今年も香港へ































先々週は久しぶりに香港へ行ってきました。コスモプロフという化粧品の大きな展示会のためにほぼ毎年この時期に香港を訪れます。昨年までは妹家族が香港に住んでいたので、ショーの他に、「可愛い甥(孫)に会える」楽しみがありましたが、今回は行く時の気持ちもなんだかテンションが上がらず張り切らない。会いたい人がいるというパワーってすごいです。でも、仕事で行くわけですから、実際はいないほうが、気持ちがすっきりと集中できて、結果的には疲れも少なく充実した旅になりました。

たしか昨年はランドマークや街全体がすでにクリスマスイルミネーションで飾られていましたが、今年はまだ飾られていないのか、それとも飾らないのか、私達の目が慣れてしまって感激しないのか、デコレーションが控えめになっていたように思います。これもリーマン・ショックや金融恐慌のあらわれなのでしょうか?

そんな私達が感じた街の雰囲気はうそであるかのように、夕方のLane Crawfordの靴売り場は、まだ火曜日だというのに、自分のサイズを持ってきてくれるお店のスタッフを待つ若い女性達で大にぎわい。どこの国でも若い女性が一番パワフル、恋愛の力の大きさを感じます。これからクリスマスを迎える香港のショーウィンドウはパーティシーズン向けのギラギラ(キラキラどころではなく!)光る華やかアイテムとホリディ・シーズンのための梅春ものが早くも登場していました。そこまで寒くならない香港ではきっと春物の動きも早いのでしょう。日本よりパーティが多いのでインパクトのある派手なアイテムが充実しています。

今回は初めてPacific Placeの中にあるIsland Shangri-Laに泊まりました。たいていはCentral近くのホテルなので、こちらにはあまり来ることがなかったのですが、香港のお店は遅くまで開いているので、仕事やお食事の後に少しはショッピングができて、仕事で時間がない場合はこちらも便利だと思いました。またIsland Shangri-LaのコーヒーショップCafé Tooには朝から世界各国のお料理がずら~っと勢ぞろい。とても種類豊富なので、長期ステイでも飽きることがありません。他の人のお皿を見てみると、ほとんどの欧米人はどんなに多様なお料理があっても朝はフルーツやパン、シリアルしか食べません。アメリカン・ブレックファスト、中華点心、中華粥と毎日あれこれ食べているのは私達。日本人は本当に食に対してオープン・マインドです。

ホテルは結局人が大事。マンダリン・オリエンタルのカフェのVickyは「今日は小さな坊やはいないの?」などと私達家族全員を覚えていてくれて今回もとても暖かなおもてなしをしてくれました。ステイしていなくても時間があればつい行きたくなります。またIsland Shangri-Laのティー・サロンもこじんまりとしているのですがリネンやお皿が美しくとても素敵。お店の方々もとても感じがよくお菓子や食べ物も美味しい。新しく私の香港お気に入りスポットに仲間入りしました。