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蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

喝采中斑

2021年06月14日 | 富貴蘭(紺覆輪・中透け)


昨日の富貴天は宮崎県産です、書き忘れてました。


さて、これも昨年鈴木園芸さんから買った、喝采中斑です。



喝采は大会で見たことはありますが、じっくり観察したことがなかったため、
あまり特徴を理解してません。


実生ではなく、山採り選別品種だそうです。


喝采の縞のイメージとは随分印象が違ってるため、

「ちょっと感じが違うんじゃない?中斑になってるから?」

と聞いたのですが、前作者が確かな人だったので、

「それなら間違いないね」ということで棚入れしました。


帝を彷彿させる迫力ある中斑です。













高いものではないため、これだけでも十分観賞価値はあるのですが、
「喝采の中斑だったら総ルビー根かも」と思ってたあては外れ、総泥根でした。



地味な中斑だと無地の子を生みやすいですが、このくらいだと柄の継続は良さそうなので、
5本立ちくらいになると見応えありそうです。




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杏里

2020年05月17日 | 富貴蘭(紺覆輪・中透け)


来週は全国大会だ!って、今ごろはワクワクしてるはずだったんですよね。


さて、今年の大会も展示品はなしでの〜んびり行こうと決めてましたが、
交換会で買う品種も年明けくらいには早々と2つ決めてました。



一つはこれ



杏里です。


私にとっては、流行りとか人気とかを超越した大好きな品種です。
このまま柿の木に着いてても違和感のない、野趣あふれる姿がたまらなく好きなんですよね。


















以前紹介したように、ずいぶん前に三昧さんからいただいて作ってますが、
嫌がってるのに三〇園さんがちょくちょく持って行ってしまい寂しくなってきたので、
今年の大会に出て来たら買うぞと決めてました。


それなのに


この春、静岡のあの方から「杏里送って!」と軽〜いメールが届きました。


「はぁ〜っ」とため息が出てしまいましたが、しぶしぶ黒猫の背中に乗せました。


業者さんにとっては「この程度の品種でうだうだ言うなよ」って感じの品種なんでしょうけど、
私にとっては何鉢も何鉢も何鉢も作ってたい、不思議な魅力の可愛いやつです。




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松ヶ枝

2020年03月09日 | 富貴蘭(紺覆輪・中透け)

アマミ系三光中斑の松ヶ枝です。















正月らしい名前の品種ってことで年始に紹介したらよかったなぁ、
と今気付きました。

紺覆好きの私の棚には手当たり次第に集めた紺覆系品種が色々とありますが、
その中でもこれはかなりイケてる品種です。

紺覆輪品種の中で、初めて見た時に私が特に衝撃を受けた品種は錦紺冠や羅生門ですが、
松ヶ枝は木によって葉によって表情が異なり、棚で眺めててじんわりと良さを感じる品種です。

思いっきり紺覆輪の葉や、バッチリ三光の葉、縞っ気を感じる葉など様々です。













何鉢も欲しくなり、見かけたらついつい買ってしまいます。






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羅生門

2019年08月18日 | 富貴蘭(紺覆輪・中透け)


玉金剛の土台に錦紺冠芸を被せた驚愕の(究極のと書こうと思ったら、
以前錦紺冠をそう表現してました)紺覆品種、羅生門です。



あれから1年1ヶ月、成長はのんびりしたものです。



















消毒したばかりで、ちょっと柄が見にくいですね。


今年の大会には素晴らしい株が展示されてました。
僅かながら売り物も動いたようなので、安かったら買い足そうと思いましたが、
まだ私が買った頃の3分の1程度でしたから、もうちょい待つことにしました。

そんなことを言うと、「持ってるじゃん!」と突っ込まれますが、
気に入ったものは3・4・5鉢と欲しくなってしまう病気ですから。

さてこの品種、荘厳な雰囲気に凄味のある名前ですが、
柄の影響でしょう、けっこう可愛い花を咲かせます。

豆葉の花は天咲とひとくくりにされがちですが、それぞれそれなりに特徴があり、
ちゃんと見てあげないともったないですね。




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杏里

2019年05月17日 | 富貴蘭(紺覆輪・中透け)




あれから4年、と言っても前回の株はバラバラになりました。


でも鉢数を増やそうと思って割ると、気軽に持って帰ろうとする業者さんがいて困ります。

昨年も3鉢持って行かれてしまいました。


断ろうとすると「この程度のものでウダウダ言うなよ」って感じで、
他の出したくない鉢を諦めてもらうがための犠牲になってしまいます。


でも今年こそは巌として断って、じっくり作り込みたいと思ってます。


さて、古典品種の曙があまりにも安価になってしまったためか、
曙透冠も含めてこのタイプは芸の素晴らしさのわりには軽んじられているように思います。








もっとも、人気が出ると棚にそっとしておいてもらえなくなるので、
本心では人気が出ないでいてほしいと願ってます。


そのためには展示したり、ここで紹介したりしない方がいいんですけどね。


個人的には金玉牡丹などとともに、陽当たりの良い樹上にある姿が
最も似合う品種だと思ってます。


小型・黄色・かすれたような紅色の三点揃ってるところが、
そう感じる理由でしょうね。















来年くらいには庭木に着けて楽しみたいと思ってます。



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