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雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

他山の石

2024年01月18日 16時54分08秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 営業の電話を良く受けますが、相手がどのように攻めてくるかは非常に参考になります。本日は、SEO対策にどれだけ費用をかけるか?と言う質問で始まりましたので、サービスの内容や質が分からないまま、費用の事を話ししても意味がないとこたえると素直に謝ってきましたので、休憩がてら少し、相手をしてこの若い営業を少し鍛えて差し上げました。費用の対価として何をしていただけるのか、そのサービスの内容でお客の関心を引かなくては、例えば10万円なのか30万円なのか、金額のことよりは、いかにユーザーにとって価値のあるサービスを提供してくれるのか、そこで、ユーザーの関心を捕まえなければ話しは前に進みません。

 営業というと、カタログを持って見込み客を探し回るという強引な方法が方法が行われている場合が多いのですが、顧客の見つけ方、話の内容、話し方など営業としての基本を習う以前に現場に出されて、営業の仕方は自分で習得しろというのが古いやり方で、私の身の回りにも総務部からいきなり営業部に配属が代わり、名刺が用意されているので明日から営業に回れとメチャクチャな人事異動を体験した方がいました。日用雑貨の販売でしたらそれでも通用するかもしれませんが、技術的な製品では無理なはなしで、そういうムチャナな人事異動をすること自体、会社が己の製品についてよく理解していないという事で、そのような会社が成長するはずはありません。

 会社というと個人よりは大きな存在の様に見えますが、所詮、個人の集りであり、個人の力がモノを言います。 組織という集団にいながら、個人経営者のつもりで常に自分をアップデートしていく、そういう覚悟の社員が多くなければ組織は衰退していきます。


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悲劇の発動機「誉」  前門孝則  草思社文庫

2024年01月15日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 ゼロ戦は、デビュー当時には善戦していたが、後半になるとエンジン出力でゼロ戦の「栄型」(1000馬力級)を凌駕する2000馬力級のエンジンを備えた米軍戦闘機に不利な状況になったそうですが、その「栄」エンジンの後継機として開発された「誉」ですが、その開発の過程を米国、英国と比較しながらモノ作りの文化の違いで、負けるべくして負け、敵ながらアッパレのモノ作りの思想の違いを解説しています。 そのいくつかを紹介しますと、ここで比較されているのは

日本:中島飛行機(現スバル)の栄、誉。ゼロ戦の機体は三菱製ですが、エンジンは中島飛行機の「栄」がメインでした。

英国:ロールスロイスのマーリン。 英国のピットファイアー戦闘機から、米国のP51マスタングにまで搭載された水冷エンジンの傑作

米国:ライト兄弟のライトが始めたエンジン・メーカとライト社から独立したエンジニアが作ったP&W社。 終戦時までにレシプロエンジンで3000馬力級まで開発を完了していました。しかし、その後、時代はジェットエンジンに移りました。

この中で現在は、ジェット・エンジンのメーカとして残っているのは、ロールスロイスとP&W。 新興のメーカとしてGEの3社が民間機用のジェットエンジンを独占しています。

1.日本は最初から、限界の性能に挑戦し、そのエンジンが設計のため機体に装着され、実用化されると、性能の改善が必ず要求される。 英米のメーカーでは、余裕をもって設計されているので、少しの改良で大幅な出力増強が可能で、馬力の増強が計られたが、日本では、最初から限度がギリギリな設計のため、新たなエンジンを最初から開発せねばならなかった。英国では、機種を絞って大量生産し。終戦までのマリーエンジンの生産数は15万台を超えたが、日本では「栄」と「誉」を合わせても約3万台と機種の数ばかりが多く、大量生産の効果が出なかった

2.生産技術、量産技術、品質管理でも大量生産に歴史と実績のある英国では、ロールアスロイスの場合、全従業員の10%の5000人が品質検査に携わり、各工程ごとの品質をキッチリ管理していた。

