"Kaleidoscope Woman" by ETRO




カラフルな新作のバッグとお財布たち。地模様にエトロらしいペイズリ-柄があしらわれています。


チベットの民族衣装やミネラルにインスピレーションを受けた服のラック。


意外な色やスタイルのミックスがエトロの魅力。かわいらしい小花柄のブラウスにカーゴパンツの取り合わせ。


ミネラルとスキューバーをエトロがミックスするとこんなにエレガントなドレスに。


2人分のアフタヌーン・ティーセット。色々な国の良いところが上手にミックスされて。



連休にエトロの2008年春夏展示会がフォーシーズンズ・丸の内のスィート・ルームにて行なわれました。お招きいただいた時間にChairman's Suiteに伺うと、そこはまさに色の洪水!

2008年春夏はカラフルな色が満載のシーズンですが、エトロも”Kaleidoscope Woman(カレイドスコープ・ウーマン)”つまり万華鏡のような色々な魅力のある女性をテーマに、エトロらしいたくさんの色やスタイルミックスで春夏物を展開しています。Kaleidoscope(カレイドスコープ)には”万華鏡”という意味の他に”千変万化するもの”、語源のギリシャ語の"Kalos"は美しいという意味なので、”美しく変化する魅力のあるもの”といった意味合いを持っているのでしょう。素敵なテーマです。

そのテーマの通り、たいてい1シーズンのテーマとしてデザイナーは1つのテーマを掲げますが、エトロの場合はもっと多面的。ミネラル(半貴石)やスキューバ・ダイビングのカラーやモチーフ、中国皇帝やチベットの民族衣装からインスピレーションを受けたデザインやディテールなど、コレクションを見ているだけで、まるで世界旅行をしているようです。とくに今季は、前から見た印象と後ろから見た印象が異なるデザインというのが、何人かのデザイナーから出ていますが、エトロでも前だけでなく、歩くと動きにそって軽やかにファブリックが風に舞うような素敵な後ろ姿の服を多く見かけました。幾重にも美しさが重なって表現されるような工夫があります。

カラーやモチーフ、素材、デザイン、どれをとっても盛り沢山なエトロですが、盛り沢山だったのは洋服やバッグのコレクションだけではありませんでした。12月から丸の内のフォージースンズで始まるアフタヌーン・ティ-の新しいメニューが特別にサーブされました。モダンなインテリアにぴったりな、すっきりと楽しいプレゼンテーション。日本のお重箱のようでもある重ねた器の中には数え着れない程様々な種類のサンドウィッチやスウィーツが!新作の数々の服も拝見したいし、バッグも見たい、でもお食事も頂きたい、と気持ちが忙しくなる楽しい午後のひとときでした。

もうすでに春夏物が続々と店頭に出ているそう。毎年早まっているそうです。クリスマスプレゼントに来年の春物、というのも面白いアイディアかもしれませんね!