栗のケーキ










少し涼しくなったので、とうとう秋到来!と思いきや、今日は夏に逆戻りの暑さと湿気。9月のデザートセミナーは、秋を先取りして、栗のケーキ。今回は、テーブルコーディネイトのテーマカラーを、エルマンノでも注目していた、この秋の流行色の渋いグリーンとブラウンをテーマにしたので、大人っぽいエスプレッソのゼリーも作りました。
栗のケーキなので、デコレーションにイガグリを使おうと思って市場に出かけました。が、市場ではシーズンが先取りされていて、すでに栗は終わっていてありません。事前に注文していなかったので、代わりに、イガグリの姿に似たイガナスの実を入手。
デザートセミナーは金、土曜日で、なるべくフレッシュな花々を使いたいから、花の買出しは金曜日の早朝になります。おおまかにイメージして市場にいきますが、必ずしも思った色や雰囲気の花が、良い状態で見つかるとは限りません。市場に着いてから、その回のデザートに合う花で一番ピンと来るものを見つけ、つながりになる花や葉、実などをあわせていきます。
今回はエスプレッソ色がめずらしい葉っぱが見つかったので、リチャード・ジノリのベッキオ・ホワイトのカップ&ソーサーに合わせて、爽やかなカルト、ケリー、ワックスフラワー、そしてノバラの実をあわせました。ノバラの実が少しあまったのでリースをつくり、ケーキの周りに飾ると、簡単なパウンドケーキがたいそう立派になりました。お姫様の冠と同じ効果ですね!少々、馬子にも衣装だったかもしれませんが、ちょっとした演出で、シンプルなお菓子も立派なおもてなしに変身させることができます。
花や葉は、可愛いので、最後まで余りがでないよう、とことん工夫して部屋の各所活け込みます。葉っぱだけでもきれいに整理して上手にコーディネイトすると、素敵なコーナーアレンジの出来上がり。まさに適材適所!



セミナーの詳細についてはこちら→(http://www.impression.ne.jp/whatsnew/index.html