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信長/秀吉/家康はグローバリズムとどう戦ったのか  三浦小太郎 ハート出版

2025年06月09日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

戦国時代のイエズス会宣教師と日本のキリシタン大名のやり取りですが、これは、まるで現在と同じではないかと約450年前から何も進歩していないのでは?と時間がぶっ飛んだ感じです。

1579年にヴァリニャ-ノ司祭が来日し、衝撃を受けたのはキリシタン大名からの宣教師批判であったそうです。

「あなた方宣教師は日本に対して無礼であり、気もきかぬ。神社仏閣を我らが破壊したのは、司祭たちがキリシタンの教理に反するというので、不本意に行ったまでのことで、宣教師たちが日本の美しい習慣や高尚な態度を学ぼうと努力せぬことは全く無智なことだ」

それに対しヴァリニャ-ノ司祭が「自分たちは全く異なる社会・風習の中で育ってきたのだから日本の礼法を知らないのもやむを得ないと理解して欲しい」と訴えたとのことですが、それに対し

「そのことについては、あなた方に同情するし、1年や2年なら我慢するが、幾年もたっているのだから我慢できない。なぜなら、あなた方が日本の風習や礼儀を覚えないのは、それを覚えようともしないし、それはあなた方が日本を気にいらないからである。それは私たちに対する侮辱でもあり、道理にも反する。あなた方が日本に来て、その数も少ない以上は、日本の風習に従うべきであり、私たちは日本の礼式を止めることは出来ないし、あなた方の風習に従うべきでもない。あなた方が日本の風習を覚えないのは、あなた方にその努力と能力が欠けているためであるなら、日本人はそれほど無能なあなた方から教えを受けたり、あなた方を師とすべきでもない」(松田「天正遣欧使節」)

450年も前でありながら、流石、日本では大名となるくらいの方はキチンと事情を把握し、立派な意見をお持ちであったのです。キリシタン大名というと、私はそそっかしい輩との先入観しかなかったので反省しました。トランプ大統領の鉄鋼や自動車に対するアホな関税に対し、米国の成長を支えてきた日本に対し、他の国とごちゃ混ぜにするなとキチンと説明できる、この大友純忠や有馬晴信のような政治家がいないのは寂しい事です。日本は進歩したのか衰退したのか?

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