3.日本では試作品の出力を如何に向上させるかに心血を注いだが、米国の様に、エンジンを大量生産する時に熟練工ばかりではない未熟な労働者が組立に自動機を使って均一な作業を可能にするような考えは全くなかった。 一方、日本では、熟練工の腕に頼っていたが、その熟練工まで徴兵され現場の力は低下する一方であった。試作機は素晴らしい性能を出しても、量産機になるとトラブルが続発したそうです。

4.海軍用、陸軍用と同じようなエンジンを多数開発し、戦後、米国型の調査団が呆れかえったのは、海軍で53種類の基本形式と112の変種、陸軍は37種類の基本形式と51の変種、合計90種類の基本形式と164もの変種を作っていたそうです。

戦いというのは戦場でのみの事ではなく、そこで用いる兵器の作り方、いかに性能、品質の良いものを時間をかけずに大量に作るか大事で、「モノ作り」の技量が戦場でモノを言うのです。その辺りは、戦後、日本が確実に学んだ点と言えます。墜落した米国の爆撃機 B29のエンジンを回収し、分解/検証すると大きな彼我の差があり、エンジニアとしては、このようなエンジンを作れる相手に勝ってこないとの思いを抱くのはさぞかし無念な事であったでしょう。

 


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日銀総裁と言えども将来を見誤る事はある  トヨタ物語  野地つねよし 新潮文庫

2024年01月12日 09時00分00秒 | 雷日記

こんちは。 落雷抑制の松本です。

 トヨタ自動車の創業時代の苦労話なのですが、今でこそ世界一の会社になりましたが、1949年、資金繰りに困った時の事です。 日本銀行名古屋支店の支店長は、もし、トヨタがつぶれると中京地区の部品会社300社が連鎖倒産すると、懸命になって融資団をまとめようとしましたが、時の日銀総裁一万田尚登は、自動車の国際分業論を唱え、乗用車など米国に任せればよいとのことで、トヨタの危機など全く関心がなく、日銀名古屋支店長の努力で日銀自体が介入することもなく、融資団を形成し、ナントか危機を乗り越えたそうです。一万田総裁というのは日銀の総裁の中でも、名を残した方だそうですが、国際分業などと言う一見正しそうな自分の主張で経済危機に対処しなかったというのは、所詮、文系の経済専門家に技術開発に立ち向かう理系の心情など分からない事でしょう。その危機を乗り越えて、着実に会社を大きくし、今や世界一となった現状をもし、あの世から見ることができれば、一万田さん、どの様にお感じになられることでしょう。国際分業も結構ですが、分業で身を引くというより、競争相手を排除するという強気が大事なのです。 負け犬根性を国際分業という名目で隠そうとしても敗北主義いつかボロが出ます。

 私は、経済学などインチキ学問と思っていまして、経済学者と言われる方と競馬場でレースの予想をしているの方との大きな違いは、学歴という隠れ蓑をまとっているために偉そうに見えるだけで、仕事の内容は同じようなものだと思います。例えば、大型旅客機の操縦席にはたくさんの計器やスィッチがありますが、どれを操作するとどうな、という関数への入力と出力の関係はキチンと定義されたものしかありません。それに比べると、人間の経済活動の結果など、どこをいじればどうなる、という関係式など後から解説するものばかりです。これを偉そうに解説している方を見ると、ペテン師としか見えません。

 


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地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか 宮原ひろ子  DOJIN文庫

