戦後史の正体 孫崎 享 創元社

こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

元外務所・国際情報局長であった著者が、そこまで言って良いの？という位、1945年から2012年まで、日本の政府は首相ではなく、米国の意向にそって動くように形成される様子が事細かに解説されています。1945年は、私の生まれる前ですが、ここに登場する日米のトップは、平清盛よりは身近に感じる戦中・戦後の人で、当然、知っている人ばかりですからとても身近な歴史です。

政治や外交の裏舞台は恐ろしい世界です。色々な思惑があって動いている人達ばかりですから、誤って地雷を踏んでしまうと首相の座からも引きずり降ろされる裏世界のお話しで、面白過ぎる内容です。国益を守るための真剣勝負の世界の厳しさや複雑さ、底に流れる陰謀、恐い世界です。このような事に興味を待たせずに、お笑い芸人で国民の関心をそらせておく事も調整済みなのでしょうね。

香港では中国政府による愛国教育に対する反発のデモがあったそうです。日本でも原発反対のデモに多くの方が集まるようですが、個人としての憤りの吐け口、個人的な行動と思って参加しているのでしょうが、実は日本の国体を弱めようとしている勢力にうまく利用されている、加担させられているという側面もあるのです。日本のエネルギーコストが上がり国内産業が弱体化する事は、まさに近隣諸国が望んでいる事です。

昔から大陸の中で異国民同士で騙し合いを重ねてきている外国勢には、まるで子供のように素直に反応する日本人など手玉に取るのは朝飯前なのです。

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