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仕事の生産性はドイツ人に学べ  日本の1.5倍の生産性の秘密  隅田 貫  角川書店

2017年11月08日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

最近の日本の動きの中で残念に思うのは、労働時間を減らせ、休暇を増やせというトンチンカンな流れです。 日本のGDPが世界3位と言うのは実は人口が多いだけの話で、1億2千7百万人が総がかりでこの程度と思ったた方が正しいのです。 世界には、日本よりも人口が少ないのに一人当たりで見れば日本よりも生産性の高い国は多数あり、日本の一人当たりのGDPは世界では22位なのです。 その程度の働きぶりで残業時間が長すぎるとか、文句をタレル前にもっと生産性を上げてみろというのが本心ですが、大声でこのようなことを言えば時代錯誤と反撃されることでしょう。 労働時間の短縮は、生産性が上がっての結果として実現できるのであって、生産性の低いまま労働時間を短縮せとというのは順番が違います。 政府の掛け声としては、時短の前に生産性向上とすべきなのですが、まあ、役所も政治家も、生産性などとは無縁の世界ですから目に見える労働時間の短縮しか分からなくても仕方ないかもしれません。。。

以前、スイスの会社で働きましたが、この会社のあるチューリッヒはスイスの中でもドイツ系で、越境してドイツから通勤している人もいましたので、スイスやドイツの働きぶりは、正直、自分よりも能率が良いことは実感しました。 私が伍していけるのは思い付きのアイデアだけで、そのアイデアを具現化すべく粛々と仕事を進める段では彼我の差は大きく、本書のようなタイトルをみても、私は「負け組」の意識がありますから、ドイツ人の生産性の高さは常に興味の対象ですから、素直に読めました。 本書の著者の隅田さんは30年もドイツで働き、そこでの経験を述べたもので、全く同感の部分が多々あります。 隅田さんの講演会でもあれば聞きに行きたいものです。

何故、ドイツ人の生産性が高いかについてはいくつもの理由があるので、ご興味のある方は本書を参考にしていただき、本書の中では述べられていない点を一つ述べますと、記録、ノートの取り方が実に緻密なのです。 打合せの時に何をそんなに書いているのかと思うほど、ノートに何やらバッチリ書いていて、人のノートを覗くというのはパンツの中を見せろというのに等しいような図々しい要求ですが、どうせ自分はドイツ語など読めなく秘密が漏れることは無いのだからと、友人のノートを見せてもらうと、残念ながら何が書いてあるかは判読できませんが、30分程度の打合せで、それほど中身のある話であったとは思いませんでしたが、4~5ページにわたってビッチリ書いているのです。マインドマップまで随所に散りばめ、内容は読めないまでもリッチな内容のようでした。 英語で話をしながらドイツ語で内容を記録するというのは、やはり母国語の方が理解を表現するの適しているのでしょう。

聞けば、小学校の時から、ノートの取り方は教えられているそうで、私は小学校から、いや、中学生でも、高校生になっても、勝手に黒板に先生の書いたままを写せという位のノートの使い方しか教わった覚えもなく、記録の取り方の重要性など社会人になってからもピンとこないアホでしたから、同じ30分という時間の過ごし方の充実度の違いを感じ、これが彼我の生産性の違いにつながっているとしたら実に納得なのです。 昨日にも書いた、時間の使い方の質の問題です。

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