2024年01月10日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 225ページの文庫本ですが、地球46億年の歴史の中で太陽や宇宙との関連で地球の気候など簡単に変化してしまう雄大な話は、人間界の裏金問題であるとか小さな問題を吹き飛ばしてしまうほど実にスケールの大きな話です。宇宙モノについては、初めて読んだ訳ではありませんが、初めて天体望遠鏡で夜空を見た時のような印象です。こういう自然の事実に時たま触れることで、小さく凝り固まった日常の殻を破り、身の回りの束縛が如何に小さなことかを思い知ると、心は自由となり、物事の優先順位を考え直す良い機会になります。自然というと山や川の身の回りに見える自然界を想像しますが、そんなのはまだまだ小さなことで、宇宙規模で地球を見ると、その地球の表面で微生物の様にはびこる自分の周囲のことなど実に小さく思えます。自然環境を大事にしようなどと言っても、所詮、地球だけの事で宇宙全体から見れば、小さな小さなことです。

 私は自分で解決できない事を悩むのは無駄な事と考え、悩むことなどしませんので、心は比較的いつも軽いのですが、それでも、宇宙の中の地球の話は、より一層、心を軽くしてくれます。 人間世界の精密な物差しなど放り投げ、地球や宇宙レベルの物差しを持つと、身の回りの小さなトラブルなど皆小さすぎて測定不能となります。それを人からの説得と受けるとウザイのですが、本書は、精神論の話ではなく、宇宙の事実を解説しただけの本ですから、それをどう受け止めるかは、宇宙を心に想像できるか否かによります。私にとっては、宇宙観が整理され、実に爽やかな事実に触れることができて禊をしたような感じです。


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イメージ詐欺?  作業服姿での記者会見

2024年01月08日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 大きな自然災害があると、総理大臣から内閣官房長官、国土交通大臣、防災担当大臣まで作業服での記者会見になります。葬儀で喪服を着るが如く、「心は現場にある」との思いを表しているのかもしれませんが、「あっ、またポーズだけ」という感じが残ります。以前、原発事故の時に現場に駆けつけて帰って混乱を招いた総理もいましたし、最高責任者にとっては現場に行くことが最重要ではないので、現場に行きもしないのにあの支度は何なのかとは言いませんが、普段から支持を受けていない方がカッコだけ付けていると、またポーズだけという印象が強くなります。

 1月3日の記者会見で、防災担当大臣が準備中との会見をしていましたが、近県の消防などは既に3日には動いていたのに、まだ準備中であるというトップの認識の甘さ。そういう甘さが今後の活動の中に現れなければ良いのですが、1月3日に、全国レベルの支援体制がまだ開始していなくても、馬鹿正直に準備中であるなどと言わず、救援は既に始まっていると被災地を励ますメッセージを発するべきなのです。毎日の生活の中で、防災担当の心掛けができていないようにお見受けしました。

 


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行動栄養学とは何か  佐々木敏  女子栄養大学出版部

2024年01月04日 09時40分35秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

  健康オタクで「健康のためなら死んでも良い」と言いつつ実践を伴わなず無駄な知識を貯め込むだけなの私ですが、何を食べれば良いか、どんなサプリを飲むべきかには非常に興味があり、食べ物と健康の関係をキチンとした統計資料を基に解説する本書は、佐々木先生の分かり易い語り口で「なるほど」と思い知らされることばかりで、単純に「ビタミンCで風邪が防げる」とか「コーヒーは心筋梗塞を防ぐ」だとか、世に言い伝えられている事が、背景や、条件などを切り捨てた一面のみで語られている事の多さに、人間という複雑な存在に対し、何を食すればどうなるといった単純な見方はできないこと、また、その効果は心理的な影響を排除するためのプラシーボを用いてもなかなか明確に分かるものは少ないようです。「朝食を食べる子供は成績が良い」などは「風が吹くと桶屋が儲かる」程度の話なのです。

 「研究結果は、真実にではなく、研究方法の質に依存する」とか「推論を刷り込むと危ない」などの明言は、栄養学の話しではなく、広く科学に対峙する姿勢として大事です。一流の研究者のお言葉は、専門領域を超えています。 本書は、単に食べ物の効果についてでなく、毎日の生活の中での情報の整理についても大事な教えを含んでいて、その一つを紹介しますと、

