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プライマリー・バランス 黒字化の誤り と言うよりインチキ

2018年05月30日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

個人(国民)の命は有限ですが、国家の命は無限に続く(地球滅亡の日までは)事を前提にせねばなりません。 個人の借金は生きている間に返済せねばならないのは当然ですが、国家の借金など国の命は永遠とすれば、焦って返済などすることはありません。 借金で作った金を外国で捨ててしまうのではなく、日本国内のインフラ整備につかうかぎり、立派なインフラを使う我々の子孫は、インフラの使用料としての借金も背負って当然であり、「子孫に借金を残すな」など、何を綺麗ごとを言っているのでしょう。 借金をしてでも立派なインフラは国の成長のために必要なのです。 それを後世のために作って差し上げるのですから、そのための費用の一部も先送りして何が悪いのでしょう?

日本の国を永遠に反映させるには、経済が潰れてしまっては困りますが、個人の有限な人生の時間内の借金と異なり、永久に続くのを前提にすれば、償還(返済)の時期にお金がなければ、新たな借金で今までの借金を返済する自転車操業が可能ですし、自国通貨建ての国債ですから、中央銀行が買取ればチャラになるのです。 この借金を返すために増税などしなくてよいのです。 増税などで景気にブレーキをかけるのではなく、歳入が欲しいなら、例えば、子孫へのプレゼントとなる100年後に償還する相続税がない「相続国債」を発行すれば、相続税を徴収するよりも簡単にお金を集めることができるのではないでしょうか?

EUのように寄せ集めの国の統一通貨では国々の共通目標としてプライマリーバランス(PB)に意味があるのでしょうが、それを日本にまで世界の基準を適用することは無いのです。 赤字がイケナイと言うのは家計の事であり、命が無限の国家には当てはまりません。 むしろ、国家が無限に続くためにはPBなど気にしてはいけないのです。 国家の財政を家計に例え、いつの間にか国民はしてもいない借金を背負わされているようなインチキな説明に騙されてはいけません。 あのような欺瞞を国民にするような方が今度はプライマリーバランスと騒いでいるのです。 家計に例えれば一見ごもっともな意見ですが時間の長さが全く違うのです。 時間軸の目盛の違うものを同一視することは、物理学では明らかな間違いと分かるのですが、これは金融上でも間違いなのです。

高橋洋一さんの「「文型バカ」が日本をダメにする」には、財務省のエリートはほとんどが東大法学部出身で法学についての知識はあっても会計学の事など分っていない。財務官僚が財政の専門家であると思うのは大きな誤解であるとの事です。 高橋さんは数学科の出身で当時の大蔵省の「変人枠」で大蔵省に入ったという変わり者で理系の出身だからこそ、「文系バカ」の愚行について語ることができるのでしょう。

私のようなただの避雷針屋が、国の財政の事などを言っても財務省の専門家の方が正しいと思われるのは当然ですが、世の専門家の多くは何か意図をもっての行動であり、それは常に正しくはないのです。 国のレベルは国民のレベル。 我々、国民の一人一人が関心を払い続け、発言することが大事なのです。

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