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運転免許

2013年11月19日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

来春、高校を卒業する息子は進学先を早々と決めて残りの高校生活を余裕モードで過ごしているようで冬休みには運転免許を取りたいと言い出し、昔、私が米国で3か月過ごすことになり3ケ月も滞在するなら何か挑戦してみようと運転免許に挑戦した時のことを思い出しました。

運転免許を取りに行く外国人2人と地元の高校生の一団でした。運転免許の取得は高校生のすることなのです。手続きが始まると高校生たちは驚くべき簡素化された手続きでアット言う間にいなくなりました。残ったのは、韓国の方と私で、最初に視力の試験で機械を覗き込み視力に問題なければ同じ機械で交通標識を読むのです。私の前に試験を受けた韓国の方、 試験官から「1から10までの交通標識を読んでください」と言われると、One, Two, Three と番号を読み始めました。試験官からの言葉で「One to Ten」だけを理解したのでしょう。その方の後ろで順番待ちをしていた同じく英語を母国語としない私は、彼が何を間違えたのか即座に理解できましたが、試験官の困惑した表情が可笑しかった覚えがあります。外国人など余りいないペンシルベニア州の小さな町でした。

その試験に受かると、次は試験官と数問の口答試験です。1回目は何を問われているのかが理解できず落第でした。2回目には質問されると困るので、こちらから前回は何ができなかったかを説明すると、「よく勉強したね」ということで即OKになりました。これで、仮免許が頂けるのです。「仮免許」、和製英語では「仮」の「免許」だからTemporary License かと思いきや、そうではありません。何のための仮免許なのか目的まで踏み込むと、「練習するための許可」、さらには、「練習する人への許可」なので Learners【練習する人】への Permit【許可】 と呼ばれます。

このLearners Permit をもらえれば、免許所有者が同乗し、自分の家の車で運転を練習し、キチンと乗れるようになったら再度試験センターへ赴き、試験官を乗せて町の中を走って問題が無ければそれで本番免許になるという簡単な手続きでした。州によってはLearners Permit のまま1年間、事故を起こさなければそれで本番免許になる州もあるとのことでした。個人教授で運転を教える事を生業にしている人はいても、大きな学校として運転教習所のようなものはありません。ショッピング・センターの広い駐車場もありますし、道路もすいているので全くの初心者でも最初から路上で練習するのです。

日本では、運転教習所から試験センターの周りの代書屋さんまで、運転免許自体が産業になっています。初めて来日したスイスの人に、「何故、日本では不必要なことまでビジネスにしているのか」と質問されたことがあります。
日本には「不要の要」という言葉があり、小さな国に1億人以上が暮らし、相互扶助で不要なことまで取り込んで社会に仕事を増やし、お金を回し、多くの人の生活を支えているのだと答えたことがありますが、この国内の内向きの仕事を止めて労働力を外に向ければもっと強力な経済になるでしょうね。

TPPで運転免許の取得の簡素化などできれば、若者のクルマ離れもなくなるかもしれません。狭い国の路上で全く最初から練習されては危険ですから、ある程度は仕方ありませんが、車の免許で20万円以上もかかるのは米国の簡素化され10ドルもかからない免許と比べると違和感ありますね。TPPには反対ですが、運転免許の取得簡素化などどこぞの国から日本に要求してくれれば良いのに。。などと思ってしまいます。

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