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空母ホーネット博物館~米海軍の女性提督と海自の海将補(候補)

2015-03-01 | 自衛隊

去年の春と秋、練習艦隊の出港と帰国を晴海埠頭に見届けたときの
練習艦「せとゆき」の東良子艦長が、1月1日付で1佐に昇進されたそうです。

おめでとうございます。

女性では初めての1選抜での1佐昇任となり、もしかしたら女性初の将補も可能性も見えてきました。
他人事ながらなんとか頑張って女性海将まで行って欲しいものですが、
ここから先、競争相手は精鋭ばかり。さぞや険しい道であろうとご推察します。


というところでいきなり寄り道して、雷蔵さんのレクチャーで仕入れたばかりの知識ですが、
自衛官の昇進についてお話しします。

これから海上自衛官を目指す方、特にどなたとは言いませんが、どうぞご参考になさってください。

防衛大学校と一般大学卒業者からなる一般幹部候補生は全部で150名。
防大が毎年100人、一般大が50人です。
尉官のうちは、つまり3尉、2尉から1尉昇任までは、重大な病気かよっぽどの規律違反がない限り、
同じ日に揃って昇任します。

世界のどの海軍にも階級順に名前が記された「幹部(士官)名簿」というものがあるものですが、
海上自衛隊では2尉まではアイウエオ順です。
つまり中尉までは自分がどの位置にいるかわからないままなのです。
卒業の時に自分の順位がわかっているので、防大卒はそれでだいたいの判断ができるとはいえ、
一般大卒が加わるのでそこからさらに落ちる可能性もあるというわけです。

で、1尉になるとき、初めて名簿は成績順に並ぶようになります。
この段階で自分の自衛官人生がだいたい見えてしまうということでもあるんですね。

旧海軍のハンモックナンバー偏重主義は戦後否定的に評価されており、
それが負けた原因だなどと極論をいう人すらいるわけですが(違うと思いますけど)、
大学卒業の時の成績がそうものを言わないとはいえ、このように序列が20代のうちから
はっきりと見えてしまう職場というのも珍しいといえば珍しいものですよね。

当ブログでも何度もご紹介している、兵学校の最後の在学生となった76期生徒のSさんなど、
自分がハンモックナンバー5番で、しかもそれが結構ご自慢であるのにもかかわらず、

「あれはいけません。海軍の弊害というかダメなところですよ」

とこんな話をしてくれました。
76期卒業生で「最後の海軍軍人出身海幕長」と言われた長田海将と「いなづま」の
艦長の話をこのブログでもしたことがありますが、その長田海将と、
同期、つまり76期出身で海将になった者が海幕長候補に挙がったとき、
ハンモックナンバーが決め手になって長田海将が海幕長になった、ということが
76期同期生の間でささやかれてきたという話です。

言っておきますが、この76期は、2号生徒の時に終戦を迎えていますから、
この海幕長を決めたハンモックナンバーというのも3号(1年生)終了後の成績なのです。

卒業時にハンモックナンバーなんて全く変わっている可能性もあったのに」

とS氏はつまりその結論にあまり納得していないようでしたが、わたしは


「いえ、実は長田海幕長には若い時にこんな話がありまして」

と膝を乗り出さんばかりにして「いなづま」航海士だったときの話をさせていただきました。
(ここでそのことを書いた直後だったもんで)


一般に艦長の時「つっかける」と海自内の言葉で言う軽微な事故、定置網に気付かず突っ込んだとか、

小さな漁船に接触する事故などを起こしてしまうと、それだけで昇進が足踏みするのに、
人が何人も亡くなるような事故のとき航海長でいながら、海幕長に選ばれたということは、

