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京急 脱線事故

2012年10月01日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

京急はスピード感があって楽しいのですが、そのスピードで土砂崩れに突っ込んでしまったのでは運転士さんが可哀そうです。事故は夜中でしたが、電車のヘッドライトは、大して明るくありません。車は、道路には障害物がある事を想定して明るいライトが付いていますが、電車は線路上に障害物が無い事を前提にしていて、車のように明るいヘッドライトは付いていません。暗いヘッドライトで正面が良く見えず、ブレーキをかける間もなく突っ込んでしまっても仕方ありません。

私は土木は専門外ですから、土砂崩れを防ぐのが難しい事なのか易しい事なのかは分かりませんが、土砂崩れを感知することは簡単な装置で判定できます。これは、原発や軍事基地などの重要施設への侵入防止にも使用されているもので、光ファイバーを線路に沿って引いておけば良いのです。光ファイバーに外力が加わるとその場所での光の通り具合に変化を生じ、外力が加わった事を検知できます。光ファイバーを通信路としてでなくセンサーとして活用している例です。

光ファイバーに圧力が加われば、測定地点、例えば、品川/川崎/横浜などの拠点から何Km先で発生したか等は即座に判明できます。これは通信用の光ケーブルの故障個所を測定する技術を源流にしています。そういう設備を準備して安全を確保した上で電車を運行していたのではなかったのですね。線路付近で土砂崩れがあったのか無かったのか分からないまま高速で電車をすっ飛ばしていたのではかの大国と同じレベルではないですか。。。

安全確保にだけは費用を惜しまないで欲しいものです。全線が復旧するまでに要したコストは莫大でしょう。光ファイバーを引く何倍もの費用を要したハズです。安全対策の費用は無駄ではなく、結局はコスト低減に繋がります。落雷事故も同じです。事故を起こしてしまってからの復旧費用より予防的措置の費用の方が安く済みます。福島原発も津波対策をキチンとしておけば、あそこまで酷くはならなかったのです。ただ、痛い目に合わないと中々理解しない方も多く、予防措置については「心配し過ぎ」「大げさ」との反対意見によく出くわします。

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