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雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

落雷被害  その3 橋梁

2016年04月07日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

昨年末、韓国のソウルでの橋梁への落雷事故です。



道路を支えるロープが、複数本、切断/損傷し、修理のためにこの橋の交通規制が必要になったとのことです。  ロープが焼き切れた写真は以前にも掲載しましたが、もう一度掲載します。



弊社の事務所から見える大きな橋(横浜ベイブリッジ)も東京湾の湾岸を結ぶ大動脈で、この橋が同じ目にあったら湾岸線は通れなくなり、横羽線が大渋滞することでしょう。 湾岸線は物流の大型トラックが多く、横羽線も大型はなるべく湾岸線を走るようにとしているくらいですから、物流に大打撃を受けることでしょう。 その被害に比べれば、前もって落雷対策をしておく費用など僅かなものです。 ところが、多くの場合、被害に遭ってみるまでは想定できない方が多いのです。

横浜ベイブリッジだけでなく、港湾部を結ぶ大型橋梁は沢山あります。 名古屋港で東名高速から伊勢方面へ抜ける橋は、横浜ベイブリッジを自慢に思っていた私もスケールの大きさにビックリしました。 こういう橋が落雷被害に遭わないことを切に願います。


〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会

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落雷被害 その2   道路

2016年04月06日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

まさかの場所ですが、アスファルト舗装の道路への落雷痕です。 アスファルトは電気的には絶縁物ですが、道路へのこのような被害もたまにはあります。 もし、この傍を歩いていたら、車で通行していたら。。。と想像すると怖いですね。



これからの時代、道路というのは単なる連続した土地/空間というだけではなくなります。 照明や非常電話は以前からありますが、新東名などの高速道路は道路の両側から監視カメラで全線に渡って道路状況がモニターされていますし、英国ではEV車への電磁誘導による無接触充電が試験的に行われているそうで、自動運転する車への情報提供の設備も必要になるでしょう。

将来の道路は電車の線路と同じように全線に渡って電子回路が埋め込まれた通り道になります。 その時に雷に脆弱になるのは道路もそうですし、EV,ハイブリッドなど電気的な要素が多くなった車も同じことです。 以前、弊社に電話相談がありまして、庭に駐車していたハイブリッド車が近所での落雷で動かなくなったというのです。 走行中でなく、駐車中で運が良かったのです。

雷雨の時に車の中は安全というのは必ずしも正しくありません。 昔の車のように金属の箱であった時代は終わり、屋根にはサンルーフという開口部があり、その開口部は金属ではなくてアクリル板。 パノラマルーフでは屋根全体がガラスや樹脂です。 これでは雨はしのげますが雷には無力です。  航空機では機体の一部にCFRP(炭素繊維補強プラスチック)が使用されていますし、車でもレーシング・カーで普及しています。 車であればすべて一体ですが、航空機は機体の一部で用いられ、ここに雷電流が流れた場合には全金属製の場合とは条件が異なります。 当然、試験はしていますが、世の中は、全てにおいて複雑化する一方です。 便利なだけなら良いのですが。。。

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落雷被害  その1  航空機

2016年04月05日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

今週の後半は落雷の被害の写真です。 弊社には、航空会社様から飛行中の落雷を防止できないかとの問い合わせがありますが、これはほぼ不可能です。 まあ、大きな落雷事故は、ヘリが墜落したことはありますが、今のところ僅かです。 しかし、この写真、これで生還できたのは奇跡に近いかと思えます。 運の良し悪しは確かにあります。



雷雲の放電の80%は、雲の中や雲と雲の間での放電で、それらは「雲放電」と呼ばれます。 地面に落雷するのは全体の20%と言われています。 飛行機は3次元で移動しますから、落雷を受けやすい領域を避けて飛行すれば良いのですが、そうもできない事情がある場合もあります。 昔の飛行機や軽飛行機は、操縦桿につながったワイヤーで機械的に舵を動かしていますが、最近の飛行機は操縦桿の変異量をデジタル信号にして送り、その量だけサーボモータで舵を動かしますから、信号を送る電気のケーブルが命綱(最新のものは光ケーブル)で、雷のような強力な電流には弱い構造です。 この飛行機、落雷した位置がもう少し下の方でしたら墜落していたかもしれません。

先日、海上自衛隊のヘリ乗員をしていた方から面白い話を聞きました。 移行中のへりは、ローター(回転翼)が空気との摩擦で静電気を帯び、へりから救助用のホイストでロープを地面に下す時、最初に地面に接地しないとビリッとくるそうです。 同じ話は、飛行船を地面に係留する場合、地上の係員がいきなり飛行船から降ろされたロープを掴むと飛行船に帯電していた静電気でビリッとくる話は何かで読んだことがあります。

