雷ブログ

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試験をする側と受ける側

2021年04月01日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 先日、仕事の傍ら、ある国家試験を目指しているという若い方とお話しする機会がありました。 毎日の仕事をしながら国家試験に挑戦するという前向きな姿勢は立派です。 幅広い分野を勉強するのは大変であるとの話でしたが、よく分かります。 私は、ある国家試験の試験問題を作成するお手伝いをしていた時期がありまして、委員会には各分野の専門とする方が5~6名おりまして、その一分野をわたくしが出題していたのですが、これも何年も続けると分野は決まっていますので、出題の幅は限られている。 では、深さはというと、資格試験の場合、適当な合格者がいないと難しすぎるということで受験者が減るのも困るので、適当な難易度が求まられ、イジワルなひっかけ問題にならないように、他の分野の専門家の人たちからの意見も聞きながら試験問題を作るのですが、実は、問題を作る側も苦労しているのです。 受験をする立場で準備するのではなく、出題する側に立って考えれば、各分野ごとにどのような出題をしてくるかは見当が付きやすいのではとアドバイスしました。

 ある英語の試験を私がが受けていた時代ですが、自分で出来が良かったと思うと他の人も良く、自分の出来が悪かった場合には他の人も悪く、何万人もの受験者の中での相対的な位置はいつもほぼ一定であった覚えがあります。 試験問題も毎年、同じものは出せませんが、数年周期で使い続けると、その問題に対する正答率も分かってきまして、どの問題とどの問題を組み合わせて出題することで、全体の正答率も自然に分かってくるものなのです。 時々、その予想を外れるような正答率の場合、合格者が上位何パーセンと指定すると配点を調整してくれる優れたソフトがありまして、これは特定の受験者の配点を調整するのではなく、受験者全体について問題の配点を変えるのですから、それほど不公平な扱いではないので、この「配点調整プログラム」のお世話になっていました。 後だしジャンケンのような感じもしなくはありませんが、毎年、適正な数の合格者を出すためには必要なのです。 試験は受ける側であることが多く、試験されるというのは一方的に不利な側にいるように感じがちですが、試験する側も大変なのですから、視点を変えてみることで新しい見方も出てくることでしょう。

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