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論語のこころ   加地伸行  講談社

2019年04月03日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。  落雷抑制の松本です。

「論語読みの論語知らず」という諺のように、私が論語について語ったりしたら言行不一致のサンプルのようなもので、私が語るには危険な材料ですが、論語を原書で読むことは困難ですが、その現代語訳や解説本は多々あり、西洋社会でのバイブルに匹敵するする東洋の古典です。 現代の中国の振る舞いとの乖離を見ながら、現代の中国の人々はこの論語に接したことがあるのだろうか、ミステリーです。

しかし、論語にも(人物を上・中・下に分類すると)、「中級以上のものには高度なことを教えることができるが、中級以下の者には高度な事を教えることはできない」と割り切った見方をしています。これは孔子の頃と比べれば人々の教育レベルが格段に改善された現代でも同じことで、教育で社会は救えない一例です。 ところが、社会制度としては、国民を2階層に分離するようなことは許されませんから、万人に対し教育によるサポートのみならず、周辺諸国に対してまで善意を基礎とした接し方をしています。これは、基盤としては大事で正しいのですが、実体としては、話をしても分からない連中がいることはキチンと個々人の心の中でケジメをつけておくべきです。

この論語の大部分は孔子とその弟子たちにより伝えられたものですから、中国は、「孔子学院」と銘打った施設を世界中に広め、中国語の普及に努めているのですが、その実態は中国によるスパイ活動の拠点となっているという事で活動を禁止されたり、閉鎖されているところも多々あり、中国という国そのものが孔子を生みながら「論語読みの論語知らず」を世界中にバラまいているのは実に中国的です。

生活のレベルは、便利になり、いかにも人間が発達しているようにも見えますが、人間の本質は少しも変わっていないという点で、孔子の時代と現代を対比させながら読むと面白いものがあります。

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