「(長田氏は)ハンモックナンバーだけでなく実際にも評価が高かったのではないでしょうか」

わたしがこういうと、S氏は、

「そうかもしれないですねえ」

と少し驚いておられるようでした。
戦後そちら方面には極力関心を持たず、同期会で仕入れた断片的な噂話が情報元だったので、

こういう海自のリベラルな部分や雅量とでもいうべき部分については
知ることなく今日まで来てしまったのかもしれません。



さて、冒頭に東良子2佐は「1選抜で」と書きましたが、この1選抜とは、
同期の中から真っ先に上級に昇進することのできる選抜メンバーをいいます。
防衛大学校を出ていれば、最低2佐まではいける、という話を聞いたことがありますが、
ここで1選抜となった同期はどんどんと先に行ってしまうわけですね。

実にシビアな方式で、わたしなどは驚いてしまったのですが、この1選抜は


3佐に1選抜される人数→150名のうち50名(3分の1)

2佐に1選抜される人数→50名のうち25名(2分の1)

1佐に1選抜される人数→25名のうち5名(5分の1)


これは、旧軍のハンモックナンバーではなく、その地位にあった時の「実績」に
よるものですから、たとえ防大を首席で卒業したとしても、その人の能力によっては
1選抜に漏れるということも起こりうるということになります。


そして東さんはこの5人に入ったということなのです。(/^ー^)/"""パチパチ

で、この先ですが、将補以上は各クラス10人ずつ、内訳は海将が3~4人、海将補が6~7人出ます。

1佐から初回で将補に昇任するのは、4年半後なので、海上自衛隊初の女性海将補が
もし生まれる可能性があるとすれば、そのときということになりますね。


 
閑話休題。


って、最初から全く写真とは関係ない話に紙幅ならぬブログ幅を費やしてしまいました。
どうして東1佐の話を冒頭に持ってきたかというと、今日はアメリカのアラメダで見学した
ホーネット博物館の艦内展示から、女性海軍軍人のコーナーのお話をするための前振りです。

海上自衛隊の女性隊員のことをWAVEという、ということにわたしは比較的最近気づいたのですが(笑)、
アメリカ海軍ではちゃんとSをつけてWAVESと称します。
なんの略かと言いますと、 


Woman Accepted for Volunteer Emergency Service
( 緊急時任務に志願することを認められた女性)

直訳するとこうなります。
アメリカ海軍がこう言って女性を集めたので
これが名称となり、
アメリカ式名称を直輸入した自衛隊が、何の疑問もなく?

この名称を使用しているのですが、なんか変ですよね。

自衛隊で「イマージェンシー」というのは名称に含む必要があるのかとか、
なぜ肝心の「サービス」の「S」を自衛隊では削ってしまって、「WAVE」なのかとか。

単にウェーブスだといいにくいから?
WAVEで波=海上でいいんじゃね?ってこと?

うーん、たった今気づいたけど、これは ・・・・・・・。
 


と相変わらずどうでもいいことが気になって仕方がないわたしであった。

ついでに自衛隊の場合、

「ワック」WAC=Woman’s Army Corps=女性陸上自衛官

「ワフ」=WAF=Woman in the Air Force=航空自衛隊

で、これらも米軍の名称をそのまま受け継いでいます。
陸自と空自はすっきりと「女性の陸軍」並びに「空軍の女性」なのに、
なんだって海自だけがこういうわけわかめな名称なのか。
どなたかご存知の方おられますか。

もうひとつついでに、Army Corpsは「アーミーコーア」と読んでね。
語源はフランス語なので語尾の子音発音しないんですよ。





さて、とにかく前に進みましょう。

あれは確か1年半前、ホーネットの見学を行ったわけですが、
その時撮りっぱなしになっていた写真のことを突如思い出したのです。

空母ホーネットは日本軍に沈められたのですが、ちょうどそのとき
「キアサージ」となる予定だったこの空母を、アメリカは瞬時にして
『ホーネット」として竣工してしまったのでした。

