Table with Colors 2014年2月は…

























2月のTable with Colors セミナーは、なんと大雪の週末でした!皆さま、お足下の悪い中いらしてくださいまして、本当にありがとうございました。お休みなさる方も多いのではないかと思ったのですが、全員出席いただけてとても嬉しかったです。

その前の週末も雪だったので、覚悟はしていたものの2回目の雪は重くすごかったですね。庭の木も雪の重みでずいぶん大変な思いをしました。幸い、花の用意は雪の降り始めだったので、どうにか無事にすますことができてほっと胸をなでおろしました。

今回は大雪到来で寒いこともわかっていたので、身体が暖まりそうな「蒸し x 蒸しx 蒸し」メニューをご紹介しました。

まず1品目の蒸しメニューは焼売です。彩り良い海老や豚肩ロース、食感のよいハス、しいたけ、香りのよい香菜などがたっぷりはいった身体に良い五感で楽しめる焼売です。お店でいただくと点心系は美味しさのためにラードが意外にもたくさん使われていて身体にどうかと思いますが、手作りなら脂質のコントロールは自分流にできるからいいですね。ラードを使っていないのにとても美味しい焼売ができました。

そして2つ目の蒸し料理は中華ちまきです。ちまきにはいろいろなスタイルがあると思いますが、香港等で食べ歩いた経験を活かして、豚肩ロース、ウズラ卵、たけのこ、椎茸、ぎんなんなどなど、一つ一つの具材にこだわり煮込みました。そして一つ一つ竹の皮に、餅米と具材をあわせてつつみました。焼売もちまきも手作業なので、みんな包み終わったあと「すごい達成感!!」と盛り上がっていました。

これら2つを大きいせいろと小さいせいろで蒸し上げたので、部屋中,蒸気でぽっかぽか!窓ガラスも曇るほどの蒸気できっとお肌にもよかったのでは?(笑)蒸し上げたほやほやの焼売やちまきを楽しんで頂くために、小さな銘々せいろをセッティングに加えました。視覚的にも飲茶風で臨場感溢れて楽しくなりますね!

テーブルセッティングは、「雪が残る春」のイメージで、ちょうど白い水玉のはいった黒いコースターがあったので、そこからイメージをスタートし、氷が溶けてつららになったイメージでガラスも多用し、食欲増進色でもあり、今年の春のトレンドカラーの一つでもあるオレンジのラナンキュラスや蘭を加えて、オリエンタルムードもプラスしました。オレンジの色が明るい春の陽射しのように暖かな雰囲気を部屋にもたらしてくれます。黒とオレンジは一見強烈な配色に思えますが、白やガラスをバランスよく加えると苦しくなく使うことができます。

ラナンキュラスは、市場から帰って来て開封したら、生産地から市場への輸送中に大雪のために何かあったのでしょう、残念なことに最初から首から折れているものが数本ありました。それを水に浮かべるととても可愛らしかったので、今回はそれを活かしたデザインにしてみました。箸置きにつかった白い翡翠は、盤長結びのデザイン。明の時代から使われているこの結び方は仏教の吉祥物「八宝」の一つで永遠の絆、終わる事のない長寿,幸運のシンボルだそうで、目下のおきにいり。生徒の皆様とのご縁に感謝し、皆様の幸運を祈ってセッティングに使用しました。

餃子作りとちまき作りで相当時間が取られるので、デザートは簡単にできるおいしいものに。今回は日本の中華ではあまり見ないかもしれない温かいタピオカプディングをご紹介しました。こちらも湯煎で蒸してつくりますのでこれが第三番目の蒸しメニューとなりました。香港では夏でも冷房が強いので冷えるため、デザートには結構温かいものが食べたくなります。

最初メニューで見た時は「温かいタピオカって一体どんなものだろう?」と思っていたのですが、今では大好きなデザートの一つ。今回は中に有機のおいしい粒あんを入れて召し上がって頂きました。中にいれるものを変えるとまた別の美味しさを楽しめる簡単で楽しいメニューです。オーブンから出したてをフーフーいいながら召し上がって頂きました。そしておまけで、口の中にいれるとまるで粉雪のようにほろほろと溶けていく食感、塩味を少しきかせたチョコレートのクッキーを召し上がって頂きました。

「1月は行く、2月は逃げる、」といいますが、あっという間に3月になってしまいました。「3月は去る」というけれど、どんな感じになるでしょう??2月は簡単なデザートだったので、3月のセミナーでは久しぶりに本格的なデザートをつくってみたいなと思っています。どうぞお楽しみに♪


















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