「知識は、「ほぼ永遠に変わらない普遍的な事実」と「それらに基づく推論」の二つに大別されます。前者は頭の中の永久記憶装置に、後者は修正や消去が可能な仮ボックスに格納しましょう」これは、科学者ならずとも誰でも心しなければならない事です。弊社の「落雷を抑制する避雷針」の説明でも同じことが言えます。実証されてもいない事(推論)を、あたかも事実の様に説明する事は避けなけらばなりません。学術界であれば、仮説を戦わせて進歩がありますが、商業広告にまで仮説を用いてはならないのです。 消費側についても、宣伝文句が単なる推論なのか、検証された事実なのかを見極める能力が必要です。


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謹賀新年

2024年01月02日 10時37分59秒 | 雷日記

明けましておめでとうございます。 落雷抑制の松本です。

 地震から始まった2024年。激動の年になりそうです。 横浜は震度3でしたから、揺れは大したことはありませんでしたが、ここ、ランドマークタワーは、共振周波数が合ったのか、揺れ始めてから10分以上も壁が、ミシミシ、ギシギシと鳴りやまず、音を発生するということは、ほとんど体感はありませんでしたが、揺れ動いていました。 揺れ始めると、館内放送でエレベータの安全装置が起動して停止したので、しばらく使えませんとの知らせ。 その後一時間くらいが経過したところで、エレベータ会社の方が到着したので今しばらくお待ちくださいとのこと。結局、いつものエレベータが使えますとの知らせは20時。地震発生から4時間後です。一番最後になったのは、21時過ぎだそうです。 この近所には、いわゆるタワマンも多数ありますが、タワマンでもエレベータが動かなくなる事態は発生するのですね。

 このビルのビル管理会社は、concierge(コンシェルジェ)と呼ぶ、情報配信システムを使っています。お知らせがあるというメールで、URLが送信されてきます。そのURLをクリックし、IDとパスワードを入力するとお知らせの内容が読めるのですが、これはアホナ仕組みです。 URLを送ってくるなら、伝えたいメッセージをダイレクトにメールしてくれば良いものをワザワザ、URLを送ってきて利用者に自分でプルさせるのです。偉そうに! 御触書を更新したから、者ども、URLにアクセスしてよく読め!という態度です。ですから、私は、このURLがメールで送られてきてもほとんど直消去。読みません。 それが災いして、定期保守のために停電になっていることを知らずに日曜日に出社してしまったこともあります。

 昨日はレストランなどは休みでしたので人手も少なく、静かでしたが、今日はもう朝から多くの人手賑わているようです。


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避雷球の保護域

2023年12月29日 12時01分39秒 | 雷日記

こんにちは。落亜抑制の松本です。

 いよいよ今年も終わりになります。 年末ともなると、来年度の目標が注目されますが、弊社の来年の目標ですが、来年は早い時期に今までの国内設置台数が4000台を超える事と、日本/米国/中国/欧州の特許まで取得した「避雷球」の保護範囲についての研究を進めたいと思っています。避雷球が室内の放電試験設備では、従来の通常避雷針やPDCE型の避雷針を凌駕する性能を示しているのですが、では具体的な保護範囲はという事になると明確に回答するのは困難なのです。

 自然界で発生する事象の大きさ/強さなど何が起こるか分かりませんので、避雷球についても、PDCEについても、保護範囲について保証できるような数字はありません。PDCEで高さの5倍(水平距離100m以内)というのも、実証試験に基づく値ですが、おおよその目安であって保証値ではありません。確実に言えることは、室内の放電試験での放電開始電圧が、通常の避雷針で約500kV、PDCEで約630KV、と同じ環境で,避雷球は試験設備の最大電圧750kVでも放電しなかった事実はありますが、この放電開始電圧と保護範囲の関係性については大学の先生との共同研究で研究中です。

  種類  放電電圧  保護距離(高さHに取付けた場合の水平距離)

通常避雷針 500kV   1.73H

PDCE   630kV   5H

球形避雷針 750kV   ??

