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地球をめぐる不都合な物質  日本環境化学会  講談社

2019年06月25日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

人類は、森林を伐採したり、大量の化石燃料を燃やしたり、人類の文明の進歩は、「人類にとって」は便利と快適さを提供してはいますが、「地球にとって」はマイナスの事ばかりをしています。 人類が作る出した化学物質の数は1億を超えるそうで、病気の治療など役に立つものも多い中で、それらを大自然が分解して無害化できる容量を超えてしまったようです。 人間の側の問題の捉え方も、表層的な理解で単純に反応し、海洋に浮遊するマイクロ・プラスチックでプラ製のストローを廃止すると発表した会社が賞賛されていましたが、そのような小手先の話で解決できる問題ではないのです。 ストローよりももっと大きくて丈夫な例えば洗剤の容器などでも海を漂流してどこかの海岸に打ち上げられれば、強い紫外線と気温により小さな破片になり、更に微小なカケラが海中に浮遊するようになります。

トイレの便器を綺麗に保つというフッ素入りの洗浄剤なども、下水を通って海に流れ込みますし、洗剤を使わなくて環境に優しいと言われるメラミンフォームのスポンジ、アクリルたわしや、ペットボトルからの再生であるといかにもエコ風な説明がされるフリースも洗濯すると1回で2000本のプラスチック繊維が発生するそうです。 人間の生活を快適、便利にする多くは環境負荷の下に成り立っている訳で、人類の罪はストローの材質を変えるという程度で許されるものではないのです。 しかも、問題は材質(プラスチック、紙)ではなく廃棄の方法であるのにプラスチックが悪いと短絡的に決めつけられています。

先週、クジラ肉専門のお店でご馳走になったのですが、実はクジラ肉も食物連鎖の頂点に君臨し、濃縮を繰り返しながらメチル水銀の含有量が多く、近海の深海にいるキンメダイなどでも妊婦であれば2週間に一度以下に制限すべきという、「水俣病」は終わった訳ではなく、メチル水銀による汚染の広がりも拡大の一方とのことです。

読み続けるのが恐ろしくなるような環境破壊が、自分も加担しているのにそれに気が付かないまま進行しているのです。 今頃になって、サステイナブル(持続可能)を目指すという、カラフルな綺麗なバッジを付けている方が目立つようになりましたが、今更、過去の生活レベルに戻れるわけもなく、発展し続けていると誤解していた行為で自分が滅びることになるとは皮肉な結果ですが、自然を破壊したバチが当てるという意味では、公平な結果かもしれません。 気の毒なのは孫子の世代で、「親の因果が子に報い」という中で生活しなければならなず、我々は、アホなご先祖様となるのです。

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