漁業経済学者のひとりごと in 小浜

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強迫的なのは…

2012年08月28日 21時08分12秒 | Weblog
さて,データいじりもそろそろ終わりにしようと
思うことがありました。

強迫的にデータを集め,
1つでも足りないと必死で探しまくる
ということを繰り返していたのですが…

加藤先生に
「世界を相手(対象)にしているのに,
 そんな小さいことこだわっていたら執筆終わらないよ」
と言われまして,ようやく踏ん切りが付きました。

強迫的なのは,まあ割と普段からあって,
夜中に何か思いついて探し回ったり,とかね。
それが結構どうでも良いこと(もの)だったりします。

でも,強迫的なのは研究者には必要な資質でもあります。
そうでないと突き詰めて研究出来ませんからね。

だから「強迫的」というのは諸刃の剣でもあります。

ちなみに部屋が散らかっているのは,
本当に気にならないので,
最近では机の上では足りずに床の上にも資料を置いて
仕事をしています。

今日は加藤先生以外にも
「ある程度割り切ることも大事」と言われました。

アラスカやカナダでは,ある程度諦めがつくのは,
外国ってこともあるので,
資料が足りないのは当たり前という気持ちがあるから。

これが,日本だと「どこかにあるはず」と思ってしまいます。

でも,研究を始めた頃に
また,それこそ強迫的に資料を漁っていたら
「我々(業界の人)にとっては,新しい資料のみが重要で
 10年前の資料なんか意味ないからねぇ。
 それを欲しがる人もいるんだ…」
と,言われたことがあります。
そう言った人は,「新鮮な驚き」くらいの言い方でしたが。

研究者にとったら10年前の資料ではとても足りない。
少なくとも20年。
私がやっているズワイガニだと1990年からを
一応の基準としているので(それなりに意味のある区切りです)
かれこれ20年分必要なのです。
研究を始めた時は「10年前」でしたけどね。

さて,今日は午前中にちょっと用事があったので
昨夜は早めに(と言っても2時半)に寝ました。
お陰で涼しいうちに眠れたし,
睡眠時間はいつもより少ないけれどすっきりです。

今日もそれくらいを目処に帰ろうと思います。
昨日は,家に帰ってネットも見ずに速攻布団に入りましたが。
本当は家に帰ってちょっとネット見て
それから寝たいのですけど,
別にネット見なくても寝ちゃえば平気ということも分かりました。