』(1940年)

第5シリーズ(第34~41話 各52分)
第34話 1993年1月17日(日本初放送1993年7月3日) 『エジプト墳墓の謎』(1924年)
第35話 1993年1月24日(日本初放送1994年5月21日) 『負け犬』(1951年)
第36話 1993年1月31日(日本初放送1994年2月5日) 『黄色いアイリス』(1939年)
第37話 1993年2月7日(日本初放送1994年7月31日) 『謎の遺言書』(1924年の短編と同じタイトルだが、内容はシリーズ唯一のドラマオリジナル作品)
第38話 1993年2月14日(日本初放送1994年4月9日) 『イタリア貴族殺害事件』(1924年)
第39話 1993年2月21日(日本初放送1993年7月10日) 『チョコレートの箱』(1924年)
第40話 1993年2月28日(日本初放送1994年5月28日) 『死人の鏡』(1937年)
第41話 1993年3月7日(日本初放送1994年6月11日) 『グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件』(1924年)

第6シリーズ(第42~45話 各103分)
第42話 1995年1月1日(日本初放送1997年12月29日) 『ポワロのクリスマス』(1938年)
第43話 1995年2月12日(日本初放送1996年12月30日) 『ヒッコリー・ロードの殺人』(1955年 あのデイヴィッド=バークがゲスト出演!!)
第44話 1996年2月11日(日本初放送1996年12月31日) 『ゴルフ場殺人事件』(1923年)
第45話 1996年3月16日(日本初放送1997年12月30日) 『もの言えぬ証人』(1937年)

第7シリーズ(第46・47話 各103分)
第46話 2000年1月2日(日本初放送2000年12月30日) 『アクロイド殺人事件』(1926年)
第47話 2000年1月19日(日本初放送2000年12月31日) 『エッジウェア卿の死』(1933年)

第8シリーズ(第48・49話 各103分)
第48話 2001年4月20日(日本初放送2002年1月1日) 『白昼の悪魔』(1941年)
第49話 2001年6月2日(日本初放送2002年1月2日) 『メソポタミア殺人事件』(1936年)

第9シリーズ(第50~53話 各103分)
第50話 2003年12月14日(日本初放送2005年8月25日) 『五匹の子豚』(1943年)
第51話 2003年12月26日(日本初放送2005年8月24日) 『杉の柩』(1940年)
第52話 2004年4月12日(日本初放送2005年8月23日) 『ナイルに死す』(1937年)
第53話 2004年4月26日(日本初放送2005年8月26日) 『ホロー荘の殺人』(1946年 ※あのエドワード=ハードウィックがゲスト出演!!)

第10シリーズ(第54~57話 各103分)
第54話 2006年1月1日(日本初放送2006年12月5日) 『青列車の秘密』(1928年)
第55話 2006年3月19日(日本初放送2006年12月13日) 『ひらいたトランプ』(1936年)
第56話 2006年3月26日(日本初放送2006年12月14日) 『葬儀を終えて』(1953年 ※あのデイヴィッド=バークの嫁アンナ=コルダーマーシャルがゲスト出演!!)
第57話 2006年4月2日(日本初放送2007年5月3日) 『満潮に乗って』(1948年)

第11シリーズ(第58~61話 各94分)
第58話 2008年9月14日(日本初放送2010年9月13日) 『マギンティ夫人は死んだ』(1952年)
第59話 2008年9月21日(日本初放送2010年9月14日) 『鳩のなかの猫』(1959年)
第60話 2008年9月28日(日本初放送2010年9月15日) 『第三の女』(1966年)
第61話 2009年12月25日(日本初放送2010年9月16日) 『死との約束』(1938年)

第12シリーズ(第62~65話 各90分)
第62話 2010年1月3日(日本初放送2012年2月6日) 『三幕の殺人』(1935年)
第63話 2010年10月27日(日本初放送2012年2月8日) 『ハロウィーン・パーティ』(1969年)
第64話 2010年12月25日(日本初放送2012年2月9日) 『オリエント急行の殺人』(1934年)
第65話 2011年12月26日(日本初放送2012年2月7日) 『複数の時計』(1963年 ※あのデイヴィッド=バークの息子トムがゲスト出演!! 家族ぐるみのおつきあい)

第13シリーズ(第66~70話)
第66話 2013年6月9日(日本未放送) 『象は忘れない』(1972年)
第67話 2013年10月23日(日本未放送) 『ビッグ4』(1927年)
第68話 2013年10月30日(日本未放送) 『死者のあやまち』(1956年)
第69話 2013年11月6日(日本未放送) 『ヘラクレスの冒険』(1947年 ※本タイトルは12本の短編を収録した短編集)
第70話 2013年11月13日(日本未放送) 『カーテン ポワロ最後の事件』(1975年 ※実際には1943年に執筆)

≪今回は資料編ということで、本文はなんと7年後の時を経るのだ……つづく≫

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« これから読もうと思ってんだ... | トップ | ある至言 »

コメントを投稿

ミステリーまわり」カテゴリの最新記事