こぶしの花





いまにも咲きそうなつぼみ。明朝見たら咲いているか、それとも食べられているか?どっちでしょう。

庭のこぶしは30数年まえに家が建った時に、祖母がプレゼントしてくれたもの。毎年この時期になると、まだ寒くても、白い花を咲かせて春の訪れを教えてくれます。
最初は120cmほどしかなかったか細い木も今や家より大きな立派な木に成長しました。
冬になると、エサがないのか、鳥がやってきて、こぶしのやわらかなつぼみを食べてしまうので、この数年、木の大きさの割に花が少ないと思っていましたが、今年は工事が長引いたせいで、家にカバーがかかっていたり、人の出入りが激しかったのでいつもよりつぼみがたくさん残っています。今年こそ、白い花がた~くさん咲くのを毎日楽しみにしているのですが、気づくと鳥がやってきて、いまにもほころびそうな柔らかな花をぱくっと食べてしまいます。「少し食べてもいいから、私たちが楽しむ花も残しておいて」と祈るような気持ちで眺めています。