飛行機には、帯電した静電気を放電するために豚のシッポのようなものが付いています。あれは落雷には何の効果もありません。 飛行機は、機体が帯電する他、客室内の湿度が低いため客室内でも静電気が帯電し易い状況です。 その帯電した静電気が、金属類に触れて放電したときには電磁波がでます。 まあ、健康に害があるような強度ではありませんが、客室内は電磁的にはノイズが多い場所です。

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ピースボート

2016年04月04日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

この船は、主として若い方を対象とした世界一周のクルーズをするようですが、その評判については賛否両論、いろいろあるようです。 以前、大桟橋付近の安い飲み屋で、ここのグループと居合わせたことがあります。 まあ、若さゆえのとでしょうが、船内であれば参加者だけの空間で何をしようとご自由なのですが、船という狭い閉じた空間で共に世界一周をして結束が強く、自分達以外に人はいないかのような、社会生活のルールをすっかり忘れさった傍若無人ぶりは、海賊船が港に着いた後の酒場でのドンチャン騒ぎのようでした。 この青年たち、世界を回る中で港に着くたびにこのような騒ぎをしているのか? であれば日本の恥。 修学旅行であれば先生という監視役がいるが、そういう歯止めのないまま、世界を見て見分を広げたハズの若者がこの状態では、日本はどうなってしまうであろうと余計な心配をしました。 全体が、このようでないことを願いますが、集団というのは、平均値は良くても、平均に満たないグループもできてしまうものでなのです。 その時の悪印象というバイアスがかかった意見ですので、割り引いて読んでください。



若いうちに世界を見て回るのは悪いことではないと思います。 しかし、船旅で何の緊張感もなしに目的地に連れて行ってもらい、現地に着けばバス・ツアーが待っているなどというフヤケタ旅は、若者がすべき旅でしょうか。 一人で旅をして見知らぬ土地の空港や駅での不安と緊張に耐えて行動することで個人の成長があります。 常にお客様状態で何の緊張もなしに世界を回っても冒険的な要素は全くありません。 若いうちは団体でツルンデ旅行などしないで一人旅をすべきです。 船旅は、シニアにこそふさわしい旅です。

それと、海外での日本人の集団行動、嫌ですね。。。 多くの日本人は、外国で一人でいるとオトナシイ半人前。2~3人揃ってヤット一人前。 それが、4~5人以上になると急に強気になって10人分くらい、元気でうるさくなるのが日本人の特長です。 海外で日本からのお客様の面倒を見た経験からすれば、これは日本人として情けない光景でした。

団体旅行で多くの仲間に出会えることは良いことではありますが、仲良くなっても「徒党を組まない」、ソコソコの「協調」でベッタリしない、集団の中で「孤高を恐れない」など「アンチ集団」を保つ訓練の機会として参加するなら若い人には良い機会です。 お人好しな日本人は、地のままではクセの強い欧米にかないません。 自ら自分にバイアスをかけて集団に簡単に迎合しない、協調性よりは独自性、「良い子」ブルよりは「嫌なヤツ」を演じるくらいで丁度よいのです。

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火災保険ビジネス

2016年04月01日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

米国の西海岸。 干ばつで山火事が多発します。 そんな時に、お金持ちが個人で保険会社と契約した私設消防隊があるそうです。 山火事が迫ると、契約した方の家に急行し、その家の周囲に着火防止剤を散布し、その家の延焼を防ぐのです。この消防隊、公の消防隊と同じように緊急の回転灯を点滅し、サイレンを鳴らしながら現場に急行しますが、契約している家しか相手にしません。 一見、公の消防と同じように見えるので、契約した家の近所の人から頼まれても何もしません。 契約した家にだけ延焼しないような処置をして終わりなのは当然と言えば当然ですが、山火事という地域に共通した脅威であるのも関わらず、契約した特定の家にだけの処置というのは契約社会の中では当然なのですが、少し引っかかるものがあります。

まあ、米国にはゲーテッド・タウン(ゲート(門)で守られた街並み)があります。 高い塀に囲まれた一角にガードマンが警備している門から、その町の住民以外には入れないような隔離された場所で、住民以外の人は出入りできませんからし、不特定多数の侵入が防げる安全地帯です。 まるで中世の時代に逆戻りしたような感じですが、治安とか火災とか、住民が受けられる共通の公共サービスの中にも、お金で差別化された地域やサービスがあるというのは、それが資本主義なのです。

最近は、保険会社がそれを積極的に拡大し、消失してから支払う火災保険だけではなく、火災による消失を未然に防ぐサービスまで取り入れているのです。 保険会社としては、このために特別な消防チームを編成しているわけですから、保険への加入料もハードルが高く、それを支払うことのできる裕福な層がお客様です。 それに対して文句を言うのは貧乏人のやっかみということになるのでしょうか?

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