初焼き




じゃ~ん!はじめて僕が焼
いたクッキーだよ。
もっといっぱいできたけど
おいしいからあげない!
ぜんぶ僕のだからね。
でもママにはあげる。


はやく~!はやく食べたい
よぉ。もう、写真とるの
いいかげんにしてくれない?



2009年「初焼き」は甥の大好きなクッキーでした!
新年のご挨拶にきてくれた甥に大好物のクッキーをつくってあげようとしたところ、「僕がつくるよ!」
「本当~?もうできるの?じゃあ一緒にやってみよう!」
休ませてあった1cmほどの厚さのクッキー生地を取り出して伸ばそうとすると、その前に甥がう~ん!とクッキー型を押し始めています。
「はやく、はやく食べたいよ~」
「たっちゃん、これじゃ厚すぎて焼けないわよ。まず薄くしよう」
「じゃあ、たっちゃんが薄くする」
小さなめん棒を渡すと喜んでのばしてくれました。
「これ、持って帰っていい?」なぜかめん棒を気に入ったらしい。
「上手にのびたね。じゃあどんな形にする?クマさん、鳥さん、いろいろあるよ」
「えっとね、ママ、パパ、ぞうさん、ペンギンだぁ~!」
次々に型で抜いてくれます。
「ねえ、美味しくない」「え、たっちゃん、焼かなくちゃ美味しくないのよ、生だから口から出して」「でもはやく食べたいよ~」
「すぐ焼けるからちょっと待っててね」
「じゃあ、たっちゃんがオーブンに運ぶ」「OK!おねがい!」
やっとオーブンへ。
「まだ~?」「もうすぐよ」待つこと20分。「ピッピー!(オーブンの音)」
「できた~!!いいにおいだね~」「そうね、いいにおいねぇ。楽しいね」
「たのしいねぇ。たっちゃんが焼いたから全部たっちゃんのだよ」
「え~、1枚くださいな」「じゃあ200えんです」「はい、200円(まねだけ)」
「おいしいねぇ、たっちゃんが焼くと。」「そうね!たっちゃん、また焼いてね。」
「うん、いいよ。焼いてあげる!」
たっちゃんの人生はじめてのクッキー作り、まさに「初焼き」でした。