「日本に沈められた」という情報が世間に広まるのを抑えるためだったに違いありません。

戦後ホーネットはアポロ13号の乗員の回収を行ったりして退役し、
余生を博物館として送っているのですが、体験型博物館として、艦内で宿泊したり
ナイトツァーを行うなどもしています。

写真は細かいバルブとスイッチ、そしてメーター。
これなんですか?(早速お手上げ)



本題に入る前にもうひとつ未発表写真を投入。
キャニスター(蓋付き容器)とか延長線などが収納されている、
ということですが、これも何のためのロッカーかはわかりません。
ただ、ロッカー側壁に赤で書かれているOBAというのは、

oxygen breathing apparatus(酸素吸入装置)

という意味なので、非常用のセットであることはまず間違いありません。
上に置いてある赤いヘルメットが凹んでいるのは(これにもOBA表記あり)
何かシリアスな状況に使われたことがあったということでしょうか。



というわけでやっとこさWAVESコーナーです。
やはり女性軍人についてのコーナーですので、展示はお洋服から。

左の紺色スーツは下士官のもので、後ろには現行の士官用がありますが、
手前のブルーのシャツにブルーラインの制服はわかりません。
これが「Sea Service Woman」のものでしょうか。
でも「Sea Service」って、航海勤務のことだしなあ・・。



白っぽいドレスは1940年代のものであることは確か。
左のブルーは水兵さんの女性版?



真ん中は海兵隊の女性軍人(SPARS)用の制服です。
カーキに最も合う色、赤を配した帽子がおしゃれですね。 


さて、冒頭でわが国初の海将補誕生か?という話題を取り上げましたが、
アメリカ海軍では一足お先に2014年7月、初めての女性「提督」が誕生しています。



ミシェル・ハワード大将

女性が、しかもアフリカ系女性として初めての4つ星階級となり、
海軍作戦副総長となったののは236年のアメリカ海軍史上、初の快挙だということです。

1960年の54歳ということですが、なかなか可愛らしい方ですよね。
インタビューを見ましたが、頭脳明晰を絵に描いたような喋り方をする人です。
1982年に米海軍兵学校を卒業し、1999年には黒人女性として初めて米海軍艦艇
( USS Rushmore  LSD-47_揚陸艦
)の艦長を務めました。

バラク・オバマは黒人でなければ大統領になれなかった、とよく言われますが(笑)、
彼女の昇進にも常にそういう批評が付きまとったようです。
俺の方が上なのに女だから、黒人だから抜擢された、などといつも
陰口を叩かれながら今日まで来たと慮られるのですが実際はどうだったのでしょう。

「私が任務に就くのを好まない人や、私が目指すことを邪魔する人たちもいました」

彼女はインタビューにこう答えています。
ただ、これは注意が必要で、ハワード大将が自発的にそう言ったのか、それとも
そういうことにしたいメディアがそう言わせようと誘導したかは誰にもわかりません。

ただ実際にも、
2013年に発表されたある海軍報告書からは、あるハワード大将の同僚が、
彼女が中将になったとき、

「昇格が早かったのはアフリカ系女性だからであり、その立場にたどり着くまでに、
アフリカ系でも女性でもない人間と同じような難関を乗り越える必要はなかったのではないか」

と話していたことが明らかになったということです。
つまり遠回しに「黒人女性だから簡単に昇進できた」と言っとるわけですね。 

まあわたしも実はオバマはアフリカ系だから大統領になれたと思っている口ですが()
軍は・・・・やっぱり実際に優秀でないと現場の評価から足元が崩れてしまうし、
あまりにも性格が悪くて更迭された女性艦長もいたくらいですから、
この同僚の「やっかみ」ではないのかという気もしますが、どうなんでしょう。 

我が日本国においても、女性自衛官の艦長就任などがあると結構な話題となり、
インターネットには

「自衛隊が世間に迎合している」「イメージ戦略のためにやっている」

などという意見も出てきたりするわけですが、自衛隊こそ、よほど優秀でないと
上がってこられないし「出る杭は打たれる」の文化なので、ここは

「男性だったとしても普通に昇進できるくらい優秀だから昇進した」

ということなんじゃないでしょうか。

(あくまでもイメージです)


