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記録媒体の変遷と息子の成長

2024年01月31日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 息子が小学校に入学する少し前から3年生くらいまでピアノを習っていまして、その発表会には当時の最新の8ミリビデオでその雄姿を撮影していました。もう、20年近く前ですから、今やそのビデオカメラも行方知れずとなり、8ミリビデオを再生できるデッキもありませんが、息子がその8ミリビデオの映像をMP4にしてUSBに保存し、USBを送ってくれたので自分のPCでその映像を見ることができるようになりました。久しぶりに小学校の低学年の頃の息子の姿を見たわけですが、立派にピアノを弾いているのを見て当時の事を思い出しました。 これを言うと親バカそのものですが、ピアノが結構上手で先生からも特別なレッスンを勧められましたが、お断りしてピアノもやめさせました。ヘタならいくら続けても良いのですが、なまじ上手であっては危険なのです。母親は、「何故、子供の才能を伸ばしてしてやらないのか?」と怒り、夫婦仲が険悪になりました。

 当時、接待で毎週のように使用していたお店は、バニーガールのお姉さんとピアノの生演奏がありました。しかし誰もピアノなど聴いていません。会話に邪魔な騒音くらいにしか思っていませんでしたが、その演奏する方も、昨日、今日、ピアノを習い始めたのではなく、恐らく子供の頃からピアノが上手で、「xxちゃんピアノ上手だね」などとおだてられて音楽の道に進んだのかもしれません。が、今や、夜の酒場でのピアノ生演奏は、店の格と価格を上げるだけの道具であり芸術点はゼロなのです。世界的なピアニストには誰でもなれるものではないし、ピアノで生活するというのは大変な事なのです。当時、知り合いであった某音楽大学のピアノ科の先生からも、音楽界で生きていく大変さを聞かされていたので、我が息子も、ピアノが上手であると錯覚し、得意になって音楽の道になど進まないように子供の将来を思って止めさせたのです。 この思いは母親には通じなかったようです。

 この息子、機械ものの組立が得意で、私の海外出張の度に、日本では販売していない可動部分が多い、かなり複雑なレゴをお土産に持ち帰りました。これも自在に操り、小学生の頃から大人用のRCカーを自分で組み立てていました。その才能は伸ばしてやろうと思い応援してきました。機械ものの組立は得意で、現在は、車メーカーで、車両の設計をして楽しそうに暮らしています。ピアノだけでなく、ギターも含めて音楽は趣味として楽しんでいるようです。 子供時代のピアノを弾いている姿を見て、やはり、音楽の世界に進まなくて良かった。 との思いが残りました。

 

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