蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

八洲の月?

2022年11月05日 | 富貴蘭(覆輪)

八洲の月ではない木が、八洲の月として流通していることは以前から聞いてましたが、
いったいどのくらいの割合で流通してるのだろう?


ということで、調査してみました。


交換会に出てきたの集めといて、と頼んであったのを、
先月持ってきてもらいました、











本物です。










大八洲です。








ん~悩ましいけど、大八洲ですね。


もう1つあったけど、それも大八洲で、大八洲だらけになるので、
持って帰ってもらいました。










これは全国大会の交換会に出てきた株で、かなり覆輪は深いのですが・・・大八洲ですね。


と言うことで、5分の4でした。


命名者の美咲園さんが
「素晴らしい品種だけど、登録した途端に偽物が氾濫するから登録は難しいですね」と仰ってましたが、
逆に、整理するためには登録した方がいいように思えます。


10年後くらいでしょうかね。



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3 コメント

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Unknown (marchtohide)
2022-11-07 09:30:03
おはようございます。 大八洲と八洲の月の見分けるポイントをお教え頂けませんでしょうか?
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Re: (蘭の国の住人)
2022-11-08 22:33:43
marchtohideさんこんにちは

八洲の月の特徴を一言で言うと、大八洲の大覆輪、となりますが、
私は、単純に覆輪が深くなったものではないと考えています。

確証はありませんが、元の黄覆輪の上に質的に異なる覆輪が被さったようなイメージを持っており、
元の覆輪よりも若干白味が強いように思います。

しかし、視覚的な差異は覆輪の色や幅よりも木姿に現れ、大八洲の覆輪が多少深くなっても木姿はあまり変化しませんが、
八洲の月はちょうど金紺冠に似た、先尖りの受葉 気味になります。
ただし、あまり変化しないと書いたものの、大八洲の深覆輪も、若干同じ傾向を示すので紛らわしいです。
また、花型にも変化が見られ、錦紺冠や古都の雪と同様の、いわゆるヤモリの手のような花弁の形になります。
実際にはよく観察して、総合的に判断する必要があるので、じっくり観察してみてください。
返信する
Unknown (marchtohide)
2022-11-09 09:54:19
おはようございます。
丁寧に説明して頂きありがとうございます。
ローカルな展示会などで、八洲の月として出品されている品を見て、一本の木に数枚、深めの覆輪葉を交えている木しか見たことが無かったので、「なんだ大八洲のハデ目と変わんないなぁ」と思ってました。
私は八洲の月は、まだ持っていませんが、機会があれば購入して比べてみたいと思います。
ありがとうございました。
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