米海軍のWAVESについても、もう少しお話ししていきたいと思います。

 


 



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13 Comments

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迎合ではないと思います (雷蔵)
2015-03-02 05:42:52
海上自衛隊で初の女性の艦艇乗組みが誕生してから、女性発の艦長が誕生するまで15年くらいかかっていますし、一選抜(最短で)一佐になった女性が出るまでにも、10年近くかかっています。自衛官に占める女性の比率が10%以下であることを考えても、女性の進出はマスコミ対策や世論への迎合ではないと思います。

自衛隊の男女別の構成比は男95~90%に対して女5~10%程度です。女性の方がより高倍率の関門をくぐり抜けて入っているので、海曹士(下士官兵)でも、幹部(士官)でも、女性の方が能力の高い人が多いように感じます。

以前は、前線に出る可能性がある職種に女性はつけないという不文律?がありましたが、艦艇乗組みを認めた時点で変わりました。トイレや寝室を男女別にする等、女性を受け入れる上で必要な措置が、歩兵等に比べると、船の場合は容易であったというところもあると思います。

女性の艦艇乗組みをどうやって実現するかという試行錯誤の頃は毎晩必ず入港し、女性だけは船ではなく、港の民宿?に宿泊させることから始まって、女性専用区画を艦内に設けて、男と同じように艦内に起居するように、一歩一歩、実績を積み上げて来ました。女性が地位向上を叫んでこうなった訳ではなく、優秀な人的資源を、いかに有効活用するかという発想だったと思います。現場ではとまどいも多かったですが、今では女性の艦長も出て、かなりの数の女性が船に乗るようになりました。

航海中にあまり水が使えなかった頃は、南洋に行くと「スコールが来る。手空き総員上甲板」という号令がかかって、水を節約するために、みんなでスコールの中、裸になって、身体を洗っていましたが、女性が乗るようになって、あれだけは出来なくなりました。ちょっと寂しい気もしますが、そんな時代を知っている人ももうほとんどいないと思います。
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Unknown (Unknown)
2015-03-02 20:18:24
なぜWAVESでなくWAVEなのかについて、候補生の頃、教官から聞いた話ですと、エリス中尉が書かれたとおりの2つの理由でした。一番目の理由は「今、気づいたけど・・・」(ウェーブス:女性隊員の名称にブスは失礼)、二番目の理由がWAVE:波は海上自衛隊らしくてよい。でした。ちなみに、私が入隊したころは、隊歌「海を行く」の最初の歌詞が「男と生まれ海を行く」でしたが、初めての隊歌演習(海軍でいう軍歌演習)では、「WAVEは、男になったつもりで・・・」という前ふりが指揮官からあったことを思い出しました
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女性の昇進昇格 (昭南島太郎)
2015-03-02 21:09:58
エリス中尉

ここ昭南島は天然資源がなく小さい島国人口も少ないので、男女を問わず高度な教育を授け人的資源で勝負です。
国会議員から元政府系企業一般企業のトップ、外交官に至るまで多くの女性が男性より高い職責で頑張ってます。
日本で話題のTPP交渉の昭南島首席交渉官は長年我が教会で活動した女性でもあります。
でも、昭南島軍で女性が高位高官に達したと聞いたことはないですね。
男性は大学予備門(ジュニアコレッジ)か高等専門学校(ポリテクニック)卒業後、2年間徴兵で招集されますので、女性の方が早く大学卒業して社会に出てキャリアを積めるので、逆男女不平等とも言われてます。
でも、ここでは日本や米国で女性だからアフリカ系だからとやかく言われることはないと思います。
中華系だろうがマレー系だろうがインド系だろうが、世界のどこから来ようが実力ある人間だけが認められて抜擢される。実際、ここに設立されたサイバーテロ防止のための政府部局の責任者は日本人です。女性ではないですが。。。

