雷ブログ

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青森県 深浦町でのフィールド試験

2015年04月22日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ここは青森県の深浦町。日本海側の秋田に近い所です。 深浦町の「WeSPA椿山」は、夕日が日本海に沈むのを見ることのできる温泉や地元の食材を使用した美味しいレストランもあり、広い敷地に2階建てのコテージが散在し、とても良い場所で、これからのシーズンは家族連れには絶好の場所です。スロープカーで丘の上に上がると、白神山地と日本海がパノラマを眺めることのできる展望タワーがあります。この丘の上に風車があります。 写真の右側の柱の下に見えるのが「白神展望台」です。

WeSA椿山

この日本海に面する丘の上は風も強く、風力発電のタワーが辺り一帯に10基ほど立っています。 その内の1基に風力発電の羽根への落雷を防止する効果ある対策が取られています。写真の両側にある2つの柱。この間に合計4本の「架空接地線」と呼ばれる線が引かれ、ブレード(羽根)の上空で落雷を防いでいます。 柱の間に2つの風車が見えますが、このうちの右側の風車を守っています。 左側の風車は、この場所からさらに奥にあるものですが、未だ2年前に作られた新品で、落雷への対策のために、羽根の強度は世界規格の3倍という十分な対策をしたハズですが、この冬の落雷で見事に羽根の一つが破壊されてしまいました。 世界規格の3倍にしても5倍にしても、雷を受ける限り万全の策はありません。 雷は受けないようにするのが一番なのです。

風車への落雷対策は、弊社にも相談が来ますが、かなり難しいのです。

この柱の高さは地上から92m。 ここにPDCE避雷針と通常避雷針の二つを同じ高さで取付け、どちらに何発の落雷を受けるかの実地試験をしています。



今回の冬の雷では通常避雷針への落雷が4回に対し、PDCE避雷針への落雷はゼロ。 2回目の冬も1回目の冬と同じく、PDCEの「勝ち」でした。 このような事が偶然で何回も連続するでしょうか? 効果があるからこそこの差が出るのです。 詳細は、近々、PDCEニュースお知らせの予定です。

日本海側の冬季雷が終わると太平洋側でも雷シーズンが始まります。 先週末、茨城県を落雷を伴う雲が通り過ぎ、多くの落雷がありました。 弊社のPDCE避雷針を設置されている牛久大仏の近辺でも沢山の落雷がありましたが、大仏様は御無事でした。 

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