先日紹介したシクラメンの易変遺伝子による咲き分けでは、
色の異なる部分でも同じ遺伝子を持ってますが、
こちらは斑の部分と緑の部分の色素遺伝子が異なるキメラ斑です。

この辺りは区分キメラ(縞)で、さしづめ都羽二重です。



この辺りは周縁キメラ(覆輪) に移行して、御旗になろうとしてます。


ちょうどこの都羽二重が似た感じになってます。



さて、さっきの植物ですが、何の植物か分かりますか?


ピーマンです。

このピーマンは温室の一番高い、屋根裏部分に置いてあって、
フウランの棚からは3メートル高い位置なので、
今でも昼間は25度くらいになってると思います。
でも夜は8度くらいなので、そろそろピーマンにとっては
厳しい温度になってきました。
もう収穫はあきらめ、5個を残して摘果して、
赤く色付くのを楽しみにしてます。


野菜苗育苗時に、キメラやフレックス、棒斑は全部ウイルスで廃棄💨'TMVで片づけていました?
育種の観点無視?・・・五色唐辛子!は登場しませんね!
ピーマン以外にも、今年は稲とナスとサツマイモの斑入りを見つけました。
野菜の斑入りも面白いのが色々ありますね。
今まで見た中では、紫タマネギの白縞が一番凄かったです。