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イプシロン・ロケット

2019年06月14日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

イプシロン・ロケットについてのセミナーに参加してきました。 イプシロンが固体燃料である事は子供でも知っているのですが、どのように多くの人工衛星を軌道に運べるのか、固体ロケットでそこまで制御できるのか不思議でしたが、セミナーでお話しを伺ってなぞは氷解しました。 イプシロンの1段目、2段目は、固体燃料ですが、細かな姿勢制御が必要になる3段目は液体推進で、今流行の言葉を使えば、「ハイブリッド」とも言えます。

1段目から液体燃料を使用したら複雑になりますが、1段目、2段目は固体燃料で簡素化し、最後の3段目だけは液体燃料なのです。 この3段目な既に宇宙空間で大きな推力よりも細かな姿勢制御が大事になりますから、3段目の噴出口は、4か所の姿勢制御用になっていて、大きな推力ではなく細かな姿勢制御用なのです。 初段目が固定燃料だからと言って、最後まで固体燃料に拘る必要もなく、打ち上げから、衛星の軌道投入まで各段階に適した技術を使用するという極めて柔軟の思考力です。

姿勢制御は、大きな推力よりは確実に作動することが必要ですから、その推力は燃料を出すだけで確実に着火し、液体燃料だからと言って、燃料と酸化剤のような複雑な形にしないナルホドの推進系でした。 イプシロンは、固体燃料ですから、即応力があり、 日本にとっては重要な技術です。

ペンシル・ロケットから始まり、カッパー、ラムダと進化し、大型のミューまで進みましたが、大型のミュー・ロケットはICBM並みになり、某国からの圧力で潰され、以降は液体燃料計によるH型になりましたが、ドッコイ、この固体燃料の技術はH型ロケットの補助ブースーターに形を変えて生き残っていたのです。 イプシロンの登場で「良かった!」 と思いましたが、昨日のセミナーで、今後の予定まで概略を知り得て良いセミナーでした。

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