この関係で基礎となる、通常避雷針の保護角60度も、計算で算出できる値ではなく、統計上の数字ですからあまりあてにできないのですが、放電開始電圧が高くなれば保護距離も大きくなり、避雷球であれば高さの7倍程度にはなるであろう見当を付けていますが、確かな値とは言い難いのが現状です。 いずれにしろ、避雷設備は他の建物の為ではなく、自分の建物を保護するためのモノですから、離れた建物まで護る事より、自分の建物第一に考えるべきだと思います。

 


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アホなオペレーション

2023年12月28日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 私が使用中のPCですが、補償期間が来年で切れるので、それを延長するかの問い合わせ電話がありました。そのメッセージを受け、私がこちらから電話しますと、電話番号の確認から始まりました。 最初に弊社に電話してきたのは、そのPCの製造元なので、それを受けての私の電話なのですから、何を今さら電話番号の確認など必要なのかと尋ねると、購入時から異なる場所へ移っているかもしれないので確認したいとのことでしたが、最初に電話してきたのはお宅の会社で、それを受けてのこの電話なのだから、その番号が変わっているハズはないでしょと答える、すると最初に電話した部門と自分の部門は違う部門なのだというのです。部門が異なるといっても、利用者の私から見れば、同じエプソン・ダイレクト。顧客のDBくらい部門をまたいで同じものを使ってくれよ、と言いたくなります。私、こういうアホナやり取り、大嫌いでしてその場で電話を切りました。

 世の中、DXであるとか社内の情報化が進んでいるような印象を受けます。ましてやPCを作っている会社なのですから。。。が、外からは立派に見える会社でも日常の業務は、まったく統一されていないようです。 幸いにも、この3年間はノントラブルで動いてきましたので、保守契約を延長するかどうかは、今後のエプソンの対応次第です。


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昨日の裏金問題

2023年12月27日 09時15分34秒 | 雷日記

こんにちは。落亜緑政の松本です。

 昨日のブログで、ノルマを超えた分についてのキックバックは良心的だと書きましたら、不真面目とのお叱りを受けました。

 営業職の仕事をしている方は多いと思いますが、営業職であれば、ほぼ、全員が「売上目標」、「ノルマ」など、呼び名は色々であっても数字を与えられて活動しています。 そのノルマを達成したら、それ以上の売上は、全額、営業マンの売上としていただけるとなったら、営業マン、皆、頑張るでしょうね。。パーティ券のような原価は印刷代だけでほぼただのようなものですから、全額キックバックしても問題はないでしょうが、たいていは販売した製品のコストがありますから、全額キックバックは無理ですが、せめて利益だけでもいただければ大きな励みとなります。 全額ではありませんが、ノルマを達成すれば、それなりのご褒美があるのは珍しい事ではなく、それを「キックバック」と呼ぶか「奨励金」と呼ぶか、名称は色々でしょうが、営業の世界では当然のことです。 現金でなければ、海外旅行に「研修」の名目で行くのも普通の事です。

 問題は、「キックバック」ではなく、収支報告書に記載しなかったことであり、一般企業が売り上げの一部を隠匿するようなものですから、これは具合が悪いのですが、「キックバック」自体が悪い訳ではありません。「売上奨励金」の名目で収入に記載し、その使途は「売上達成のためのコスト」として取り巻きとの飲食代金や、県会議員、市会議員などの子分の応援に払った費用は、これも「国会議員としての地位保全のための費用」として、国会議員さんの必要経費のようなものでしょうね。。。まあ、そのような支出は税務署は認めないでしょうが、必用なものを必要として認めないから、歪みが生じるのです。

 