自衛隊内の昇進のシステム、とても興味深かったです。運用に関しては米国ほどいびつでもなさそうですし。。。
今日読んでたマモル昨年12月号では、自衛隊内の女性比率6%、1万2000人と書かれてました。
男の世界と思われてますが、女性が活躍できる場所をつくってる自衛隊は素晴らしいですね。

春節終わり、暑さ復活の昭南島からでした。

昭南島太郎
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皆様 (エリス中尉)
2015-03-02 21:39:28
男女で競争率が違うんですね。それは知りませんでした。
東1佐は確かお父上も自衛官で、防大女子1期生でしたね。
いろんな意味でチャレンジングであったわけですが、やはりそういう挑戦をなさる方は男女関係なく優秀でいらしたんでしょうね。
「甲板のシャワー」ですが、明日から開始するシリーズの「兵学校67期遠洋航海アルバム」で、
兵学校67期の皆さんが甲板シャワーしている貴重な写真をアップする予定です。
当時は褌という超便利な下着だったので簡単だったと思いますが、戦後は下着はどうしていたのか?
少し気になります。
しかし今でも潜水艦はやってそうですね・・。

unknownさん、やっぱり概ね想像通りでしたか。
アメリカ海軍もWAVESは「波」を意識して作ったのだと思います。

「海を行く」は歌詞を変えてしまったんですよね。ここでそれに文句を言ったことがあります。
「男と生まれ」というあの出だしがいいのに、なぜわざわざ変えるのかって。
そんなことに文句を言うような女性は自衛隊には入ってこないような気がしますけど。
今なら太平洋行進曲の「海の民なら男なら」もアウトですね(笑)
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昭南島太郎さま (エリス中尉)
2015-03-02 21:49:29
昔何かで彼の地は大変な学歴社会で昭南島大学を出ずば人にあらずみたいなところだと聞きました。
が、とにかくそうであればもともと多民族国家なので人種はもちろん性別によるハンディはないとも。
女性誌の「昭南島のキャリアウーマン』(死語?)という特集でも能力がある女性は出世できる、
というようなことが書かれていたのを読んだこともあります。
むしろ逆差別みたいなものですね(笑)

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防衛大女子学生 (ハーロック三世)
2015-03-05 02:12:55
おっしゃる通り、防衛大の女子学生は非常に優秀だそうです。

例の4年生のダンスパーティのお相手探しの件で、息子に「早く相手を見つけておかないと、アルバイトを雇う羽目になるぞ。学校で見つけなさい。」といったところ、「とんでもない!!あんなに優秀でタフな女性は僕には無理無理!!小隊指導教官(女性)を見ればわかるでしょ?」と言っておりました。

因みに防衛大入試最難関は人文女子とのことです。
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1佐人事 (ロビ)
2015-03-07 13:02:51
はじめまして、エリス中尉。
せとゆき艦長の東1佐のことを調べてる際にエリス中尉の練習艦隊レセプション参加記事に辿り着きました。

早速ですが防衛省の3/4付け人事発令で『海上自衛隊幹部学校付を命ずる (せとゆき艦長)1等海佐 東良子』なる旨が公表されたのご存知でしたか。
海自幹部学校はエリス中尉が訪問された目黒の所でしょうか。

東1佐が護衛隊司令や艦隊司令を目指す幹部高級課程に進まれるのだとしたら、初の女性海将誕生も現実味を帯びてきますね。

ちなみに練習艦「しまゆき」の艦長は大谷三穂2等海佐で、今は電子情報支援隊副長として横須賀で勤務されてるようです。

エリス中尉の各地を訪問される行動力には恐れ入ります。わっしは自衛艦などの模型作成が趣味で実艦や海自の実情にも興味がり、横須賀などに訪れたいとは思いつつも、如何せん模型作りしてると出不精になってしまいます。
春からはエリス中尉を見習って外にでて色々見てきたいとおもいます。

