雷ブログ

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「ADSL⇒光ファイバー」 どころか 光ファイバー・レス時代

2012年10月25日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

4,5年前、研究途上であったLTEがとうとう実用になりました。その当時、LAN配線のケーブルやコネクタの分野で仕事をしていましたが、携帯がそこまで速くなれば、もう情報配線は一部の特殊な分野を除いては必要なくなるし、そのビジネスも縮小するであろうと思っていました。TVのCMでは、ADSLから光ファイバーへの転換を勧めていますが、光ファイバーも不要な時代になりつつあります。光ファイバーにルータを繋げてPCをLAN配線で繋いでいたものが、携帯のようには持ち歩きませんがLTEで繋がるルータで無線LANでPCに接続する。 そういうネットワークになるのではないでしょうか?

各家庭まで光ファイバーを引き込むFTTH(Fiber To The Home)で、日本は世界の最先端を走っています。電話線に比べればはるかに高速な光ファイバーではありましたが、今やワザワザ、光ファイバーを引くこともなく無線で同じ程度の速度が達成できる時代になりました。大きなオフィスでも、部門ごとの区画や机を固定しないで、社員間の部門を超えた交流を促進するような事も無線LANがなければできませんでした。

情報機器が「ひも付き」から解放され、高速で通信できるとは素晴らしい時代になったものです。以前は、ケーブルやコネクタなどの同じ業界の中で他社と競合していたのですが、この業界全体が異業種である無線業界からハジキ飛ばされる構図です。いくら、その業界の中で頑張っていても業界全体の技術が廃れてしまうのですから一種の産業革命ともいえます。

既存技術が新しい技術に置き換えられるような産業革命は色々な場面で起きています。 一生モノの技術と言えるような、廃れない技術というのは案外、基本的なローテクで、ある分野が一時期にハイテクともてはやされても、その期間は短く、次々に新技術に置き換えられることは覚悟しなければなりません。大学で勉強したハイテクなど10年も持たないことでしょう。これからは、益々職業選択が難しくなりますが、ハイテクをうたう学部や学科に目を奪われてはいけません。技術がどのように変化しても、ついていける基礎力、人間力がより大事になることでしょう。

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