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内向型人間が無理をせずに幸せになる唯一の方法   スーザン・ケイン   講談社

2020年07月30日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 自分が内向型か、外向型かというのは誰もが興味あるテーマで2つの性格のタイプの歴史は、進化生物学のテーマでもあり、有史以前に遡るとのことですが、内向/外向と単純に割りきれず、本質的にはどちらかなのでしょうが、生活のためには内向型であると引きこもっている訳にもいかず、内にストレスを抱えつつ外向型を装い、二つの領域をジグザグしながら生きている方が多いのではないでしょうか? 心の問題は複雑で、一夜にして性格が変わってしまうような重大事件が発生することもあり、脳内の化学物質で思考傾向まで単純に変わるのであれば、本来は、どちらにでもなり得る柔軟性は備えているのです。

 私も、子供の頃、「この、お調子者!」と先生に大声で叱責された覚えがあり、以来、そのトラウマを抱えて凹んだ青春時代を過ごし、人間関係の中よりも機械相手の方が心地良く、かといって、就職して営業職にでもなれば、多少の対人恐怖などぶち壊していかなければならず、今に至っていますので、本書で描かれた内向型人間の生きる苦労、良く分かります。 外向型で社交性に富んだ、明るく、協調性の高い、皆の前で堂々と自説を展開するリーダー、社会で理想とされるそのようなタイプと異なり、挨拶もろくにできない照れ屋で根暗で、偏屈な性格では、どうやって世の中を渡れば良いのか? 

 そんな心配はすることないのです。 内向型こそ豊かな創造性を内に秘め、チ-ムワークだブレーンストーミングだとアホをたくさん集めても、所詮、アホはアホ、何人集めても数で質を上回ることはできず、内向型であるからこそ一人で特長を発揮できる、働集約的な仕事と真逆の知的な仕事なのです。 例えば、著作物の編集会議。 この様な作業に、関連部門の方々が集まると、極めて凡庸な面白みのない(しかし無難な)ものになってしまいます。 編集者の個性に任せた方が面白いものができあがります。 しかし、管理者の責任、という観点から、チームワークをしたがるのです。 また、オープンオフィスが流行っていますが、知的な仕事には全く向かないのです。 内向的な人には、無用な緊張感を与え、今回の新型コロナ騒動での自宅勤務に安らぎを覚えた方は大勢いるはずです。 在宅勤務が好きである方は、「隠れ内向型」かもしれません。 内向型であると、委縮する必要はないのです。 本書は内向型人間が堂々と内向型であることに大きな自信を与えてくれます。

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