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「残業」は「残行」?

2012年02月27日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

居酒屋チェーンの若い従業員の方が残業によるストレスで自殺されたのが労災と認定されたそうです。会社設立時の創業メンバーであったり、何か特別なプロジェクトであれば月100時間程度の残業は当り前でしょうが、あれだけ大きくなった組織で、長時間残業が日常的なことになったら耐えられない人もでてきますね。人生をやめる位なら会社を辞めるというアドバイスをできる人が周囲にいなかったのがお気の毒です。この会社の会長さん、TV番組では立派な発言をしています。まあ、表向きと実態が二重帳簿の会社は別に珍しくはありませんが。。。

私も、ある製品の発表が一年後と決められたその時からクレージーな一年間を過ごしたことがあります。朝9時から次の日の午前3時まで仕事をし、土日休日なしで毎月300時間近い残業を一年間したことがあります。労基法対策としては残業記録は二重帳簿(時効です)、佳境に入ると会社が借り切った近所のホテルに泊まり込みで週末はタクシーで着替えを取りに家に帰り、待たせておいたタクシーでそのまま会社に帰ることもありしました。ここまでやると恐らく残業の限界ですね。「残業」というより「残行」という、「修行」「「苦行」の「行」に近いかもしれません。一年間、私生活ほとんどなしでしたが、終わってみれば仕事の達成感、自分の限界値を体験したという自信、その後は何があってもすべて余裕を感じました。貴重な一年でした。

同じ会社のドイツに赴任した同僚が、初日から日本と同じ調子で残業しようとしたら、巡回に守衛さんが来て無理やりオフィスを追い出されてしまったと驚いていました。スイスでも夜までデパ-トが開いているのは水曜か木曜の週一回だけで、その他の日は他の会社と同じように夕方で終わっていました。そんな短い労働時間で物を売っていれば物価が高いのが当然と思いましたが、会社員の方も短い勤務時間で成果を上げているのですから時間当たりの生産性では日本よりズーット能率の良い人たちですね。ただ、同じヨーロッパでも、それほど能率の良い国ではない人達と組んでしまったのが大間違いでしょうね。その点、スイスは立派というかシタタカというか周囲と安易に同調しない点は日本も見習うべきところが多い国です。

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