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政治とお金

2023年12月26日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 多くの日本国民はお金について、屈折した理解をしているようです。半分はマスコミに洗脳されているようですが、世の中を動かしているのは「お金」であるという事実を知りながら、「お金」は汚い、金集めは醜いと思いたがるのです。選挙活動はボランティアが主体で、お金を払ってのサポートは受けてはいけないなどの決め事が現実を無視した「ユートピア願望」を本当に規則にしてしまっているから、広島の議員さん、クビになりましたが、お金をかけずに、本当に人望だけで支援者が協力する選挙など成り立つでしょうか? 企業も増収、増益を目指しての活動ですし、「金権政治」悪いことのように言われますが、永田町周辺で活躍しておられる方々、「金権」が無くなったら誰も言うことは聞かなくなり、バラバラになる事でしょう。

 ある方から聞いた話ですが、選挙になるとポスターを掲示板に貼るお仕事が来るそうで、これも本来は、支援者が無償で支援活動をしているという前提ですが、実態はその仕事を有償で請け負ってやっている。。。建前はボランティア、実態はお金で黒子が動いている。そんな例は、いくらでもありそうな話です。特に建前と実際の二重構造は、日常的に使い分けるのが得意なのが日本人の特徴の一つですから.人は息をしているだけでお金がかかるのです。何をするにもお金が必要なのは仕方ないことで、それで世の中が回っているのです。 政治にお金をかけてはいけないなどのオトギ話は直ぐにでも忘れるべきです。 もうすぐお正月、子供だってお年玉をくれないケチなオッサンなど相手にしません。 金銭の授受があると、買収と言われますが、これも単純すぎます。お金をもらうだけで、投票はしないというくらいに日本人はズルクなるべきなのです。

 米国jの大統領選挙など、共和党、民主党の両党共に、1兆円を超えるお金をかけています。その一部が申告しない「裏金」になるのは、人間というアホが、資本主義というイイカゲンナ制度の下で社会を動かせば当然発生することで、私は、このニュースを聞いた時にノルマを超えた分を本人に戻すとは、ズイブンと良心的な事をしているものだと感心しました。 こういう小さな悪事で世の中が大騒ぎになる時は、どこかで隠したいモット大きな悪事が行われている時です。 大谷選手の契約金の話とWBCの話をいつまでも蒸し返していたり、過度な熱狂を煽るのも公になるとヤバイ事実を隠すたたえめのモノです。 一方、第5類になった途端に何も報道されなくなったコロナですが、これもコロナでのヤバイ事実を早く鎮静化し、何もなかった事にしたいのでしょうね。。この世を動かしていく政治というのは、どっちみち、きれいな世界ではないのですから、そこに清廉潔白を求めるのは無駄な事ですし、多少の裏金が動いたことに怒るのも自分のエネルギーの無駄使いです。幸いに、弊社は政治の世界とは別の世界で生きていますから、何が起きても気楽なものですが、裏金問題で説明責任を果たすと約束した方、毎日が地獄でしょうね。


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日本が世界地図から消える日  秋嶋 亮   白馬社

2023年12月25日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。  落雷抑制の松本です。

 日本の現状を、今のままで良いのかと疑問をを持つ人は少なくないと思いますが、そう思う理由を挙げよと言われると10位は出て来ても、その10についても明確な理由を述べることは、よほど政治や社会についてウォッチしていないと出てきません。本書では、201の項目を1ページ1項目によくまとまった分かり易い解説があり、日本の問題の奥深さを浮き彫りにしています。 その中で2つだけ紹介しますと。

 1. NATOがウクライナの資産を山分けにするための戦争

  欧米諸国がウクライナに兵器を援助しているのは、無償ではなく、有償。しかし、ウクライナには払うお金はなく、国営企業、鉱山、農地などの国有財産を現物取引で支払う。すなわち、NATO諸国がウクライナの資産を山分けしている。ゼレンスキー大統領は、所詮、米国の傀儡ですからウクライナの資産などどうでもよいのです。

