雷ブログ

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RANGE(レンジ) 知識の幅が最強の武器になる  ディビッド・エブスタイン  日経BP

2020年07月14日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 400ページを超す大作で、読み応えのある示唆に溢れています。 色々な実例を基に語る著者の人生経験の豊富さに圧倒されますが、もし、もう一回、読み返すなら、ここに紹介されている人物の数を数えながら読んだら、恐らく1千名近い方の名前が登場します。 それらの方々の体験を凝縮した帰結を伝えるのですから、本の力は偉大であると感じます。 不確実性がより高くなる中で、何を学ぶべきかについて迷う方は多い事でしょう。 本書は、何を学ぶべきかは教えてくれませんが、学ぶ場合の方針については一貫とした目線での解説で、読む側の知識や、考え方を広げてくれます。

 教育は、自分が何を、どう学ぶべきかの「道具立て」を教える機会であり、小中高、そして大学が終ったとしても、それは、学び方や、学びの窓口の広さを学んだだけで、それ以降は自分で自分を教育し、育てなければならないのですが、学校を終えてしまうと、それで人生の教育期間が終了したと思い込んでしまう人が圧倒的に多いのです。 社会人となり、毎日忙しいい生活の中で、何かを学んで極めるというのは難しいいことですが、その「何か」というのは、特に一つの専門分野でなくても良いのです。 幅広く、色々なことを学ぶうちに興味を持てる対象を見つけるためにも、広く学ぶべきで、何もしなければ何も見つからないのです。

 埼玉県に住む中学生から、思いもよらない連絡を受けました。 中学生でありながら、将来は落雷対策の仕事をしたいので、自分の作ったアンケートに答えてくれないかとの依頼でした。 もちろん、大歓迎です。 気象の一環としての雷を研究している学者さん(あるいはその卵)は沢山おられるのですが、「雷」ではなくて「落雷」という所がスゴイですね。。。。とは弊社の経理をしてくださる方の感想でした。 中学校で「雷」と「落雷」の区別など、理科の授業で取り上げられることはないかと思います。 どういうキッカケでそのように思うようになったのかは非常に興味のあるところです。  若いうちから、学校で習う範囲を超えて、興味を持つことは大事なことで、頼もしい中学生に会えたものです。 この中学生、知識のレンジは広がる一方でしょうね。  ジジイもこの中学生の勢いに負けてはなりません。 広く、浅く、広げた知識が、どこかで花を咲かせても、いや、咲かせなくても人生の輪を広げてくれることは確かなのです。

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電話 045-264-4110
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憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会



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