蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

ナンジャモンジャとトビカズラ

2015年04月28日 | 牧野植物園



牧野植物園のこの時期の名物、ナンジャモンジャの木こと、ヒトツバタゴです。
極めて限られた地域にのみ産し、対馬の自生地などは国の天然記念物に指定されています。







遠くから見ると、若葉の上に綿菓子が積もったみたいです。



何の木か分からないと言う意味の変な名前で呼ばれますが、その名のおかげで直ぐに覚えてもらえます。



こちらも毎年GWに見頃となるトビカズラです。
熊本県の自生地に因んでアイラトビカズラとも呼ばれ、姶良の株は国の特別記念物に指定されています。





藤のようなブドウのような不思議な雰囲気の花です。
何かに似てますよね。私はガンダムに出て来るモビルスーツを連想します。









トビカズラの近くには厳重に囲まれてケシが咲いていました。そう、あのケシです。





美しい植栽というのは植物園の一面であって、薬用植物についての研究・展示も充実しています。

続きはまた明日。


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春の植物園

2015年04月01日 | 牧野植物園

本日も、またまた続きです。



サクラのようにも見えますが、高知の里山でよく見かけるフジツツジです。





その盆栽ですが、樹形を整えるために花芽が分化した後でも剪定してしまうため、花は咲きにくいです。



伝統園芸植物コーナーでは椿が並んでました。





江戸時代からの人気品種、雪牡丹です。




牧野植物園は、以前はいわゆる洋花的なものは温室以外には植栽されていませんでしたが、
現在はあらゆる種類の花を取り入れ、和と調和した素晴らしい景観を演出しています。





黒いチューリップは幼稚園児の頃に欲しくてたまらない夢の花でした。



最初に交配をして楽しんだ花がチューリップでしたが、子供のお遊びでしたから、残念ながら開花にまでは至りませんでした。
意外と開花まで何年も掛かるんですよね。



寒蘭センターでは春蘭が展示されていました。



日・中・韓の3ヶ国の春蘭を見比べることが出来るように展示されています。













いつか春蘭ももっと楽しみたいです。


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続 センダイヤ

2015年03月31日 | 牧野植物園
翌日は朝からの雨が止むのか心配しながら家を出て、ゆっくり昼を食べながら、雨が上がってくれるのを待ちました。















雨上がりの植物はしっとりと水を含んで、春の訪れを喜んでいるかのようです。






センダイヤは牧野博士が名付けたヤマザクラの品種で、ソメイヨシノよりも一足早く、
またひとまわり大きく赤味を帯びた花を咲かせます。
古から、ソメイヨシノは葉が展開する前に花だけを咲かせるところが好まれていますが、
私は赤い葉の展開とともに花を咲かせる、ヤマザクラが大好きです。





この葉を見てると、桜餅が食べたくなります。



こちらは、ベニシダレです。



牧野博士は亡くなる前まで
「日本には桜が少ない。飛行機の上から4月頃見ると、下は全部桜で埋まっているというくらいに植えなければ」
「日本を桜の国にしなければ」
と語っていたそうです。

『桜の国』って素敵な響きですよね。



明日に続く。



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センダイヤ(仙台屋桜)

2015年03月30日 | 牧野植物園

昨夜は夜桜を見に、今日は雨上がりの桜を見に、牧野植物園に行って来ました。







牧野植物園初の夜桜公開と言うこで、多いに期待して行きましたが、想像してたよりも遥かに素晴らしい、
夢のような世界でした。













荘厳な雰囲気の中、水上ステージではケルト音楽が奏でられ(翌日はチェロ)、あえて琴の音ではないところが、
牧野らしくてナイスでした。





私の写真ではうまく伝わらないのが残念です。今回見逃した方は、来年ぜひ是非!必見ですよ。

続きはまた明日。



因みに、昨日久しぶりにやって来た蘭友には、「まだ植え替え始めてもないのかよ。」と飽きれられてしまいました。
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土佐寒蘭センター

2015年02月24日 | 牧野植物園

植物園のもう一つの伝統園芸植物展示場所は土佐寒蘭センターという建物の中です。



マンリョウやカラタチバナ、ヤブコウジが展示されていました。













栽培場を兼ねた展示場で、陰地性の植物は機嫌良く、高知では作りにくいと言われるカラタチバナがよく出来ています。

麒麟獅子もありました。




寒蘭センターとは言えこの時期カンランは咲いてませんが、ちょうどハルカンランが咲いてました。







温室に比べ目立たない建物ですが、カンランの時期以外にも様々な季節の植物が楽しめますよ。




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