2. ウクライナの連帯保証人になった日本

 世界銀行がウクライナに融資するに際し、NATOは日本に連帯保証をするように要請しました。ウクライナの復興が滞り、返済ができなくなると、日本国民の税金が遅延利息などを含めて支払われるのです。 大谷選手の1千億円であるとか、裏金疑惑、M-1グランプリだと大騒ぎするのは、国民への目くらましで、我々が大きな事実を気に留めないようにマスコミに操作されているのです。

遠い欧州での戦争なので、ただ気の毒だ、可哀そうだという方は多いのですが、日本も確実に巻き込まれている戦争なのです。

 

 


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先々の心配

2023年12月22日 12時19分50秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 私の先輩の中には先々の世界を憂えて、地球環境が厳しくなり火星への移住であるとか、ロボットが発達して自律的になった場合に、人間に従うのであろうかなどが心配であるとの方もいます。 無責任なように聞こえるかもしれませんが、私にはどうでも良いことに時間を費やして何を心配しているのだろうとしか思えません。 地球が絶滅しそうなので、他の惑星に移住するなど、バカバカしい限りです。 誰を移住させるか❔ 人数に制限がありますから、その選考に自分も選ばれる自信のある方が、得意げに話しをしているようにしか見えません。 そのような100年よりも先の事を憂える前に、我々ジジイ世代は、(10年+アルファ)でいなくなりますし、自分の力が全く及ばない分野で心配などしても意味がありません。

 自分の生きている間の事は、もうお金も十分残したし、子供たちも巣立ちをし、身の回りの心配が無くなると、その先への心配が生じるのでしょうか? 私の場合には、心配する意味があるか否かが大事で、心配したところで、微力な私にはどうにもできない部分については、これは心配するだけ無駄なこと。その辺りの割り切りが先にあります。最近は政治がゴタゴタしているようですが、これまた、何の影響力もない自分が心配したところで、仕方なきことで、勝手にやって! と思うだけです。 世の中のエントロピーは、世の中が良き方向に向かうことはなく、世の中は悪くなるのが正常な動きなのですから、悪くなることにお正義ヅラをして嘆いても無駄な事です。 というと、世に悲観しているように聞こえるかも知れませんが、身の回りの小さな出来事に満足し、幸せを感じています。ただ、先のことなど、ケセラセラ!なのです。


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私がEVを嫌う理由

2023年12月21日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 どうして、EVを嫌うのかを尋ねられたのでお話ししますと、もし、全ての車をEVにしたガソリン車がゼロになったとしたら、何が起きるか? 簡単に省略すると、原油の中から揮発成分の差で、LPガス、ガソリン、灯油、軽油、重油、そして最後はアスファルトが取れます。もし、ガソリンの需要がゼロになれば、それを廃棄処分にしてまで、灯油や軽油は作らなくなります。これから冬を迎えますが、灯油の無い冬など想像できますか? 日本の北国には灯油は必須です。漁船、その他発電機などにも軽油は多用されていますが、これも無くなったら社会的には大きな影響があり、そして最後にアスファルトができるので、日本中の道が綺麗に舗装されているのですが、これが無くなったら全国の道はデコボコになります。 灯油はアスファルトは輸入すればよいのでは? 私の前提は世界中でガソリンを使用しないのですから、どこの国からも原油の一部の灯油とアスファルトだけ輸入することはできないのです。数学的には n= 0でも、n=∞ でも成り立たないものは真ではありません。

 そのEVに充電する電気はどこから作るのか? まずは、エネルギー政策があり、次に国としてどのような産業を育てるのか、産業政策があり、ガソリン車にするかEVにするかはその後の話なのですが、オトナリのおばさん、早々とガソリン車を都内で販売させないなどと言い出しましたが、その前に、都庁で使う黒塗り公用車、警視庁のパトカー、機動隊のバス、東京都消防局の消防車と救急車、清掃局のゴミ取集車、交通局の都バス、これを全てEVにするのでしょうか? その時の電気はどこから持ってくるのでしょうか?自分だけスタンドプレーでガソリン車禁止などと言い出すのは、軽率にもほどがあります。まあ、ガソリン車禁止と言っても、当面は、新車販売だけで、ガソリン中古車は残りますから、ガソリンが全く使われなくなる訳ではないので、灯油もアスファルトも急になくなる訳ではありませんが、全てEVが無理な事はご理解いただけたと思います。

