ちょっといっぷく

すっかり春めいて、自然と朝晩のミルクの散歩時間も長くなりました。



その途中で、いろいろ調達して来たので、生けてみました。




















ミルクが「何してるの早く行くよ～」って引っ張るので、
いくつかは途中でポロポロ落としてしまいました。

美吟

こちらもアマミ系と思われる、針葉の美吟(びぎん) です。



昨日の赤髭は、見た目をそのまま表した名前にしましたが、
こちらは醸し出す雰囲気を、音にしてみました。



一見、ただの針葉ですが、よく見ると紺覆なんですよね。















まだこの世に３本しかなく、殖えも悪そうなので、
の～んびり気長に楽しみます。

赤髭

アマミ系と思われる針葉です。






昨年、鈴木くんが根っこの綺麗な針葉ってことで持って来てくれましたが、
「綺麗と言ってもルビーじゃないし、穂波獅子程度の芸だからいらないよ」と
そっけない返事をしたものの、結局はせっかくだからと買いました。


でもよく見るとかなり細い針葉で特徴があり「ん～悪くないなぁ」と思えて来ました。








先日来た鈴木くんに「株立ちないの？」と、けなしてたのに現金なものです。

肥後錦

これもまた、昨年TOKYO酒田のWebShopで買ったものです。



熊本県産の縞、そのままの名前ですね。


古くからあるようですが、私はこの品種の存在は知りませんでした。


まぁ、正直それほど大した品種ではないと思うのですが、
特徴がはっきりしてるし、何より高くないのがいいです。



しゃくり上げるような露受け葉が印象的ですね。



















どうせなら、もっと大きな株だったらいいのに、なんて贅沢ですね。

桜吹雪

山口県産の白散斑縞品種です。






昨年、酒田くんが持って来てたのですが、先に陶芸家の先生に取られてしまい、
「俺もいる！」と注文して探してもらいました。


この株は本数は立ってるものの、親木は地味になっており、若木の時は綺麗でも、
年取ってくると地味になりたがる性質なのかな？と思います。


そう考えると、この株はバラバラにした方がいいです。


でも、せっかくの株なので割らないのが、蘭国流です。




さてこの品種、ずいぶん前から存在するようなのに、
名前が付けられていないのが不思議です。


まぁ、今どきの品種ではありませんが、私は大好きなので、
『桜吹雪』と、名前を付けてあげました。