ただいま断捨離中






香港ではわが家にもあるデンマークのアルネ・ヤコブセンのセブンチェアがこんな風にアレンジされていました。



ほぼ一年間続いた工事がやっと終わりに近づき、少しずつほっとしているところです。引っ越しといっても、隣の家に一部移していくだけなので通常の引っ越しよりは楽だと思いますが、新しい建物に必要なもの、好きなものを移動した結果、古い建物に不要なものや嫌いなものばかりが残ってしまってはいけないので、ここが肝心。しばらく断捨離中です。

わが家の断捨離は本に書いてあるようにシンプルにはなかなか行きません。家具類は、長年私たちの生活や仕事を支えてきてくれた仲間のような存在なので、そう簡単には処分できません。修理できるものはできるだけ修理して使いたいと思っています。今日も、古いし壊れてしまっているけれど、良いものなのでずっと捨ててよいものか迷い続けていた父のスピーカーをとうとう思い切って処分しようと運び出していた矢先に、偶然居合わせた家具屋さんが「絶~対捨ててはいけないです!私がいいオーディオ屋さんをご紹介しますよ」と救いの手を延べてくれました。もちろん費用にもよるのですが、うまく蘇らせられればと思っています。新しいものもきれいで進んでいて魅力がありますが、蘇らせることができた家具への愛着はさらに深まります。なんだかんだ「あのときこうだったのよね」などと思い出が募っていきます。