 欧州でもEVの普及など、補助金まみれのオトギバナシで、いずれボロがでます。 EVの世界などにはなりっこないし、目指してもいけない事です。 世界中で熱病の様にEVへの動きが始まり、EV無しでは自動車産業の中で生きてはいけないと、早々EVへの転向を表明したホンダさん、セッカチ過ぎます。エンジニアの社長というのは、純粋なのですが商売の上では疑問符が付きますね。 EVへの移行など水面下でコッソリしておけばよいのであって、大事なのは現在のビジネスを守る事で、そこからブレてはいけないのです。一番の売れ筋の N-Box を「N-Box EV」なんてできれば大したものですが、 SONY との合弁でEVの高級車を狙うのはチョット違う気がします。。N-Box は、廉価の割には質が良いので売れているのであってホンダに高級車は荷が重いのでは? 高級車は売るにもお金がかかるのです。 レクサスの販売店、どこのお店でも店の作りにはお金をかけ、女性は美形を揃え、お茶菓子も季節により全国からのお取り寄せ、接客する女性もCA並み(それ以上?)の所作です。。その高級感だけで車の価格が2倍以上(クラウンvsレクサス)にはなる営業力で、ホンダの販売店とは格が違い、まるで高級ホテルと民宿の差があります。営業マンも N-Box を売っていてもアフィーラ(SONY/HONDAのEV)を売る営業に転向するのは簡単ではないでしょう。 それでなくても燃費の良い軽自動車で十分エコなのですから、EVになどによそ見しないで堂々と軽自動車を続けて欲しいものです。


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ある個人タクシーで聞いた話し

2023年12月20日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 タクシーはなるべく個人タクシーを利用します。個人タクシーの方は車好きが多く、車の話ができるのと、グレードの良い車に乗っておられる方が多く乗り心地も良いのでタクシー券を常に持ち歩いています。 先日、乗車した時の運転手さんの自慢話を紹介します。

 「この車は、最近、乗り換えた3代目であるが、個人タクシーを始めてからはトヨタのクラウンを愛用し、2代目はハイブリッドであったが、これが素晴らしく、50万km走ったが、故障は無しで、その間にバッテリー交換は2回、1回30万円の交換費用を要したが、ハイブリッドのクラウンはリッター13km以上は走って、13km/リットル とすると、50万キの走行に要したガソリンは4万リットル弱。最初に使用していたクラウンの燃費は、約5km/リットルであったから、それで50万kmを走ったとしたら、必用なガソリンは10万リットル。ハイブリッドに乗り換えたおかげで6万リットル以上をを節約し、その経済効果は900万円以上。バッテリー交換に60万円を要したが、900万円に比べれば全く問題ではなく、この50万kmを無故障で走り続け、それが50万kmの走行後に70万円で売れた」とのことです。

タクシー仕様のクラウン・コンフォートも、耐久性の面で評判良いのですが、個人タクシーの方が用いるのは、タクシー仕様ではないので耐久性については個人用と同じレベルでしょう。しかし、同じクラウンでも車格は上で、車内の騒音、乗り心地は数段上です。それが50万kmを無故障で走ったというのですから大したものです。ハイブリッドで、これだけ燃費が良くなるのだから、EVなど必要なしというのが、この運転手さんの感想でした。 このクラウン、先日乗ったEVのタクシーよりも、車内ははるかに静かでした。安いEVは、エンジンノイズが無いと言っても、路面からのノイズを遮断する十分な処置が無く、エンジンが無いのに騒音だけは安いエンジン車並みでした。

 

 


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