雷ブログ

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避雷設備の将来

2021年04月02日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 今まで、避雷設備というのは建築物の付帯設備という観点で見られていたことが多いのですが、弊社の場合、建物の付帯設備で用いられるよりも、その他の分野のほうが圧倒的に多いのです。 電気により運転が維持されているものは多々あります、というより、電気なしに稼働できるものの方が少ないというのが実情です。 その電気設備を守りたいというお客様が多いのですが、弊社もおかげさまで12年目に入りますと、今までに落雷に悩まされてきたのが驚くほど静かになったというお客様、すでに8年目になり、8年の実績は偶然とは言えないのは、それまで毎年のように落雷に悩まされてきたのです。 8年も偶然が続くというのは、全く無いとは言えませんが、これは偶然ではないのです。 このようなお客様での実績が年を経るごとに大きくなり、弊社の自信につながります。

 しかし、落雷を発生させないようにすれば良いというものでもなく、落ちない所は落ちるようにすれば良い所もあります。 その代表的なのが高層ビルの屋上にある棟上導体による避雷設備です。 回転球体法の考え方からすれば、壁面の外面にあるべきなのですが、設置後、10年、20年の経年劣化で落下するのを恐れて、ビルの内側にセットバックして取り付けられているのですから、そこの避雷設備に落雷する前にビルの外壁を壊してしまう事故が発生するのです。 このような場合、せつかく、棟上導体でビルの屋上をグルット一周、接地線が引き回されているのですからそこに落ち易くしてやるということで、まあ、通常の避雷針でもよいのですが、低い高さで、より落雷を呼び易くした避雷針を考案しました。

 この避雷針と通常の避雷針の落雷のし易さを比較検証するために、フランスの大学の施設を予約して今月には行う予定でしたが、コロナの影響でフランスは全土でロックアウトなどという報道もされていまして、どうなるのかは不明ですが、これは心配しても仕方ありません。 この話を人にしたところ、「なぜ、そんなに雷ばかりを相手にしようとするのですか?」と聞かれ、真似をして「そこに雷があるからだ」と返答しましたが、落雷の両側、「落とし難い」と「落とし易い」の両側を同じ考えで征服できれば、その考え方が正しいという証明になると考えますので、落とし難い側の製品に加え、落とし易い側の製品も弊社の製品の中に加えたいと思っています。

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落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
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憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会


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