雷ブログ

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日本では、斬新すぎると信用されない

2020年07月13日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 弊社の特許を全て扱っていただいている特許事務所の方から、ベネチアを水害から護るべく進められている潜水式防波堤の事をニュースで見て、私のアイデアと原理はほぼ同じとのメールをいただきました。 3.11の地震による津波に対応すべく、私が考案したのも同じく「潜水式式防波堤」で、国内での特許も取得しているので、この特許事務所の方がほぼ同じプロジェクトがベネチアでは進行しているのに驚いて知らせてくれました。

 私もベネチアの事は知りませんでしたが、「普段は景観を損なわず」かつ「災害が発生しそうな場合には防波堤ができる」という課題を解決するには、普段は海の中に沈めておいて、津波が来る前に海底から浮上させて防波堤を出現させる方法が簡便で、これは現在の技術を用いて比較的容易に実現できるのです。 例えば、東京湾の入口は毎日多数の船舶が往来し、ここに防波堤など作ることはできませんし、東京湾の外は急激に深さを増しているので、大きな水の塊が太平洋から押し寄せれば、深さの浅い東京湾には大きな津波が発生し、東京湾の沿岸は甚大な被害を被ることでしょう。 それへの対策として、地震と異なり、津波が押し寄せるまでには時間がありますから、津波が発生しそうな場合には海底から防波堤を浮き上がらせる時間の余裕はあるのです。

 中身の詰まった3千トンの潜水艦が浮上するのに比べれば、中身の何もない防波堤を浮き上がらせることなど簡単なことですが、SFもどきのそのような大掛かりな装置であると、国土交通省の津波対策の担当の方もは「できる訳がない」と否定的な反応でした。 今回、ベネチアで同様の防波堤が実用の試験に入っているのを知り、イタリアの果敢な挑戦に拍手を送りたいです。 今回の水害もそうですが、自然の前に人間は小さく、無力です。 しかし、その無力の中でもできる事はできるのです。 できる/できないを挑戦する心を忘れた方が決めていては永久に改善されません。

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