お邪魔しました。
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女性海将 (エリス中尉)
2015-03-07 21:51:55
実際に自衛官でいらした方の話を聞きますと、本当にWAVEには優秀な人が多かったようですね。
本文には「最初に出た序列で自衛官人生が決まってしまう」と書いてしまいましたが、
実はそうでもなく、旧海軍のように卒業時の成績は最終的にはそれほど影響しないようです。
つまり、たとえば途中経過で首位になれていなかったとしても、
最終的に昇進していくのはあくまでも実績の積み重ねによるものであるということを
今回教えていただきました。
前にも海自の将官選抜のシステム?を聞いたことがあって、そのときにリベラルさに
かなり驚いた記憶があるのですが、まあそういうことです。
「早い段階で自衛官人生が見える」という本文は実は訂正させていただいたほうがよさそうです。

ですから、本文の長田海将の海幕長の件も、兵学校の同期生の噂は実は間違いで、
ハンモックナンバーより実績が買われた結果であったと言えると思います。

東1佐が女子防大生一期なので、今そういうことが「さきがけ」になっていますが、
今も続々と現場に優秀なWAVEが増えつつあるので、何年か経てば
女性海将が必ず一人はいるというのが常態になる日は必ず来るでしょうね。
返信する
ロビさま (エリス中尉)
2015-03-07 22:10:22
初めまして!
最近忙しくてエントリを製作するのが精一杯の日々が続いており、お返事が遅くなって申し訳ありません。
そして、ありがとうございます。
東1佐が艦長だったのは「せとゆき」でしたね・・orz
早速それだけは訂正させていただきました。

東1佐が幹部学校付ですか。それは存じませんでした。
「付き」ということはわたしが目黒に訪問見学させていただいた時の福本海将の後任である
山下学校長の副官ということなのでしょうかね。

大谷2佐の配置も、これは噂をうかがったレベルですが優秀な方ならではのものだそうで、
これからしばらくは目が離せませんね。

ロビさんは模型の方なんですね。
>如何せん模型作りしてると出不精になってしまいます。
わかります(笑)
わたしもエントリ作成で出不精になるのを、情報収集のための外出でバランスを取っている状態です。
どうでもいい用事なら家にいてパソコンに向かいたいとついついなってしまうので、
これがなければわたしも引きこもりだったかも。
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海上自衛隊 (目指せ海上自衛官)
2015-03-10 21:51:59
興味深い内容どうもありがとうございます。女性初の海将補すばらしいですね。日本の女性のアドミラル姿見てみたいです。女性独特のあの制帽の縁にたくさんのカレーライスが飾られ、ベタ金を彷彿とさせるアドミラルたる階級章をお付けになるわけですね。私も女性士官の下で一度働いてみたいです。国防女子に出てらっしゃる方とかならかなりありえると勝手に思っている次第です。
また遅いコメント申し訳ございません。

実は私、私的な事情といいますか短期留学で2週間ばかり昭南島に来ているんです。おとといまで北海道だったので赤道近くは辛いです。

そんなことより、自分もWAVESにかんしてはうぇーブスとなってしまうからWAVEなんだよと厚木で冗談交じりに伺ったことがあります。
潜水艦の乗り組みは女性トイレなど無理なことはわかりますが、戦闘機なら体力的にいける方もいるのではないかと思ってしまいます。以前ブルーインパルスのテレビ特集で、将来はブルーに乗りたいから防衛大学校を受けるという女の子もいましたし。まあ何かしらあるのはあるんでしょうけどね。

雷蔵様
スコールのお話とても興味深いです。よく艦上では水は本当に食材より大事などと聞きますが、本当にそうなんですね、今昭南島におりますので、よりスコールのシャワー感が感じられております。
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